サトウキビで染めるやすらぎのある爽やか色合い「ウージ染め」
サトウキビで染めるやすらぎのある爽やか色合い「ウージ染め」
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初回投稿日:2014.08.31
最終更新日:2024.07.24
最終更新日:2024.07.24
黒糖の原料としてよく知られているサトウキビ。
沖縄にはサトウキビ畑がたくさんあり、ざわわーざわわーと
風になびくサトウキビ畑は、日常の中でよく目にする光景。
そのサトウキビを使う「ウージ染め」という染め物があります。
ウージとは方言でサトウキビのこと。
サトウキビ(ウージ)の葉と穂を煮出して作った染料で染めあげたウージ染めは、
色鮮やかな緑色をはじめ、黄金色など、
風になびくサトウキビ畑を思い起こさせるやすらぎのある爽やか色合い。
染料につける時間や、葉を刈り取る季節によっても少しずつ色が変化するため
ひとことに緑といっても様々な色合いを楽しむことができます。
葉が青々とする夏の時期には黄味が強く、冬には渋みがかった色に染まるんだそう。
ウージ染めには、主に2種類の織りがあります。
琉球織物特有の2色の糸を交互に循環させて織る算くずしの柄の”ヤシラミ織り”。
色調がグラデーションとなってとても美しい緑色が際立ちます。
また、竹串で糸を浮かせて立体的に柄を作り出す技法が”グーシ織り”。
沖縄県南部に位置する豊見城市(とみぐすくし)では、
ウージ染めを広く普及するために市内の道の駅「豊崎」JAおきなわ菜々色畑隣り、てぃぐま館内で
ウージ染め製品の販売、施設見学などを行っています。
かりゆしウェアーやストール、クロス、鞄など日常の中で使用できる製品が多くあり、
プレゼントやお土産にも人気があります。
ここにある多くは、ウージ色にふさわしいサトウキビをモチーフにしたデザインだとか。
織り機で染め上げた糸を織り上げる行程を見学したり、
運が良ければ、染色している光景や、糸巻きをしている光景を見ることができますよ!
1つ1つ糸から染め上げ丹精に織り込む行程を経て生まれるウージ染めの織物。
その作業を見ていると、とても愛着が湧いてきます。
また、施設内で"織り"と"染め"体験をすることもできるんです!!
“染め”の体験では好きなデザイン型を選んで自分好みの色を使用し15分程度。
また、“織り”の体験では、しおりやコースターを20分ほどで織ります。
特に機織りなんてなかなか出来ない体験!
手取り足取り教えて頂けるので、きちんと形になります(笑)。
染めのデザイン型は、可愛らしいキャラクターものも選べるので、子ども達が体験するのもオススメです♪
沖縄の太陽のもとで育ったサトウキビで染めた「ウージ染め」。
緑や黄色のさわやかでやすらぎある色合いを、日常の中に取り入れてみませんか。
豊見城市ウージ染め協同組合
- 住所 /
- 沖縄県豊見城市字豊崎1-1162
- 電話 /
- 098-850-8454
- 営業 /
- 9時00分~17時00分
- 定休日 /
- 年中無休
- P /
- あり
豊見城市観光プラザてぃぐま館
住所/沖縄県豊見城市字豊崎1-1162(道の駅豊崎内)
電話/098-856-8766
営業/9:00〜18:00
年中無休
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