石垣島「まるたか農園」で島野菜の料理体験! 沖縄料理のランチもお楽しみ!

石垣島「まるたか農園」で島野菜の料理体験! 沖縄料理のランチもお楽しみ!

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初回投稿日:2015.12.19
 最終更新日:2024.07.24

最終更新日:2024.07.24

石垣島「まるたか農園」で島野菜の料理体験! 沖縄料理のランチもお楽しみ! クリップする

琉球歴文化体験モニタープログラム

 

「まるたか農園」

 

新石垣空港から車で20~30分の場所にある「まるたか農園」は、畑の島野菜を収穫して調理できる体験学習農園。迎えてくれるのは、笑顔がチャーミングな高西タマ子さん。

 

笑顔がチャーミングな高西タマ子さん

 

マンゴー農家のタマ子さんが、10年ほど前からこの料理体験をはじめたのは、農家と観光客の交流の場をつくるため。以来、女性男性を問わずに、家族連れやグループの観光客をはじめ、島野菜の料理を習いたい地元の人までが訪れるという。

 

畑で旬の野菜を収穫し、タマ子さんと一緒に2品を作って試食して。そのうえ、タマ子さん特製の豪華ランチまでついてくるという約2時間のコース。途中、島野菜の話を聞いたり、ゆんたく(おしゃべり)したり。沖縄の話をあれこれ聞けるのもお楽しみ。

 

オクラ

 

体験は、沖縄ならではの野菜の話を聞きながら畑をまわるところからスタート。長命草、ゴーヤ、パパイヤ、島バナナに月桃、ピパーツetc. 南国ならではの島野菜やフルーツ、香辛料が畑にはいっぱい。

 

このときはオクラが収穫寸前で、先っぽが天に向かってのびることを知って驚いた。ふだんスーパーに並ぶ野菜の、畑での顔を見られるのもこの体験ならでは。

 

わさわさ茂った草は、なんとレモングラス!

 

こちらのわさわさ茂った草は、なんとレモングラス! そう、あの清々しい香りに癒されるハーブ。なんてダイナミックな生育ぶり♡と感心していたところで、「あとで、さんぴん茶に入れてあげるからね~」とタマ子さん。さんぴん茶+レモングラスなんて、聞いただけでおいしそう!

 

野菜の収穫

 

今回、畑で収穫したのは、ぴりりとした辛さが特徴のカラシナと、アフリカほうれん草の別名をもつハゼラン(シビラン)。

 

「おひたしとちゃんぷるーにしましょうね~」とタマ子さん。

 

カラシナ

 

かごにどっさりの野菜

 

「このあたりからポキンと折ってね」と教えてもらいながら手を動かしていると、あっという間に、かごにどっさり。キッチンへ移動し、いよいよ調理スタートです。

 

カラシナは根元を切って

 

カラシナは根元を切って、ざぶざぶ洗ったのち、塩もみしてちゃんぷるーとおひたし用に分け、ハゼランは葉っぱを摘み取りおひたしに。

 

ほんのり辛みのあるカラシナで作るちゃんぷるー。きっと、いい味のアクセントになるんだろうなと思っただけで、のどがごくり。

 

ハゼランのおひたし作り

 

まず先に、ハゼランのおひたし作りから始めます。葉をさっとゆでて、水けをぎゅっと絞ってトントン刻んで。

 

刻むとぬるっとした粘り

 

刻むとぬるっとした粘り。どうやらネバネバ野菜のもよう。初めて食べる野菜の口当たりを想像しながら器に盛り、ドレッシングをかけたらおひたしの完成。

 
ちゃんぷるー作り
 

お次はちゃんぷるー作り。にんじんとスーチカー(豚肉の塩漬け)を炒めて、カラシナも豆腐も加えて。味の決め手はタマ子さん特製のにんにく調味料と、最後に加えた香りづけのしょうゆ。フライパンからたちのぼる、にんにくじょうゆの香りがたまらーん!と思っているうちに……

 

3品のできあがり。カラシナのちゃんぷるーとおひたし、そして左が花を散らしたハゼランのおひたし

 

じゃじゃん。3品のできあがり。カラシナのちゃんぷるーとおひたし、そして左が花を散らしたハゼランのおひたし。

 

調理はとってもシンプルだから、子どもでも簡単にできるのがいいところ。

 

「野菜の苦手な子がね、畑で野菜を収穫して自分で料理したら、ちょっと食べてみようかなと興味をもってくれてね。ひと口食べたら、おいしいおいしいってお父さんの分まで食べちゃって」と嬉しそうに話すタマ子さん。

 

そのときのお父さんお母さんの顔が目に浮かぶ。すごく嬉しかっただろうなぁ。そんな楽しい思い出が子どもの味覚を育て、好き嫌いをなくしていくだろうから。

 

ぼんやりそんなことを思いながら食べたちゃんぷるーのおいしいこと。にんにくが絶妙にきいていて、カラシナの風味がアクセントになっていて。すぐに家でも作ってみよう。そう思えるのがタマ子さんの料理。応用がきくような、ちょっとした味つけの工夫や調理のヒントが嬉しいのだ。

 

ランチ

 

食べている間に運ばれてきたのが、こちらのランチ。目が飛び出ました、なんと15品。すべてタマ子さんの手作り。

 

ラフテー、紅いも、グルクンのソテーにジーマミ豆腐、アーサと島豆腐のおすいものなど、沖縄の郷土料理が目白押し。横でタマ子さんがにっこり笑いながら、ひとつひとつの料理を説明してくれた。

 

タマ子さん

 

ほっと心和む沖縄の家庭料理をいただきながら、おしゃべりに花を咲かせ、すべて食べ終わったときには、お腹も心も満たされて、かなりのまんぷくに。

 

リピーターでやってくる人が多いワケがわかったような、あっという間の2時間。料理体験はもちろんだけど、きっと一番の魅力はタマ子さんの笑顔。おひさまのような温もりと大らかさで包んでくれる人柄にひかれ、「また来ますね」と自然に言葉が出てきてしまう。

まるたか農園(島野菜の料理体験)

住所 /
沖縄県石垣市登野城2151-5
TEL /
0980-83-1665
営業時間 /
12時00分~14時00分

沖縄CLIP編集部

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