伝統のやちむんと若手のやちむん、両方がそろう器屋さん「Sprout」

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初回投稿日:2014.12.18
 最終更新日:2024.08.23

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伝統のやちむんと若手のやちむん、両方がそろう器屋さん「Sprout」 クリップする

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国際通りから徒歩7~8分にある「壺屋やちむん通り」は

陶房や器屋が並ぶ、お土産選びに人気のスポット。

琉球王朝時代から300年以上もの間、

「やちむん(やきもの)」の伝統を受け継いできた場所です。


Sprout 外観

 

その通り沿いにある「Sprout(スプラウト)」は、

ベテランによる伝統のやちむんと

伝統に個性が加わった若手のやちむんが並ぶ器屋さん。

この界隈では、希少なお店です。


 

「両方を置いているのは、『伝統』のものと

『今』の空気を取り入れたやちむんを

比べてもらいたいからなんですよ」と、

オーナーの宜保 清美(ぎぼきよみ)さん。

 

色、形、質感、紋様。

実際に見比べてこそ、それぞれのよさがわかるもの。

 

「入口はどちらからだっていいんです。

最終的にはやちむんの歴史や深さを知ってほしくて。

そして、やちむんを通して

沖縄の大らかさや包みこむような温かさを感じてほしい」

 

「芽」を意味するSproutという店名も、

この場所から新しい流れが生まれ、

風が吹いてくれたらと願いを込めてつけたそう。


 

そんな店内には、県内外に人気の若手作家の器がずらり。

壺屋やちむん通りでは、こちらにしか並ばないものもたくさんあります。

 

このコーヒー豆の器は、読谷村に窯をもつ

「工房十鶴(こうぼうじっかく)」のもの。


 

やわらかな表情の器は、名護市で作陶する「むろう窯」。


 

ほかにも、陶房 眞喜屋(とうぼう まきや)、

工房コキュ、工房ことりのetc.

どれも店に並ぶと、すぐに誰かの手元に渡ってしまうものばかりです。


 

変わってこちらは、登り窯で焼いた伝統的なやちむん。

紋様も色合いもやわらかく、登り窯ならではの味わいがある

照屋佳信(てるやかしん)さん作です。

 

素朴で温かみのある佇まいは、伝統の技だからこそ。

どこか懐かしくて、食卓をぐっと優しい表情にしてくれます。


 

「100年たっても200年たっても残る器を伝えたくて」

 

聞けば、やちむんの歴史やマメ知識を

ていねいに教えてくれる宜保さん。

 

愛するやちむんの未来をみつめながら

今日も訪れた人を温かく迎え、

沖縄の手しごとを伝え続けています。

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craft house Sprout

住所 /
沖縄県那覇市壺屋1丁目17-3 ジョトール壺屋102号
TEL /
098-863-6646
ブログ /
http://chsprout.ti-da.net/

沖縄CLIP編集部

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