地元住民に愛される、北中城村の名物まんじゅう「城まんじゅう」
地元住民に愛される、北中城村の名物まんじゅう「城まんじゅう」
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初回投稿日:2014.07.09
最終更新日:2024.04.23
最終更新日:2024.04.23
北中城村(きたなかぐすくそん)にある、
「城まんじゅう」(ぐすくまんじゅう)は、
地元住民に愛されるおまんじゅう屋さん。
お墓の前でピクニックのように先祖とともに
食事を楽しむ風習「シーミー(清明祭)」のときや、
手土産としても喜ばれている北中城村の名物です。
鮮やかな緑色のおまんじゅうは、
中城湾(なかぐすくわん)で採れた
生アーサのピューレを生地に練り込んだもの。
アーサーといえば乾燥したものが一般的ですが、
生のピューレを練り込こむことで、
より鮮やかでアーサ本来の風味が活きてきます。
アーサは、食物繊維とミネラルがたっぷり。
身体も喜びそうですよね。
北中城村には、世界遺産の中城城跡があり
観光客がたくさん訪れる。それなのに、
これと言った良いお土産がなくて寂しい」
そう思った店長の金城さん。
中城城が栄えた時代を想像してみたら、
お城の近くで、行き交う人びとにおばあがおまんじゅうを売っている、
そんなほのぼのとした風景が思い浮かびました。
そんなきっかけで、この場所にも、お土産にもぴったりだろうと、
「おまんじゅう」をつくることに決め、
さらに、北中城村の特産品であるアーサーを使用しました。
そうして、絵画の先生だった金城さんは一転、
2006年に「城まんじゅう」をオープンしたのです。
おまんじゅうは、職人さんがひとつひとつ手作り。
さっと蒸されたおまんじゅうは、ほくほくしっとり。
下に敷いたサンニンがアジアンな香りを漂わせます。
蒸す前は香らないのに、
蒸した途端にサンニンの香りが漂いはじめるんですよ。
おまんじゅうは、小豆・アーサー・ゴマの3種類。
甘すぎない味わいで、老若男女から人気なんだそう。
また、5個以上買うとサンニンで包装してくれます。
沖縄では昔からおにぎりやムーチー(沖縄のお餅)を
抗菌作用があるサンニンで包んできたんだそう。
他にも、アーサを使ったアーサいなりと
自家製麹漬けチキン(唐揚げ)はおすすめ。
具がアーサのみのシンプルないなりは、昆布出汁が効いた優しい味。
塩麹で漬けたことで柔らかくなったチキンは、
とってもジューシーで、これを目当てにくるお客さんもいるほど。
「いなりとチキン」。
沖縄独特のこの組み合わせは、
相性抜群なんですよ。
どれも片手で手軽に食べれるので、
海水浴やドライブなど、外出のおともにぴったり。
サンニンやアーサの沖縄の香りを楽しんで。
ぜひ、一度食べてみてくださいね。
城まんじゅう
- 住所 /
- 沖縄県北中城村字仲順230
- TEL /
- 098-935-3964
- 営業時間 /
- 9:00〜17:00(日曜日は15:00まで)(売り切れ次第終了)
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