連載/島の恵み、島の味 その13 スイカ

連載/島の恵み、島の味 その13 スイカ

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初回投稿日:2014.08.20
 最終更新日:2024.08.30

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夏の風物詩、スイカ。


 

日本各地で栽培されていますが、沖縄は日本一早い収穫地として知られています。

 

収穫時期はなんと12月から9月! 

長期間なので、クリスマスやお正月に冬の贈り物としても利用されています。

 

県内の各地で栽培されていますが、「スイカと言えば

やんばるの今帰仁村(なきじんそん)」といわれるほど、産地として有名です。

 

糖度が高く、瑞々しさとシャリシャリとした歯ごたえのある食感が特徴。

包丁を入れたとたん弾けんばかりに割れていきます。


 

初収穫が冬とはいえ、やっぱり暑い夏にスイカをいただきたいものです。

 

童心に戻って、そのままかじりつきたい気持ちを抑えつつ、

今日はちょっと大人向けの一品をご紹介。

 

かつて、東京に「ケセラ」という1軒のレストラン・バーがありました。

 

入り口に書かれた「おかえりなさい」という言葉に安らぎを求めて

自然と人が集まる穏やかな空間。

 

夏のあいだは、まず最初に

 

「今日スイカある?」

 

それほど私たちの夏を楽しませてくれるカクテル。

 

バーに流れるご機嫌なBGMを聴きながら、スイカラムを一口ずつ頬張るのがとっておきの楽しみ。

ラムに浸したスイカの味は、甘味と瑞々しさが増して食べやすいけれど

アルコールが強いカクテルなので、それなりの覚悟が必要。

 

そんな深い夜の懐かしいカクテルを、

沖縄のスイカと伊江島のラムで試してみることに。

当時のバーテンダーからレシピを伝授してもらいました。

 

 

【スイカラム】

 

材料

・今帰仁スイカ

・伊江ラム Santa Maria(ゴールド)


 

作り方

1.スイカを食べやすいサイズに四角くカットする。(種は除いておく)


 

2.涼しげなロックグラスに角切りにしたスイカを入れる。(カクテルグラスがあれば雰囲気UP!)

3.グラスに伊江ラムをグラスのサイズに合わせて7~8分目まで注いでいく。


 

4.グラスごと冷凍庫へ30分ほど冷やす。

 

☆POINT

スイカが完全に凍ってしまうと、硬くて食べにくくなるので

少し固まったかな? 程度で冷凍庫から出すのがコツ。

家庭の冷蔵庫の冷凍時間を確かめながら作ってみて下さいね。

 

スッキリとした甘さの今帰仁スイカに、オーク樽で熟成された

伊江島のサトウキビの絞り汁のみで作られた伊江ラムサンタマリアゴールドが良く合います。

 

まず、ラムが良く沁み込んだスイカを一口いただいてスイカを楽しみ、

その後、スイカの甘みが混ざったラムを少しずつ口に含ませて、

ラムとスイカの相性を確かめながらいただくのがお薦めです。

 

果物の甘みとラムの香りがお互いの良さをより引き立ててくれます。

作り方も簡単なので、是非お試しください。


 

BAR FLASK

レシピ提供 /
Barman エノチン
住所 /
東京都港区南麻布5-2-9
TEL /
03-3473-2119

monobox(河野哲昌・こずえ)

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