もちもち麺の沖縄そば

もちもち麺の沖縄そば

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初回投稿日:2014.10.16
 最終更新日:2024.04.23

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生麺を使った沖縄そばは、もちもち食感。

つるっとした縮れ麺には、お出汁が良く絡みます。

 

そんな沖縄そばを頂けるのが、北谷町(ちゃたんちょう)にある「一本松」です。

昼はそば屋、夜は酒膳処として、地元住民が足しげく通います。


一本松に来たら、ぜひ食べて欲しいおそばがあります。

それは7時間じっくりと煮込んだソーキがのった「ソーキそば」。

ひと口食べれば、口の中でふわっととろけるソーキは、他ではなかなか味わえません。

また、食感のアクセントになるのが、さっと茹でたシャキシャキの「もやし」。

お出汁はというと、鶏ガラ・豚ガラ・鰹節・魚骨ベースで、ふんわりと広がる、魚介の風味が食欲を湧かせます。


生麺

 

なんといっても、一本松のこだわりがこの生麺です。

太麺と細麺の2種類を合わせることで、つるつるとした口当たりに、少しコシのある、もちもちとした食感が楽しめます。


生麺を茹でる

 

また、生麺は一般的な蒸し麺に比べると、ゆで時間が長く、7分ほどかかります。

早く食べたいところですが、そこはじっと待って、出来上がった熱々のおそばを味わって欲しいです。

 

また、沖縄そばとタコライスを掛け合わせた「タコスそば」など、チャンプルーなメニューが揃う一本松。

他にも、麻婆豆腐そばや、イカスミそば、豚骨そばなどバラエティー豊か。


タコスそば

 

なかでも、人気があるのが「カレーそば」。

さらりとしたカレーベースのお出汁に麺が絡み、具材である炒め玉ねぎと豚肉が相性抜群です。


あつおちゃん

 

そこへ加えて欲しいのが、こちらの「あつおちゃん」。

乾燥させた、唐辛子とニンニクをブレンドしたシンプルな調味料です。

一本松の常連さん、あつおさんが発案し、店主の喜友名(きゆな)さんが開発したという、このスパイス。

ぱらりとおそばに振りかけて、いただきます。

ニンニクの香りに、唐辛子の辛さがヤミツキに。

「辛いけど、美味しい」とつい、ひと言こぼれてしまいます。


喜友名さん

 

「自分が食べたいそばを、模索していたら生麺に出会ったんです。

それからは、お店でも生麺を使っています。自分はそば好きだから…。」と喜友名さん。

飾らない味だけれども、時間と一手間が加わったおそばは、ほっこりとした気分にしてくれます。

 

昼夜を問わず常連さんが集う一本松。

そこには、賑やかな声と、沖縄ならではのゆったりとした時間が流れていました。

 

オーソドックスなメニューから、チャンプルーなものまで。

さまざまなメニューが揃うので、何度も通って、あたらしい味にチャレンジしてみるのも良いですね。

 

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そば&酒膳処 一本松

住所 /
沖縄県北谷町字桑江586-13
電話 /
098-936-3020
営業時間 /
11時00分~13時30分 17時00分~21時00分
定休日 /
火曜日、水曜日

沖縄CLIP編集部

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