ブランド肉・伊江牛をカジュアルにいただける『エースバーガー』
ブランド肉・伊江牛をカジュアルにいただける『エースバーガー』
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食べる
初回投稿日:2015.10.28
最終更新日:2024.03.27
最終更新日:2024.03.27
沖縄本島北西部、本部(もとぶ)半島からフェリーでおよそ30分。伊江島といえば、『タッチュウ』や、『伊江ビーチ』など見所満載。周囲22.4km、それほど起伏も激しくないので、自転車で周るのがちょうど良い、手頃な離島です。それでも、あれこれ見て周ったら、アっという間にお腹ペコペコ! そんな時は、やっぱり“肉”をがっつきたいですね。
島南部の中心街、役場のほど近くに位置する『エースバーガー』は、創業41年の超が付く老舗。長きに渡って、島民の胃袋を満たしてきました。カフェでもダイニングでもない、ここはあくまでも“洋食店”。レトロ感たっぷりレンガ作りの外観は、昭和の息吹を感じさせる味のあるたたずまい。地元に根づいた懐かしい風情に、どこかホっとさせられます。
店名通り、ハンバーガー&ハンバーグを中心に、ステーキ等肉料理の他、タコライスや沖縄そばなど、和洋問わず、メニューは豊富。イチオシは、もちろん看板メニューの「エースバーガー」(350円/税込)。伊江牛(※)のハンバーガーを頂けるのは、島内でもこちらエースバーガーのみ。これは外せませんね。
ミネラル豊富な潮風がそよぐ牧草地で、のびのびと育てられてた伊江牛。程よい柔らかさと繊細な肉質、赤みと脂身のバランスの取れた豊かな風味が特徴です。このブランド牛を、ミンチで100g使用した、贅沢極まりないファストフード(笑)です! ふっくら食感の温かいバンに、ジューシーな肉質がしっかりマッチ。島で採れたキャベツやトマト、キュウリなどの新鮮な生野菜との相性も抜群。16年前から、店の看板メニューとして本格的に展開させてきたという、説得力と安定感が光ります。
イートインの時間があらば、同じく伊江牛を使った「ハンバーグステーキ」(スープ・サラダ・ライス付き 1,200円/税込)はいかがでしょう。濃厚な味わいはまさにエース級。豊潤な肉の旨味がギュっと詰まり、コクが浸透した濃厚な風合いがたまりません。直火にかけた目玉焼きとのコンビネーションもばっちりです。
そしてもう一つ。こちら伊江牛の使用ではありませんが、ボリューム満点の「リブロースステーキ」(スープ・サラダ・ライス付き 1,700円/税込 )は、店主イチオシ! 見てください、このしたたる肉汁… ほとばしるシズル感… 厚さ10mm以上は裕にある、破壊力抜群のボリューム! 迫力満点、問答無用、まさに「肉」とはこのことを言うのではないでしょうか。
味付けは「企業秘密」という、様々な妙味が潜んだ特製ソース。そして、レモン&バターもアクセントがアクセントに。もちろん沖縄風に、A1ソースをお好みでどうぞ。ドドーンと贅沢に300gを、腹ペコさんにはたまらない逸品。食後の満腹感&満足感は、想像を絶します(笑)。ちなみに、最上級メニューとして「伊江島牛のステーキ(250g)」(4,000円/税込)もありますが、こちらは前日までに要予約です。
さてさて、ステーキの調理現場を少しだけ拝見。まずは、火通りをよくするために、ミネで、叩くように、縦横何本も丁寧に筋を入れ、下準備OK。熱した鉄板に乗せたら、すぐに、下味のソースをオン。そのままじっくり1〜2分焼き加減を確かめつつ、頃合いを見て裏返しに。ジュ~ジュ~… この生肉が焼きあが音&匂いは生唾もの… 強力に食欲を刺激してくれます。オーナーシェフの新川さんの滑らかな手さばき、そして決まりきったルーティンは、まさに職人そのものでした。
ところで、ふと裏口を見ると、なんとそこには「ドライブスルー」が! お昼時には、地元のお客さんがせわしなく入ってきます。但し、エースバーガーはもちろん作り置きなどありません。注文を受けてからの調理となるので、お昼時やメニューによっては15分ほど待つことも(笑)。お急ぎの場合は、前もっての電話注文をお忘れなく。
ということで、伊江島でお腹が空いたら... 伊江牛をカジュアルに味わえる「エースバーガー」2・3個を、ちょろっとテイクアウトして、タッチューの頂きでおいしく頂きましょう〜(笑)
エースバーガー
- 住所 /
- 沖縄県国頭郡伊江村字川平136番地
- 電話 /
- 0980-49-2052
- 営業時間 /
- 11時00分~19時30分
- 定休日 /
- 火・水
※現在、沖縄の黒毛和牛は、JAおきなわにより「おきなわ和牛」ブランドで統一(地域団体商標登録)されており、「伊江牛」もそのうちの一つですが、当記事では分かりやすく、「伊江牛」と表記させていただいております。
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