沖縄で珈琲を育てるヒロ・コーヒーファーム

沖縄で珈琲を育てるヒロ・コーヒーファーム

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初回投稿日:2013.09.25
 最終更新日:2024.07.29

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高速道路を降りてさらに1時間ほど北上する。
東村高江にあるヒロ・コーヒーファームは、オープンして20年がたつ。
足立朋子さんが父・ヒロさんの跡を継いで3年半。ヒロ・コーヒーファーム

周りを見渡せど民家もあまり見られない。
那覇から車でおよそ2時間ほど。
ようやくたどり着いたヒロ・コーヒーファームは
大きな大きな空のした、緑に包まれて、
カラフルな小屋がポツンと建っている。

雑誌の中で見たブラジルの珈琲農園? もしくはハワイの田舎?
そんなことを思ってしまうような、異国のような雰囲気。
ともかく自然のエネルギーに満ちていて、心が癒されていくのを感じる。

ヒロ・コーヒーファーム

ヒロ・コーヒーファーム

実は昨年の台風でこれまで育ててきた珈琲の木が壊滅的な被害を受けてしまった。
その後7ヶ月間の休養期間を経て、足立朋子さんと、
再開のために移住してきた小林敬礼(ノリ)さんのふたりで、
仲間たちの力を借りながら、ようやく今年の4月にカフェとして営業を再開した。

再開といっても1,000坪ほどの畑はまだ復旧が手つかず。
お店の裏にある200坪の畑は200本あった木の中で、
ダメージの少なかった50本ほどの木が再生中だ。

客席は再開直前に吹き飛ばされてしまったテラス席の
廃材を利用して、ノリさんが手作りした。
現在は、ここで栽培している珈琲の木のルーツである
ブラジルの品種を輸入し、少しずつ丁寧に焙煎しながら提供してる。

再びこの場所で珈琲豆を収穫するまでには、
早くても2〜3年はかかるという。

ヒロ・コーヒーファームのコーヒープリン

「父に跡を継ぐねって約束していたんです。今回のことは
また一から出直しなさいってことかな、と思ってます」
だからコーヒーも、自家製の卵を使ったコーヒープリンも
メニューは全て20年前のオープン当時の値段。

コーヒーの木

店の裏の畑で、今年唯一ついたつぼみと実を見せてもらった。
「次の満月の日に、花が咲きます」とノリさんが笑った。
これがきっと、あたらしいヒロ・コーヒーファームのささやかな一歩。

いまはノリさんが焙煎し、朋子さんが丁寧に淹れた珈琲を飲みながら、
また沖縄産の珈琲が飲める日を、楽しみに待ちたい。

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ヒロ・コーヒーファーム

住所 /
沖縄県国頭郡東村高江85−20
TEL /
0980-43-2126

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