緩やかな中にも凛とした美しさのある器は、日常使いにもプレゼントにも♪ 首里の『decco(デコ)』で出合ったやさしい器

緩やかな中にも凛とした美しさのある器は、日常使いにもプレゼントにも♪ 首里の『decco(デコ)』で出合ったやさしい器

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初回投稿日:2016.02.17
 最終更新日:2024.07.30

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那覇市内を運行するゆいレールの首里(しゅり)駅を降り、歩いて数分のところにお店を構える『decco(デコ)』。一歩足を踏み入れると、そこは凛とした空気感を持つ空間で、思わずキリリと背筋が伸びるようでした。

『decco(デコ)』の店内
 
小ぢんまりとした店内に並べられているのは、真っ白で無駄のないシンプルなデザインの食器たち。透き通るような白い器は、女性らしい優しさと柔らかさも兼ね揃えています。実際に手に取って「どんな料理を盛りつけよう?」とイメージをしながら見てまわるのも楽しい時間です。

皿にお菓子
 
こちらは和洋を問わず、料理にもお菓子にも合う万能アイテム。取り皿としてもぴったりなサイズです。

花びらをイメージしたフラワープレート
 
ティータイムには、花びらをイメージしたフラワープレートを♪

バタフライカップ
 
カップに止まる蝶々を取っ手に見立てたバタフライカップとセットで購入される方も多いそうです。珈琲や紅茶はもちろん、ゼリーやアフォガートなどの冷たいデザートも似合いそうですね。

deccoの代表者 仲村 盛隆(なかむら もりたか)さん
 
作品を手がけるのは、deccoの代表者 仲村 盛隆(なかむら もりたか)さん。昔からモノづくりに興味があったため、大学では陶芸を専攻したと言います。卒業してから数年間は自分の中で作品のイメージを膨らませ、後に陶芸家としての道を歩み出すことに。
サポートするのは、店長で奥様の聡子(さとこ)さん。男性の手によって作られた作品を、女性・主婦の視点に立って考え、毎日の使いやすさや扱いやすさを考慮して助言提案するのが彼女の役目。おふたりは夫婦二人三脚で作品を作り上げる“ユニット”なのです。

deccoの作品は全て磁器で作られています
 
焼き物は大きく分けると、土から作る「陶器」と、陶石と呼ばれる石の粉末を粘土状にして成型する「磁器」のふたつがあります。 沖縄の器と言えば、やちむん(=陶器)が有名ですが、deccoの作品は全て磁器で作られています。繊細な薄さと美しいシルエットにこだわりたかった盛隆さん。「人と違うことをやってみたかった」という思いもあり、磁器を作ろうと決めたのだそうです。
 
deccoの作品は全て磁器で作られています
 
ひんやり、そしてすべすべとした手触りで、まるでキメ細かい女性の肌のよう。美しい外観だけではなく、軽くて扱いやすいもの魅力です。作品を購入し、実際に使っている方からは「洗いやすい」「食器棚にしまいやすい」と高評価。電子レンジと食洗器の使用も可能です! デザイン性も実用性も兼ね揃えた器は、プレゼントとしても大変人気だそうです。
 
ワイングラス
 
窯で焼く際にステム(脚)が曲がってしまうため、難易度がかなり高いとされているワイングラス。「皆が避けて通るところに挑戦してみたかった」と言います。
 
カップとスプーン置き
 
主役にも料理の引き立て役にもなってくれる色。「毎日使ってほしい」という思いから、作品はシーンを選ばず活躍する、自由度の高い白を使うようになったのだそう。
 
血液型の磁器
 
赤をテーマにしたグループ展では、なんと白の素材で赤を表現しました。A、AB、B、O… お分かりですか? そう、血液型です。
 
マグをキャンバスに描いた一枚の絵とカップをイメージした花器
 
画家の眞榮田 文子(まえだ あやこ)さんが「毎日同じカップで珈琲を飲みたい」とdeccoで購入したマグをキャンバスに描いた一枚の絵。この作品を見た盛隆さんが次に手がけたのは、絵に描かれたカップをイメージした花器でした。作品と作品で言葉のキャッチボールを楽しむおふたり。気持ちを表現するのに、言葉や文章は必要ないのかもしれません。
 
異業種の方とコラボレーションすることで、新しいひらめきやアイデアが生まれることも多いと言います。そして、お客様の希望や会話がヒントになって進化した作品も。
 
作品
 
同じように見えてもひとつひとつ微妙に異なるのは、手作りの良さでもあり、あたたかさや面白さなのかもしれません。
 
花器
 
「使うシーンをイメージし、現代人の生活スタイルに合った作品作りを心がけています」と盛隆さん。ワイヤーで吊るす空中花瓶は、小さな子供のいる家庭でも安心して使えます。
 
decco(デコ)の商品
 
花器
 
インテリアの邪魔をしないシンプルで清潔感のあるアイテムは、人への贈り物としても、自分へのご褒美としても良いかもしれません♪
 
緩やかな中にもどこか硬質な気品を漂わせる作品の数々は、毎日の暮らしにささやかな心のゆとりをもたらしてくれそうです。
 

decco

住所 /
沖縄県那覇市首里鳥堀町4-89-5 久場アパート1F中
電話 /
098-884-8587
instagram /
https://www.instagram.com/decco.jp/
blog /
https://decco.ti-da.net/

舘 幸子(たち さちこ)

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