沖縄夏の最後の大規模野外音楽イベント、残波JAM
沖縄夏の最後の大規模野外音楽イベント、残波JAM
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歴史文化
初回投稿日:2015.11.11
最終更新日:2024.03.27
最終更新日:2024.03.27
灼熱の様な夏、海風が冷える冬より野外のイベントをやるなら秋がベストシーズンの沖縄! 9月〜11月にかけては野外イベントが目白押しです。秋といっても本土と違い、晴れたらTシャツ一枚で過ごせます。私Sandyは屋外イベントのカメラマンもやっているのですが、おかげさまで秋の間は週末のイベント撮影がびっしり!フードイベント「OKINAWA FOOD FLEA」に始まり、「サットサンヨガフェスタ」、ビールイベント「OKINAWA OCTOBERFEST」、そして先月末は音楽イベント「残波JAM」の撮影でした。
この残波JAM、以前はその名の通り残波岬で開催されていたのですが、今年から沖縄本島北部の屋我地島(やがじじま)に場所を移しました。
音楽のジャンルはロックも沖縄民謡も、ヒップホップもレゲエも、DJが流すダンスミュージックも、本当に様々。今年はUKからレゲエ界のレジェンドJah Shaka、ジャズバンドSOIL&"PIMP”SESSIONS、ギターポップ界からは曽我部恵一、沖縄からはラッパーRITTO、Jamバンド犬式の復活(!)など盛りだくさんでした。いろんなジャンルの音がJAM(即興で演奏)をする、このイベント自体がJAMなのです。
撮影も特に決まったタイムテーブルは無く、「カメラマンは複数いるけど、それぞれが自由に撮ったら撮影するアーティストが被ったり、誰も撮ってないアーティストがでてきたりしない?」と聞いたら「そこもJAMなんで!」と言われました(笑)。そんな自由なイベント会場には、音楽以外にも色々なお楽しみが用意されています。
藍染めや塩炊きのブースがあったり、子供用のトランポリンが用意されていたり。フードブースでは絞りたての蜂蜜を試食販売したりしていました。朝方にはヨガの時間もあります。
3日間と期間も比較的長いので、私は友人達とキャンプインしながら撮影しつつ、お酒を飲みつつ、踊りつつ、美味しいものも食べつつゆんたくしつつ、ゆったり過ごす事が出来ました。大人も子供も犬もネコも、みんな自由にそれぞれの時間を過ごしていたのが印象的でした。
実は最近知り合った沖縄に来たてのカナダ人、フランス人の留学生3人にこのイベントを紹介したらとても興味を持ってくれ、今回ボランティアとして参加してくれたのです。サットサンヨガフェスタにも来てくれていたのですが、留学したてでいきなりディープなイベント続きで大丈夫かな? という心配をよそに、みんなかなり楽しんでいた様子でした。
外国人や観光客の方々には、ちゅら海水族館や首里城などの観光地ももちろんちゃんとおさえて欲しいところですが、個人的にはこういうちょっとディープな遊び場に来て、そのリアルを体感してほしいな、と思っています。というのは、沖縄の面白いところはこういう数千〜1万人の集客がある規模のイベントですら、大きな企業が中心になっているわけではなく1飲食店の店主やミュージシャンだったりが手づくりで開催していることも多いため、とてもあたたかみがあるのです。本土出身のオーガナイザーも多いですが、この沖縄という土地にインスパイアされ、より深くそれを楽しめるように努力しているので、この土地が持つ良さも活かされています。
ここ数年は本当に様々なイベントが行われているので、是非沖縄CLIPでイベントをチェックして新しい沖縄を再発見してくださいね!
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