自然とともに暮らしているたくましい島んちゅ。石垣島の暮らし。

自然とともに暮らしているたくましい島んちゅ。石垣島の暮らし。

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歴史文化

初回投稿日:2014.11.22
 最終更新日:2024.08.01

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「石垣のいいところは?」

って、たまに聞かれます。

 

海はすばらしくきれいだし、山だって魅力的だし、

たくさんたくさんあるけれど、

私がまずこたえるのは、とても豊かな島である、ということ。

そして、自然とともに暮らしているということ。

 

魚をとってきてくれる海人(うみんちゅ)さん、

野菜やくだものを育てる農家さん、

牛を養う牛飼いさん。

 

そんな、自分たちが口にするものを

誰がどんなふうにして、採ったり、育てているのか

小さな島なのですべてがすごく身近。

 

石垣島に移住する前は東京に住んでいたわたしにとって

それはとても新鮮で、エキサイティングで、頼もしい。

 

海でバーベキューをすると、その場で採った魚や貝やイカを

すぐさばいて生で食べたり、焼いて食べたり。

 

 

そんなたくましい島人たちがとてもかっこいい。

 

道を歩けば、食べられる草や木の実がたくさん。

庭にパパイヤやバナナがなっているのも普通だし、

冬はアーサやモズクを海へとりに出かける。

お米は毎年、日本一早い新米ができて、

なんなら、三期作までできる。


 

そして、そのことへの感謝や祈願も欠かさない。

 

 

豊年祭、結願祭、種子取祭、ハーリー。

自然とともに暮らしているからこその年中行事。

 

実はいま、石垣島と竹富島では夜間断水をしています。

今年極端に雨が少なく、水不足が深刻です。

これもやはり、小さな島暮らしで、自然と密接しているからこそ。

小浜島では先日、約25年ぶりに雨乞いの儀式が行われました。

 

「小さい島にそんなに長くいて飽きない?」

と聞かれることもけっこうありますが、

7年住んでいても、心ときめくことがまだまだたくさん。

 

数少ない、八重山在住のライターとして

島に暮らしているからこそわかる魅力や日常を

もっともっと伝えていきたいです。

 

 

笹本 真純

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