ソルトコーディネーター青山志穂

ソルトコーディネーター青山志穂

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歴史文化

初回投稿日:2013.12.04
 最終更新日:2024.04.09

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沖縄は塩の名産地。

たくさんの製塩所があって、いろんな製法で百数種類の塩が作られています。

小さな島でたくさんの種類の塩が作られているのは、世界的にも珍しいそう。

 

そんな沖縄には、世界で唯一の「ソルトコーディネーター」がいます。

ソルトコーディネーターとは、塩の専門家として、

消費者の求める塩を的確に判断し提案したり、

消費者の意見を生産者に伝えたりと、

塩の生産者と消費者をつなぐ役割を担っているそうです。

 

ソルトコーディネーターの青山志穂さんは「超」がつくほどの塩マニア!

趣味も、仕事も「塩」の素敵な女性です。

 

青山志穂

 

 

青山さんと塩の出会いは、6年前。

「よく、沖縄にきたのは塩の為でしょ? って言われるんですけど

そんなドラマチックな展開じゃないんですよ。(笑)」

もともと内地の大手食品メーカーに勤めていた青山さん。

沖縄移住後、転職先を探していた時に、偶然見つけた塩の専門店の求人広告。

面接を受け、すぐ採用されたのが青山さんと塩との出会いのキッカケだったそうです。

 

それから文献を読み漁り、塩を一つづ舐めては

味を確認するという地道な作業で塩について猛勉強。

勉強するうちに塩の楽しさに魅了され、

この楽しさを多くの人に伝えたいと思い。会社を退職。

2012年5月に日本ソルトコーディネーター協会を設立したことで、

世界でも初めて「塩」にスポットをあてた専門家、

ソルトコーディネーターが誕生しました。

 

青山さんの事務所の棚には世界中から集められた塩がズラリ!

 

 

 

「買った塩は必ず味見をして、頭に味を入れて棚にしまいます。

他の事はなかなか覚えられないのに、趣味で仕事だとスッと頭に入ってくるんですよ!」

スッと頭に入ると言っても、棚に並んでいる塩の数は540種類もありました…。

 

 

そんな青山さんが今一番お気に入りの塩が

「きらりん」と言う与那国島のお塩!

 

 

とげとげとしたしょっぱさもなく、

後味のひかないスッと消えていくスッキリとした透明感のある味わい。

パラパラとちりばめると見た目もきれいで、

柔らかくサクサクとした優しい食感を楽しめます。

豆腐にオリーブオイルと一緒にかけて食べても美味しいそうですよ。

 

沖縄の塩を作っている職人さんに直接会いに行き。

塩に対する想いや、塩の歴史、製法をつづった「琉球塩手帖」という本も出しています。

何気なく使っていた塩が、手元にくるまでの物語が詰まった「琉球塩手帖」。

塩について興味をもたれた方は、是非読んでみてくださいね。

沖縄CLIP編集部

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