沖縄の旬の野草とオーガニック料理を赤瓦の古民家で。沖縄市のヤソウカフェyamacha
沖縄の旬の野草とオーガニック料理を赤瓦の古民家で。沖縄市のヤソウカフェyamacha
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食べる
初回投稿日:2013.12.10
最終更新日:2024.08.02
最終更新日:2024.08.02
沖縄市の細い路地を抜けると、ひっそりとある赤瓦の古民家が「ヤソウカフェyamacha」。
店内には沖縄県内の作家さんの雑貨が並び、すべて座敷で小さなお子さん連れでもくつろげる空間です。
ここでは手作りの石釜でゆっくり焼き上げられたパンや、地産地消のお野菜、沖縄の旬の野草をふんだんに使ったお口にも体にも美味しいお料理が食べれます。
5年前にこの古民家に引っ越して来たオーナーの加藤さん一家。
たまたま遊びに来た旅人が裏庭にあったせんだん草を見て、「この花は食べれるんだよ」と教えてくれたのが野草に興味を持ったきっかけ。それなら他の野草ももしかしたら食べれるんじゃないか、と気になりだしました。
その後、古書店で沖縄の野草図鑑を何冊も購入し裏庭にある草は何の草で、どんな効能があるのかを調べ、近所の物知りなおばあにも聞き、ひとつひとつ確かめることに。
「たとえばセンダングサは抗酸化作用があったり、糖尿病や動脈硬化を予防する作用があったりするんです。
昔の人は体の調子が悪くなるとお薬を飲む変わりにちゃんとそれに効く野草を摘んで食べていたりしてたんですよ。何が何に効く
か全部知っていたんですね」
最初は家族の為にと思って摘んでいた野草だったのですがやがて、こんなに体にもよくて素晴らしい文化をもっと知ってもらいたいと思い、2年前にお店をオープンすることを決意しました。
野草は育てるわけではなく裏庭に勝手に生えているものを摘んでいるだけ、お水も何もあげない『ほったらかし農法」。
オーダーが入ると裏庭に行きせっせとその場で野草を摘んでから調理し始めます。
現在裏庭にある野草は50種類以上、年間を通すと100種類以上もあるそう。
家族連れも多いので、子どもたちも食べやすいようにとピザやパスタなどのメニューは、野草をそのまま乗せずにペーストにするなどアレンジしています。「本日のプレート」につかっているチキンに乗っているあんかけにも、センダングサ、クミスクチン、サクナ、オニタビラコとふーちばーの5種類の野草が混ぜられていました。
沖縄の野草のクミスクチンは腎炎や高血圧、糖尿に効くといわれサクナは長命草として有名です。
口に含むと少しほろ苦く、香味野菜のようにアクセントになっていました。
「雑草、野草、野菜の境目ってなんだろうって思って。食べれるって知っていたら雑草だと思っていたものも野草になる。
スーパーに並んでいるものだけがお野菜じゃない。実は買いに行かなくても身の周りには食べれて体にいいものって沢山あるんですよ」
Yamachaの野草料理は、暮らしの中の小さなヒントになるかもしれません。
ヤソウカフェYamacha
- 住所 /
- 沖縄県沖縄市久保田1-21-12
- TEL /
- 098-927-0554
- Webサイト /
- http://yamacha.ti-da.net/
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