GWおすすめ!今年もやっぱり『伊江島ゆり祭り』

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初回投稿日:2015.04.30
 最終更新日:2024.04.23

GWおすすめ!今年もやっぱり『伊江島ゆり祭り』

この記事は、2015年に開催された「伊江島ゆり祭り」のレポート記事です。2023年の当イベントは、記事の最後でご紹介しています。
 
沖縄のGW期間中の大型イベントで、おすすめなのは『伊江島ゆり祭り』。祭り会場の伊江島のリリーフィールド公園には100万輪のテッポウユリが咲き、期間中の土日祝日には各種イベントも盛りだくさん。
 
伊江島最大の観光イベントで、フェリーも臨時増便を出すほどの賑わいをみせています。

 
今年でちょうど20回目の節目を迎え、伊江島のゆるキャラ『タッちゅん』も新登場!

 
『タッちゅん』は、帽子が伊江島タッチュー(城山)にユリの花飾りで、特産のジーマーミー(ピーナッツ)を身につけ、背中には島ラッキョウを抱えた可愛いヤツ。
 
さっそく子供たちにも大人気で、ステージに上がり込んできウーマクー(元気なキッズ)たちに包囲されていました。

 
祭り期間中の週末や祝日に行われているイベントの見所は、その日ごとに内容が違うこと。なかでも、伊江島伝統の唄と踊りは注目でした。
 
沖縄本島と船で30分しか離れていないのに、本島には無い芸能の数々。しかも、島の字(集落)ごとに、独自の演目があるといいます。また踊り手の手足のさばきかたなど、琉球舞踊には見られないような独特の所作も特徴的ですので、ぜひ動画でご覧ください。
 
 
ふだんは、青年をはじめ大人が演舞するのですが、この祭りでは地元の子供たちが一生懸命演舞します。小学校では、5年生から伝統芸能を習いはじめ、学芸会などいくつかの舞台を経験しながら、最後の大舞台が、ゆり祭りの会場になるそうです。こうやって、伝統が継がれていくのですね。
 
 
最初の映像は『シティナ節』。黒の頭巾でほっかむり姿は、沖縄の他の地域ではまず見られません。
 
ほかにも、世界一短いといわれる『じゅうに』という演目もありますので、動画でお楽しみください。(そして、気になったかたは、ぜひ伊江島へ!)

 
また伝統芸能のほかにも、県内外で活躍しているアーティストのステージなども見ることができ、この日は、池田卓さん(西表島舟浮出身)のライブが行われました。
 
「子どもの頃はおばあちゃん子でもあり、島のみんなに育てられたようなもの」と故郷の島での話を交えながら、彼の十八番『♪島の人よ』などを心をこめて熱唱。同じく島で暮らす人々の心をとらえていました。

 
そのうち陽も暮れはじめ、白いユリの花が夕陽に染まっていきました。黄昏時の花畑はとてもロマンチックでしたよ。

 
イベントステージが終わる頃には、すっかり辺りも暗くなっていましたが、夜になるとユリの香りが一段と増していました。じつは、夜のほうが一番香りが強くなるとのこと。
 
夜風に吹かれながら、月夜の下のユリもとても美しかったです。

 
伊江島へのアクセスは、本部港からフェリーでわずか30分。運賃も往復で1370円(子供料金は往復690円)。そして、ゆり祭りの入場料は無料ですよ。
 
ぜひこの機会に、伊江島を観光してみませんか!

■ 編集部追記
次回は以下の日程で開催予定です。ぜひご参加ください。

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< 伊江島ゆり祭り >伊江島・リリーフィールド公園

会期 /
令和6年4月27日(土)~令和6年5月5日(日)
※イベント等詳細は、3月末までに決定し、公表する予定となっております。
Webサイト /
https://www.iejima.org/document/2024011100014/

桑村 ヒロシ(KUWA)

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