サバニ帆漕レース(座間味島)

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歴史文化

初回投稿日:2014.06.20
 最終更新日:2024.04.18

サバニ帆漕レース(座間味島)

この記事は、2014年に開催された「サバニ帆漕レース」のレポート記事です。次は2024年6月30日(日)に開催予定です。詳しくは、記事の最後でご紹介しています。

沖縄本島の那覇泊港から西へ約35kmの距離にある座間味島(ざまみじま)。
その距離を、沖縄伝統のサバニ船に帆をかけ、大海原を手漕ぎで横断するというレースがあります。
「帆をかけ、漕ぐ」という昔ながらのスタイルから、大会名は、『サバニ帆漕(はんそう)レース』といいます。
開催時期は、夏至南風(カーチベー)が吹く梅雨明け頃(6月下旬)に毎年行われていて、今年で15回目を迎えます。


かつて座間味島では、サバニ船は漁で使われていたほか、物資の運搬にも使われていました。
船いっぱいに島でとれたスイカを積んで本島まで海を渡って行商していたそうです。

このレースは、先人たちがサバニで渡ってきた姿を、現代に蘇らせたのです。
夏至南風の風に乗って船を帆走させる技術を、レースというかたちで継承しているともいえます。



2014年の『サバニ帆漕(はんそう)レース』は、6月22日(日)に開催予定です。
またその前日の21日(土)には、座間味島内でプレレース『マリリンカップ』が開催予定で、座間味港~無人島の嘉比島(がひじま)~古座間味ビーチ(ふるざまみ)までのコースを航行しますよ。 (この日のゴールは、翌日本番のスタート地点になります)



近年では、サバニ帆漕レースのスタートシーンを見送るために訪れる観光客も増えているのだそうです。
(当日朝は、神人による安全祈願のセレモニーもあります)
海のロマンを感じさせるこの大会を観に、座間味島へ行ってみませんか!



 

■ 編集部追記
次は以下の日程で開催予定です。ぜひご参加ください。
<第25回サバニ帆漕レース>
日程/令和6年6月30日 開催予定
Webサイト/http://www.photowave.jp/sabani_s/
随時、本ページまたはSNS/ X(旧ツイッター)などでお知らせします。
 

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桑村 ヒロシ(KUWA)

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