【沖縄CLIPマルシェ】古酒にこだわり続けるやんばるの『山川酒造』
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初回投稿日:2018.05.29
最終更新日:2024.08.22
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かつては首里(しゅり)王朝の管轄下でしか造ることの出来なかった、600年の歴史をもつ泡盛。しかし、戦争でほとんどの酒造の泡盛が壊滅状態に。
戦後、首里から避難していた酒造りの経験を持つ人々によって再び泡盛の産声は上がります。自然豊かな沖縄本島の北部・本部町(もとぶちょう)で、「寝かす」ことにこだわりをもって泡盛を製造する『山川酒造』。
初代・山川宗道(やまかわそうどう)氏は、南米・ペルーへ移民して醤油作りなどをして生計を立てていました。一時帰国した際に戦争が始まったためペルーへ帰国することなく、戦後混乱のなか、やんばる(沖縄北部のこと)で酒造りをスタートさせることになりました。
その後、琉球政府によって酒造免許制度が確立され、本格的に泡盛の製造は復活していきます。泡盛の製造と販売で生活するのがギリギリだった時代に、山川宗道氏は早くから「古酒(クース:3年以上熟成させた泡盛)」に着眼していたのです。
(泡盛の原料となるタイ産インディカ米を蒸して約40時間黒麹菌を繁殖させる)
(麹と仕込み水、泡盛酵母をタンクで発酵させる)
「どんな時でも、とにかく頑張って古酒(クース)を寝かせておきなさい。いずれは古酒の時代になるから」。そう山川宗道氏の言葉を信じて古酒造りに励んでいるうち、次第に「古酒のやまかわ」と呼ばれ地域の方から親しまれるようになります。創業三代に渡って貯蔵してきた蔵には30、40、50年の古酒が眠っています。
泡盛は年が経つほど、芳醇でまろやかな味わいになります。そこに「古酒の時代が来る」という創業者がこだわり続けた価値が秘められています。創業の志を継ぎながら長いあいだ泡盛は熟成され、納得の味わいとなってはじめて古酒として送り出されて行くのです。また、特筆すべきは酒造りの根幹ともなる「水」。本部町の山から湧き出る清水を用いて泡盛が仕込まれます。やんばるの豊かな自然の恵みは、泡盛の味わいに深みを醸し、良質な酒へと導いてくれます。
こだわり続けてつくられる山川酒造の泡盛たち。まずお試しいただきたいのが「珊瑚礁(さんごしょう)」。ゆっくりゆっくり成長していく珊瑚のさまと、古酒の成長が似ていることから名付けられた泡盛。10年貯蔵の古酒はアルコール43度と30度から選ぶことができます。長い時間をかけて熟成された古酒からは、豊かな香りが口のなかに広がります。
本部町ならではの珍しい泡盛「さくらいちばんさくら酵母仕込み」は、地元・八重岳(やえだけ)で毎年催される「桜まつり」に合わせて販売される泡盛。八重岳のカンヒザクラの花から採取した「さくら酵母」を使って仕込まれています。花酵母の専門家である東京農業大学短期大学・中田久保(なかたひさやす)名誉教授のもと、地域のさくらを使って爽やかな香りの泡盛を開発しました。
こちらは年間100本しか出荷することの出来ない限定の古酒「長寿伝説」。100年古酒を目指して、甕をつかった「仕次(しつぎ)」という方法で造られています。仕次とは年代物の古酒に若い古酒を順々に注ぎ足してくこと。そうすることで、古酒本来の熟成された香りが保たれます。伝統的な手法で長きに渡って熟成された長寿伝説。ほんのり若く柔らかな味わいの「シルバー」と、カカオ系の甘い香りと奥行きのある「ゴールド」の2種類。ラベルには限定の証である、リミテッドエディションナンバー入り。
酒造の販売コーナーにズラリとならぶ、自慢の泡盛たち。特に目を引くのが桐の箱に入れられた年代物たち(上から二段目の中央あたり)。15年、20年、40年、、、の視線の先に「一九六七年」という年が記された50年貯蔵の「限定秘蔵酒」まで!激レアな古酒まで取り揃えています。
泡盛を存分に楽しむには、グラスに1/3ほど注いでグラスをゆっくりまわし、空気に触れさせて香りをたたせます。古酒になるほど香りが経つのに時間がかかるので、ゆっくりゆっくりと香りの変化を楽しんで。一般酒と呼ばれる若いお酒は、水割りやシークヮーサー、アセロラなどと割って食前に。食事と一緒に楽しむなら10年以上寝かせた泡盛を。こちらはロックやストレートで飲むのがオススメ。15年以上寝かせた泡盛ならば、食後にストレートで。「ゆっくり口に含んで、舌の上で転がしながら味わうのがベスト」と語る山川社長。
泡盛はジャンルを問わず色々な料理と合わせて楽しむ事が出来ます。山川酒造のある本部町はカツオ漁が盛ん。地元の泡盛に合わせて、モトブンチュオススメの食べ方「酢みそでいただく本部産カツオの刺身」はこの土地ならではのゴールデンコンビ。是非トライしてみて。また、しっかりした味つけの料理と相性バツグンなのが古酒。一緒にいただきたいのは『沖縄風おでん』。トロトロに味のしみ込んだテビチを食べながら、小さな酒器でチビチビと。口の中で古酒をころがしながら、沖縄の長く楽しい夜の宴に身を委ねてみて下さい。心地よくなって来たら三線の音に合わせてカチャーシーを踊るのも忘れずに。
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沖縄CLIPマルシェ
かつては首里(しゅり)王朝の管轄下でしか造ることの出来なかった、600年の歴史をもつ泡盛。しかし、戦争でほとんどの酒造の泡盛が壊滅状態に。
戦後、首里から避難していた酒造りの経験を持つ人々によって再び泡盛の産声は上がります。自然豊かな沖縄本島の北部・本部町(もとぶちょう)で、「寝かす」ことにこだわりをもって泡盛を製造する『山川酒造』。
初代・山川宗道(やまかわそうどう)氏は、南米・ペルーへ移民して醤油作りなどをして生計を立てていました。一時帰国した際に戦争が始まったためペルーへ帰国することなく、戦後混乱のなか、やんばる(沖縄北部のこと)で酒造りをスタートさせることになりました。
その後、琉球政府によって酒造免許制度が確立され、本格的に泡盛の製造は復活していきます。泡盛の製造と販売で生活するのがギリギリだった時代に、山川宗道氏は早くから「古酒(クース:3年以上熟成させた泡盛)」に着眼していたのです。
(泡盛の原料となるタイ産インディカ米を蒸して約40時間黒麹菌を繁殖させる)
(麹と仕込み水、泡盛酵母をタンクで発酵させる)
「どんな時でも、とにかく頑張って古酒(クース)を寝かせておきなさい。いずれは古酒の時代になるから」。そう山川宗道氏の言葉を信じて古酒造りに励んでいるうち、次第に「古酒のやまかわ」と呼ばれ地域の方から親しまれるようになります。創業三代に渡って貯蔵してきた蔵には30、40、50年の古酒が眠っています。
泡盛は年が経つほど、芳醇でまろやかな味わいになります。そこに「古酒の時代が来る」という創業者がこだわり続けた価値が秘められています。創業の志を継ぎながら長いあいだ泡盛は熟成され、納得の味わいとなってはじめて古酒として送り出されて行くのです。また、特筆すべきは酒造りの根幹ともなる「水」。本部町の山から湧き出る清水を用いて泡盛が仕込まれます。やんばるの豊かな自然の恵みは、泡盛の味わいに深みを醸し、良質な酒へと導いてくれます。
こだわり続けてつくられる山川酒造の泡盛たち。まずお試しいただきたいのが「珊瑚礁(さんごしょう)」。ゆっくりゆっくり成長していく珊瑚のさまと、古酒の成長が似ていることから名付けられた泡盛。10年貯蔵の古酒はアルコール43度と30度から選ぶことができます。長い時間をかけて熟成された古酒からは、豊かな香りが口のなかに広がります。
本部町ならではの珍しい泡盛「さくらいちばんさくら酵母仕込み」は、地元・八重岳(やえだけ)で毎年催される「桜まつり」に合わせて販売される泡盛。八重岳のカンヒザクラの花から採取した「さくら酵母」を使って仕込まれています。花酵母の専門家である東京農業大学短期大学・中田久保(なかたひさやす)名誉教授のもと、地域のさくらを使って爽やかな香りの泡盛を開発しました。
こちらは年間100本しか出荷することの出来ない限定の古酒「長寿伝説」。100年古酒を目指して、甕をつかった「仕次(しつぎ)」という方法で造られています。仕次とは年代物の古酒に若い古酒を順々に注ぎ足してくこと。そうすることで、古酒本来の熟成された香りが保たれます。伝統的な手法で長きに渡って熟成された長寿伝説。ほんのり若く柔らかな味わいの「シルバー」と、カカオ系の甘い香りと奥行きのある「ゴールド」の2種類。ラベルには限定の証である、リミテッドエディションナンバー入り。
酒造の販売コーナーにズラリとならぶ、自慢の泡盛たち。特に目を引くのが桐の箱に入れられた年代物たち(上から二段目の中央あたり)。15年、20年、40年、、、の視線の先に「一九六七年」という年が記された50年貯蔵の「限定秘蔵酒」まで!激レアな古酒まで取り揃えています。
泡盛を存分に楽しむには、グラスに1/3ほど注いでグラスをゆっくりまわし、空気に触れさせて香りをたたせます。古酒になるほど香りが経つのに時間がかかるので、ゆっくりゆっくりと香りの変化を楽しんで。一般酒と呼ばれる若いお酒は、水割りやシークヮーサー、アセロラなどと割って食前に。食事と一緒に楽しむなら10年以上寝かせた泡盛を。こちらはロックやストレートで飲むのがオススメ。15年以上寝かせた泡盛ならば、食後にストレートで。「ゆっくり口に含んで、舌の上で転がしながら味わうのがベスト」と語る山川社長。
泡盛はジャンルを問わず色々な料理と合わせて楽しむ事が出来ます。山川酒造のある本部町はカツオ漁が盛ん。地元の泡盛に合わせて、モトブンチュオススメの食べ方「酢みそでいただく本部産カツオの刺身」はこの土地ならではのゴールデンコンビ。是非トライしてみて。また、しっかりした味つけの料理と相性バツグンなのが古酒。一緒にいただきたいのは『沖縄風おでん』。トロトロに味のしみ込んだテビチを食べながら、小さな酒器でチビチビと。口の中で古酒をころがしながら、沖縄の長く楽しい夜の宴に身を委ねてみて下さい。心地よくなって来たら三線の音に合わせてカチャーシーを踊るのも忘れずに。
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有限会社山川酒造
- 住所 /
- 沖縄県国頭郡本部町字並里58
- TEL /
- 0980-47-2136
- Webサイト /
- https://www.yamakawashuzo.com/
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