まるで芸術作品の様な絶品イタリアンピッツァ

まるで芸術作品の様な絶品イタリアンピッツァ

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初回投稿日:2014.10.26
 最終更新日:2024.03.27

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まるで芸術作品の様な絶品イタリアンピッツァ クリップする

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BACAR OKINAWA (バカール オキナワ)店内

 

釜から取り出されたピッツァはすぐに、

釜の隣で待ち構えている店員によって

走ってテーブルまで運ばれる。

 

焼き上がり、アツアツの一番美味しい状態を

お客さんに楽しんでもらうためだ。

 

生地はとてもモチモチしていて、炭の香りが香ばしい。

オリーブオイルがワイルドにかかっていて

フレッシュなトマトソースが口いっぱいに広がる絶品。

 

前菜やドリンクは豊富だが、

メインのピッツァの邪魔にならない様、重くはない。

県産の生ハムなどは塩加減も絶妙で、とても食欲をそそる。


 

ピッツァのメニューはとてもシンプルで、

マルゲリータとマリナーラの2種類のみだ。



 

出来るだけシンプルな素材、シンプルな行程にすることで

生地を最高の状態で味わってもらう為だ。

変わりゆく温度や湿度などを意識して

発酵の時間や焼き上がりまでの時間を丁寧に調整していく。

 

「けれど均一なものを目指しているわけではないんです。

丸く無くて少しとんがったりしてもいい。

一枚の中にふわっとした部分やカリッとした部分、

トマトの酸味やチーズのまろやかさがあったり、塩が利いてたり

食べる場所によっても全然違う。

人間の手で作った、そういうコントラストのあるピッツァの

楽しさを味わってほしいんです」


 

BACARのオーナー、仲村さんは25歳の頃、

イタリアに3ヶ月滞在したのがきっかけで、ピッツァに目覚めた。

その後中目黒の有名店で理想としていたピッツァに出会い、

5年ほど修行した。

 

入り口を入るとすぐ、金属作家と釜戸作家に

特注したという大きな釜があり、

その隣ではピッツァ作りの行程を間近で見る事が出来る。


 

仲村さんが発酵してある生地をリズミカルに伸ばし、

具材を手際よく乗せ、釜に入れるまでの一連の動作は、

極限まで洗練されていてとても美しく

まるで映画のワンシーンを見ているかのようだった。


ARS LONGA, VITA BREVIS

(Art is long,Life is short)

 

中目黒の店を辞め、沖縄に戻る際に仲村さんが

師匠に宛てた手紙の最後に書いた言葉だ。

 

社名にもしたこの言葉は、ラテン語で

「人間は生命ある限り不死なる存在ではあり得ないが、

その芸術や技術などを継承、発展させていくことで

文化を作ることができる」という意味だそう。

 

店内を見渡すとインテリアや仲村さん自らが描いたアート、

身のこなしまで、美意識の高さが隅々にまで行き渡っている。


 

仲村さんを見ていると、彼自身がアーティストで、

生まれてくるピッツァはまるで彼の美意識が凝縮された

アート作品の様だ。

 

東京で引き継いだピッツァという芸術・技術が

沖縄でさらに発展し、ここでしか味わえない特別なものになっている。


 

BACAR OKINAWA (バカール オキナワ)

住所 /
〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地3丁目16−15
TEL /
098-863-5678
Webサイト /
https://www.instagram.com/bacarokinawa

沖縄CLIP編集部

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