沖縄観光で行きたい名所! 歴史と自然と文化をめぐる旅。

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初回投稿日:2021.09.01
 最終更新日:2024.03.21

沖縄観光で行きたい名所! 歴史と自然と文化をめぐる旅。

沖縄観光名所

沖縄観光には定番の観光地が多数ありますが、今回は特に、歴史・自然・文化を満喫できるゆったり大人旅におすすめな観光スポットをピップアップしました。日本で唯一の亜熱帯気候であり、離島という地理的特性から独自に発展した歴史や文化を持つ沖縄。

琉球王国の歴史を感じられる世界遺産や亜熱帯の気候・地形を体感できる絶景スポット、伝統文化を見て触れて感じられる風情ある町並みなどを、背景にあるストーリーとともにご紹介します。

 

1.【那覇市】識名園(しきなえん)


識名園

世界遺産に登録された琉球王家最大の別邸・識名園は、王家の保養や冊封使(さっぽうし)と呼ばれる中国からの使者をもてなす場として使われました。池の周りを散策しながら景色を楽しむ廻遊式(かいゆうしき)の庭園を、景色の移り変わりを楽しみながらゆっくり散歩することができます。影響を受けたと言われている中国の建築様式の建物と、琉球ならではの植物の融合が魅力。別邸の建物内にも入ることができ当時の様子を垣間見ることができますよ。

識名園

 

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識名園

住所 /
沖縄県那覇市真地421‐7
料金 /
大人400円・小人(小学生~中学生)200円
営業時間 /
4月~9月:9:00~18:00(入場締切 17:30)
10月~3月:9:00~17:30(入場締切 17:00)
アクセス /
那覇空港から車で約30分、首里駅から車で約10分。

2.【那覇市】玉陵(たまうどぅん)


玉陵

1501年、琉球王国の黄金期とよばれる時代をつくりあげた尚真王が父・尚円王(しょうえんおう)の遺骨を改葬するために築いたのが玉陵。三つに分かれた墓室の中室は洗骨前の遺骸を安置する部屋とされ、創建当初は東室に洗骨後の王と王妃、西室には、墓前の庭の玉陵碑に記されている限られた家族が葬られたそうです。「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつとして世界遺産に登録され、2018年には建造物として県内で初めて国宝に指定されました。

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玉陵

住所 /
沖縄県那覇市首里金城町1丁目3
料金 /
大人 300円、小人 150円
営業時間 /
9:00~18:00(入場締切 17:30)
アクセス /
那覇空港から車で約25分

3.【那覇市】壺屋やちむん通り


壼屋やちむん通り

沖縄の伝統的な焼き物「やちむん」の窯元や工房、販売店がずらりと軒を連ねる壺屋やちむん通り。330年以上前、琉球王府によって県内3か所に点在していた窯が統合されたことが歴史のはじまりとされています。素通りすれば15分で歩き切れるほどのコンパクトなエリアでたくさんのやちむんに触れられます。伝統的な技法によってつくられるものから現代的なデザインまで幅広く揃っているので、ぐっと心惹かれるやちむんにきっと出会えるはずです。

壼屋やつむん通り
 

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壺屋やちむん通り

住所 /
沖縄県那覇市壺屋
料金 /
無料
営業時間 /
各店舗により異なる
アクセス /
那覇空港から車で約15分、ゆいレール安里駅から徒歩約10分。

4.【南城市】ガンガラーの谷


ガンガラーの谷

数十万年前まで鍾乳洞だった場所が崩落してできたのがガンガラーの谷。専門ガイドの説明を聞きながら谷間に広がる森林のなかを歩くことができます。崖の上から約20mの巨大な根をおろす大主(ウフシュ)ガジュマルや命の誕生を願う洞窟、約3,000年前の石の棺や港川人の骨などが発見された武芸洞(げいぶどう)など、生命の神秘を知って学び、体全体で感じられる場所です。

ガンガラーの谷
 

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ガンガラーの谷

住所 /
沖縄県南城市玉城字前川202
料金 /
2,500円(税込)(保護者同伴小学生以下無料)、学生証提示の中学生以上の学生は1,500円(税込)
営業時間 /
10:00、12:00、14:00、16:00出発
アクセス /
那覇空港から車で約40分

5.【南城市】おきなわワールド


玉泉洞

珊瑚からできた鍾乳洞「玉泉洞(ぎょくせんどう)」をはじめ、ハブを間近で見られる「ハブ博物公園」、伝統工芸が体験できる「王国村」など、沖縄の歴史と文化がぎゅっと凝縮された観光施設です。一番の見所は30万年の歳月をかけてつくりだされた国内最大級の鍾乳洞。鍾乳石は100万本以上で国内最多、全長5kmでそのうち890mが公開されています。『青の泉』や『槍天井』、『ひねくれ地蔵』など、ユニークなネーミングの鍾乳石を見つけるのも楽しいですよ。

玉泉洞

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おきなわワールド

住所 /
沖縄県南城市玉城前川1336 
料金 /
大人 2,000円、小人 1,000円 
営業時間 /
9:00~17:30 (最終受付 16:00)
アクセス /
那覇空港から車で約40分

6.【読谷村】座喜味城跡(ざきみじょうあと)


座喜味城跡

ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された座喜味城跡は、15世紀の初頭、築城家としても名高い護佐丸(ごさまる)によって築かれました。旧居城であった山田城(恩納[おんな]村)を崩して石材を運び、赤土で軟弱な土壌のこの場所に、石積みの工夫によって強度と曲線美を備えたうつくしい城壁を築いたと伝えられています。城壁に登ると、残波岬(ざんぱみさき)や、晴れた日には慶良間(けらま)諸島などうつくしい景色が目の前に広がります。


座喜味城跡

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座喜味城跡

住所 /
沖縄県読谷村座喜味708-6
営業時間 /
なし
料金 /
料金
アクセス /
那覇空港から沖縄自動車道を経由して車で約1時間

7.【読谷村】やちむんの里


やちむんの里

20もの陶芸窯元が集まるやちむんの里。壺屋やちむん通りに集まっていた作陶家たちが那覇の都市化による影響を受け、移り住んでできたといわれる工房村です。里の中には工房だけでなくギャラリーや共同売店が設置されているので、たくさんのやちむんに直にふれあうことができます。沖縄県内で最大とされる登り窯「北窯」も見応えがありますよ。毎年12月中旬頃には読谷山焼陶器市が開催。たくさんの焼き物が並び、通常より割安な価格でやちむんを手に入れることができるチャンスです。

やちむん
 

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やちむんの里

住所 /
沖縄県読谷村座喜味2653-1
料金 /
無料
営業時間 /
各店舗により異なる
アクセス /
那覇空港から沖縄自動車道を経由して車で約1時間

8.【恩納村】万座毛(まんざもう)


万座毛

恩納村の東シナ海に突き出す万座毛は、隆起サンゴ礁の断崖から真っ青な空と海を見渡すことができる絶景スポット。時間や天気によって色とりどりの景色を見せてくれます。断崖の上には「万人を座するに足る毛(原っぱ)」と名前の由来にもなった広大な芝生が広がります。芝生の周囲一帯は「万座毛石灰岩植物群落」として県の天然記念物にも指定されており、沖縄の自然の雄大さを感じられる場所です。

万座毛

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万座毛

住所 /
沖縄県国頭郡恩納村恩納
料金 /
無料
営業時間 /
なし
アクセス /
那覇空港から沖縄自動車道を経由して車で約1時間

9.【うるま市】勝連城跡(かつれんじょうあと)


勝連城跡

15世紀頃、海外貿易により勝連に繁栄をもたらした阿麻和利(あまわり)が居城した、沖縄の世界遺産のなかでは最古の城(ぐすく)です。日本本土で言う、京都や鎌倉に例えられるほど繁栄していた場所と伝えられています。 標高約100mの高台にあるため、北は山原(やんばる)から中城湾(なかぐすくわん)、 南は知念半島まで見渡せるすばらしい眺望を楽しむことができます。

勝連城跡

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勝連城跡

住所 /
沖縄県うるま市勝連南風原3908
料金 /
無料
営業時間 /
9:00~18:00
アクセス /
那覇空港から車で約1時間

10.【本部町】沖縄美ら海水族館


美ら海水族館

初めての沖縄観光で外せない定番スポットといえば沖縄美ら海水族館。浅瀬から深海まで沖縄周辺の海を再現した水族館です。一番人気は世界最大級の大水槽「黒潮の海」。ジンベイザメやナンヨウマンタが悠々と泳ぐ姿は圧巻です。そのほか約80種440群体の造礁サンゴや水深200mを超える深海の生き物たち約100種に出会えます。オキゴンドウやミナミバンドウイルカたちが楽しいショーを繰り広げる「オキちゃん劇場」にも、ぜひ足を運んでみてください。

美ら海水族館
 

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沖縄美ら海水族館

住所 /
沖縄県国頭郡本部町備瀬 
営業時間 /
8:30~18:30(入館締切:17:30) 
アクセス /
那覇空港から沖縄自動車道を経由して車で約2時間
料金 /
大人 1,880円、高校生 1,250円、小・中学生 620円、6歳未満 無料

11.【本部町】備瀬のフクギ並木


備瀬のフクギ並木

美ら海水族館から車で約5分ほどに位置する癒しスポット。備瀬集落の家を台風から守る防風林としておよその2万本が並び、緑色のトンネルをつくります。なかには樹齢300年以上のフクギもあるとか。木々や葉と葉の間から木漏れ日が差し込み、並木を歩いているだけで心が癒されます。水牛車にのりながら現地の人に案内してもらうことができますよ。

備瀬のフクギ並木
 

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備瀬のフクギ並木

住所 /
沖縄県国頭郡本部町備瀬
料金 /
無料。ツアーは4名まで2,000円
営業時間 /
ツアーは10:30~16:00
アクセス /
那覇空港から沖縄自動車道を経由して車で約2時間

12.【国頭村】比地大滝


2021年に世界自然遺産登録された沖縄本島北部(やんばる)にある比地大滝。遊歩道が整備されており片道約40分のトレッキングを楽しむことができます。落差約26m、沖縄本島一という圧倒的なスケールも去ることながら、森の奥に人知れず佇む様は、神々しさが漂います。ヒカゲヘゴやイルカンダなど、亜熱帯植物にも遭遇できるかもしれません。下流部には川遊びエリアやキャンプ場が整備されているのでファミリー層にもおすすめです。

比地大滝
 

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■比地大滝の詳細情報

住所 /
沖縄県国頭郡国頭村比地781−1
料金 /
2,000円(1区画/1泊)※別途入場料大人1名500円
営業時間 /
4月~10月 9:00~16:00(閉門 18:00)、11月~3月(9:00~15:00/閉門 17:30)
アクセス /
那覇空港から沖縄自動車道を経由して車で約2時間

13.【国頭村】辺戸岬(へどみさき)


辺戸岬

沖縄本島の最北端、辺戸岬。沖縄海岸国定公園のひとつであるこの岬は、隆起サンゴの断崖にあるゴツゴツとした地形が特徴。 見晴らし台からの眺めはまさに絶景で、切り立った崖の向こうに全てを包みこんでくれそうな深い青の海が広がり、風が強い日には、ざっぱーんと豪快な波しぶきがあがることも。圧倒的な自然エネルギーを感じられる場所です。

辺戸岬
 

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辺戸岬

住所 /
沖縄県国頭郡国頭村字辺戸
営業時間 /
なし 
アクセス /
那覇空港から沖縄自動車道を経由して車で約2時間10分
青い海に飛び込むのももちろん最高ですが、沖縄でしかみられない特有の景色もたくさんありますので、この機会にぜひチェックしてみてください。詳しい歴史や物語について知りたい方は、沖縄CLIPのフォトライターが現地で取材した記事をご参照ください。

沖縄CLIP編集部

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