ムチッとした生麺に感動!「麺処てぃあんだー」(那覇市)

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初回投稿日:2024.06.12
 最終更新日:2024.06.04

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脱サラして開業「人生は一度だから」

「お客様からの『おいしかったです』のひとことだけで、やっていて良かった! と思います。幸せに満たされます」。

店主 平田 吉治さん

こう話すのは、那覇市天久(あめく)にある「麺処てぃあんだー」の店主 平田 吉治(ひらた よしはる)さんです。平田さんは20年ほど勤めた会社を40代で退職し、沖縄そば屋さんを開業するにあたって、県内外の飲食店を食べ歩きました。

ゼロから独学で作り上げた沖縄そば専門店

厨房の様子

 「人生は一度きりだから、後悔しないためにもやりたいことはやろう! と思ったんです。もともと食べることが大好きでしたし、感性を磨くためにもさまざまなジャンルのお店をまわりました。沖縄そばに関しては全店舗制覇したんじゃないかな」。

麺処てぃあんだー 店内

 飲食経験はゼロ。麺づくりも独学ですが“温もり”と“愛情”を感じられる料理を20年以上提供し続け、着実にファンを増やしてきました。

「自分がお客さんの立場だったら『こうしてほしい』と思うことをすべて取り入れてきました」と平田さん。その思いは、メニューの多さにも表れています。
  
 沖縄そば以外にも、冷そばや、海老の濃厚なスープが香り立つ海老そばがあり、“味わう”前の“選ぶ”楽しみもあるてぃーあんだ。

「おいしい」と「健康的」が叶う一杯

ふーちばーソーキそば

イチオシは、ふーちばー(よもぎの一種)の葉を生地に練り込んで作る生麺を使用した「ふーちばーソーキそば」。

ふーちばー

ビタミンA、ビタミンB1、B2、ビタミンC、ビタミンK、鉄、カルシウム、カリウム、食物繊維が豊富に含まれ、沖縄では昔から様々な病の治療や予防に用いられてきたふーちばーを思う存分に堪能することができます。

生麺

手作りの生麺は“細麺”と“太麺”から選ぶことができ、どちらもムチッとした食感。歯をグッと押し返すほどの弾力があり、噛み締めるたびに、ふわっとふーちばーの香りが鼻腔に抜けます。

豚で出汁をとって仕上げたスープ

軟水を使用し、鰹と3種類の煮干し、豚で出汁をとって仕上げたスープは、角のない優しい味わい。雑味がなく、あっさりとしています。

煮込んだソーキ

そんなスープで煮込んだソーキやてびちは「スープに味が移らないように(スープ本来の旨みが味わえるように)」と、別皿で提供。口の中でホロッと崩れてしまうほど柔らかく、味が染み込んだ肉汁がじわっと追いかけます。

生にんにく古麗古酒

途中の味変は、生ニンニクと島とうがらしを泡盛に漬け込んだ「生にんにく古麗古酒(コーレーグース)」で。ガツン!とニンニクが効いているので、スタミナ不足を感じている時はたっぷりとトッピングしてみて。

麺処てぃあんだー 外観

オンラインショップでは「沖縄そば」「ソーキそば」「軟骨そば」を扱い、店頭では細麺と太麺が入った沖縄そばを販売しているので、沖縄土産として持ち帰るのも良さそうですね。

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麺処てぃあんだー

住所 /
沖縄県那覇市天久1-6-10
TEL /
098-861-1152
営業時間 /
11:00〜14:00(売り切れ次第終了)
定休日 /
月曜・火曜
Webサイト /
https://www.teianda.com

舘 幸子(たち さちこ)

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