優しい時間が流れる小さなカフェ、竹富島「Cafe Kanoa」
優しい時間が流れる小さなカフェ、竹富島「Cafe Kanoa」
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食べる
初回投稿日:2025.04.13
最終更新日:2025.04.10
最終更新日:2025.04.10
石垣島(いしがきじま)から高速船で約10分、沖縄の原風景のような美しい町並みの竹富島(たけとみじま)。ゆったりと流れる島時間を感じながら集落内をおさんぽしよう。歩き疲れたら、集落内にひっそりと佇む隠れ家のような素敵なカフェ、Cafe Kanoa(カフェ カノア )でひと休みはいかがでしょう。
旅人から迎える側へ
Cafe Kanoa店主で徳島県出身の三木つかさ(みき つかさ)さんは、八重山(やえやま)に移り住む前から、大がつくほどの八重山好きでした。仕事に疲れたり、行き詰まったりするごとに八重山の島々を訪ねては、癒され、元気を養っていました。
![Cafe Kanoaの店主]()
八重山に通い続けて10数回を数える頃、2017年に三木さんは移住を決意しました。その後、移り住んだ石垣島に小さなカフェをオープンさせ、多くの旅人や地元のお客さまを迎える側へと転身しました。
「私が旅人のとき、この土地にたくさんのエネルギーをもらっていました。今度は、私が旅人を迎える側になり、ホッとひと息つけるような、優しい気持ちになれる場所を作りたいと思いました。そして人や土地に恩返しをしたいと思いました」
![Cafe Kanoaのスイーツを準備する店主]()
八重山に通い続けて10数回を数える頃、2017年に三木さんは移住を決意しました。その後、移り住んだ石垣島に小さなカフェをオープンさせ、多くの旅人や地元のお客さまを迎える側へと転身しました。
「私が旅人のとき、この土地にたくさんのエネルギーをもらっていました。今度は、私が旅人を迎える側になり、ホッとひと息つけるような、優しい気持ちになれる場所を作りたいと思いました。そして人や土地に恩返しをしたいと思いました」
竹富島の「Cafe Kanoa」
2023年の秋に、三木さんが旅人の時から大好きな竹富島にご縁ができ、お店を移転しました。
![Cafe Kanoaの店舗外観]()
竹富島のお店は、内装も家具も装飾品も全てゼロからのスタート。三木さんは店内の家具や照明、壁の色、小物などの装飾品に至る全てにこだわり、自分の「好き」を詰め込んだと話します。
![グリーンの壁に飾られた鏡]()
「家具はアンティークのものを揃えたり、特注で作ってもらったりしました。照明は、自分が気に入ったものを時間をかけてひとずつ揃えたものです」
![Cafe Kanoaの店内]()
店内は、まるで絵本の中の世界。疲れを癒し、ホッとひと息つける優しい空間です。
![Cafe Kanoaのテーブルに置かれた置物]()
Cafe Kanoaを訪れた旅人でミュージシャンのお客さまが、この場所を気に入り、Cafe Kanoaをテーマにした楽曲を制作し、三木さんにプレゼントしてくれたというCD。
![Cafe Kanoaをテーマにした楽曲を製作し、店主にプレゼントしてくれたCD。]()
竹富島のお店は、内装も家具も装飾品も全てゼロからのスタート。三木さんは店内の家具や照明、壁の色、小物などの装飾品に至る全てにこだわり、自分の「好き」を詰め込んだと話します。
「家具はアンティークのものを揃えたり、特注で作ってもらったりしました。照明は、自分が気に入ったものを時間をかけてひとずつ揃えたものです」
店内は、まるで絵本の中の世界。疲れを癒し、ホッとひと息つける優しい空間です。
Cafe Kanoaを訪れた旅人でミュージシャンのお客さまが、この場所を気に入り、Cafe Kanoaをテーマにした楽曲を制作し、三木さんにプレゼントしてくれたというCD。
沖縄の食材を使ったスイーツ
「紅芋チーズケーキ」は、サクサクのクッキーの下地の上になめらかな紅芋チーズの生地をあしらい、まろやかな味わいと鮮やかな紫色が魅力の一皿です。添えられたフルーツの酸味と甘すぎない生クリームのバランスも絶妙です。「ホットラテ」と共に。
![Cafe Kanoaのチーズケーキ]()
![Cafe Kanoaの黒板メニュー]()
注文は、チョークボードのメニューから。
「マンゴーのレアチーズケーキ」は、クリーミーでリッチなレアチーズにマンゴーの風味が南国らしい一皿です。爽やかな酸味と色鮮やかな「ハイビスカスティー」を添えて。
![Cafe Kanoaのケーキとハイビスカスティー]()
注文は、チョークボードのメニューから。
「マンゴーのレアチーズケーキ」は、クリーミーでリッチなレアチーズにマンゴーの風味が南国らしい一皿です。爽やかな酸味と色鮮やかな「ハイビスカスティー」を添えて。
お庭のハーブなどを使ったお食事
スパイスの効いた自家製タコスミートソースがたっぷりのった「温卵のせタコライス」。トッピングには、季節の新鮮な葉野菜とサクサクとした食感が楽しめるチップスや、さっぱりと酸味がきいた自家製のゴーヤピクルスが使用されています。お口直しの「ハイビスカスティーとシークワーサーのもずく酢」がセットに。
![Cafe Kanoaの「温卵のせタコライス」]()
「長命草のマルゲリータピザ」には、お庭で採れた長命草がトッピングされています。「ミニマンゴージュースと黒糖チョコレート」がセットに。
![Cafe Kanoaの「長命草のマルゲリータピザ」]()
庭でハーブを積んでいる三木さん
「長命草のマルゲリータピザ」には、お庭で採れた長命草がトッピングされています。「ミニマンゴージュースと黒糖チョコレート」がセットに。
心が温まる場所でありたい。
「カノアとは、ハワイの言葉で『自由』という意味で、カフェに来ていただいたお客さまにそれぞれ自由にくつろいでいただけたらいいなという思いでつけました。
どんな人でも何かしら抱えているものがあると思うんです。Cafe Kanoaに来るお客さまには、この場所でホッとしてくつろいでいってほしいです。
![Cafe Kanoa店舗の窓ガラス]()
私も含め、みんな優しくされたいと思うんです。そして、優しくされたら、その幸せな気持ちを次の人に渡して、優しさが循環されていく世の中になったらいいなと思います。小さな思いやりが、世界を超えてつながっていくと私は信じています」
![Cafe Kanoaの店主]()
カノアとは、ハワイの言葉で『自由』という意味。ぼんやりしたり、うとうとしたり、読書したり、自由にのびのびとくつろげるCafe Kanoaは、心やすらぐ優しい場所。
どんな人でも何かしら抱えているものがあると思うんです。Cafe Kanoaに来るお客さまには、この場所でホッとしてくつろいでいってほしいです。
私も含め、みんな優しくされたいと思うんです。そして、優しくされたら、その幸せな気持ちを次の人に渡して、優しさが循環されていく世の中になったらいいなと思います。小さな思いやりが、世界を超えてつながっていくと私は信じています」

カノアとは、ハワイの言葉で『自由』という意味。ぼんやりしたり、うとうとしたり、読書したり、自由にのびのびとくつろげるCafe Kanoaは、心やすらぐ優しい場所。
Cafe Kanoa
- 住所 /
- 沖縄県八重山郡竹富町竹富602
- 営業時間 /
- 12~17時(水曜のみ13時〜)
- 定休日 /
- 月、火曜日
- アクセス /
- 竹富港から徒歩20分、自転車10分
- Webサイト /
- https://www.instagram.com/kanoa_taketomi_island/
水野 暁子
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