沖縄のパワースポット12選〜子宝祈願・琉球神話・縁結び〜

沖縄のパワースポット12選〜子宝祈願・琉球神話・縁結び〜

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初回投稿日:2022.07.20
 最終更新日:2024.09.02

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沖縄のパワースポット12選〜子宝祈願・琉球神話・縁結び〜 クリップする

沖縄はパワースポットの宝庫。古くから信仰されてきた聖地や「御嶽(うたき)」と呼ばれる祈りの場など、さまざまなパワースポットがあります。子宝祈願、縁結びなどご利益も様々。この記事では沖縄本島とその周辺にある離島を中心に、12のパワースポットを紹介していきます。

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1.島全体がパワースポットの聖地「久高島」


久高島

沖縄本島南部の南城市(なんじょうし)安座真港(あざまこう)からフェリーで20分、周囲わずか8kmの「久高島」(くだかじま)は、アマミキヨという神が降り立ち、沖縄の国づくりを始めたとされる琉球神話の聖地です。海の彼方にある神々や生命の源であるニライカナイと繋がっているとも言われ、数々の伝説や言い伝えから、島全体がパワースポットとも言われています。無断で入れない神聖な場所もあり、島のものは小石ひとつでも持ち帰ってはいけません。久高島を訪れる際には、島の文化に敬意を払って楽しみましょう。

フェリー
 

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久高海運 安座真(あざま)連絡所

TEL /
098-948-7785
所要時間 /
高速船で15分、フェリーで25分。

2.戦火を耐え抜いた内金城嶽(うちかなぐすくたき)の大アカギ

 

大アカギ

首里城(しゅりじょう)や金城町(きんじょうちょう)石畳道のほど近くにある「内金城嶽(うちかなぐすくたき)」。その境内には一番大きいもので推定樹木200年以上と言われる、アカギの大木が6本生育しています。第二次世界大戦前まで、この周辺にはアカギの大木が多くありましたが、戦争でほとんどが消失したため、ここに残る大アカギは戦火を耐え抜いた”神の木”と言われています。

大アカギ

中でも根本にひと際大きく穴が空いた大アカギは、堂々とそびえ立つ迫力に神々しさがあり、葉の隙間の木漏れ日を見上げていると、心が浄化されるような感覚になります。

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首里金城の大アカギ

住所 /
〒903-0815 沖縄県那覇市首里金城町3丁目
TEL /
098-917-3501

3.沖縄の原風景が残る浜比嘉島の「シルミチュー霊場」

 

「シルミチュー霊場」への階段

沖縄の原風景が残る、うるま市の浜比嘉島(はまひがじま)には、30を超える拝所があります。中でも外せない場所が「シルミチュー霊場」です。108段の石段を上ると、琉球開闢の神、アマミチュー(アマミキヨ)とシルミチュー(シネリキヨ)の居住跡の洞窟があります。二神が子供を授かったとされ、子宝祈願のパワースポットとしても有名です。二神のお墓と言われる「アマミチューの墓」も併せて訪れてみましょう。

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シルミチュー霊場

住所 /
沖縄県うるま市勝連比嘉1606−3近辺

4.生命の神秘を全身で感じられる「ガンガラーの谷」


ガンガラーの谷

南城市玉城(なんじょうしたまぐすく)にある「ガンガラーの谷」は、数十万年前まで鍾乳洞だった場所が崩れてできた、緑豊かな亜熱帯の森です。命の誕生を願う聖地”イナグ洞”や”イキガ洞”、崖の上から約20mの巨大な根をおろす推定樹齢150歳の”大主(ウフシュ)ガジュマル”、約3,000年前の石の棺や港川人の骨などが発見された”武芸洞(げいぶどう)”など、生命の神秘を感じられる場所です。

イキガ洞

見学の際は事前予約が必要で、専門ガイドの説明を聞きながら谷内を満喫できます。軽装でも参加できるツアーなので、気軽に参加可能です。

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ガンガラーの谷

住所 /
沖縄県南城市玉城字前川202
TEL /
098-948-4192(ツアーは出発時間の決まった定員制)
駐車場 /
あり
Webサイト /
https://www.gangala.com/
※最新情報は公式ページでご確認ください

5.幸せを呼ぶ絶景パワースポット「果報バンタ」

 

パワースポット「果報バンタ(かふうばんた)」

「果報バンタ(かふうばんた)」は、うるま市の宮城島(みやぎじま)にあるパワースポットです。「果報(かふう)」とは沖縄の方言で「幸せ」、バンタは「崖・岬」、つまり「果報バンタ」は「幸せ岬」という意味になります。視界の前に広がるエメラルドグリーンの海も美しく、穴場の絶景スポットとしても人気です。ぬちまーす観光製塩ファクトリーの敷地内にあるので、沖縄の海から生まれた塩"ぬちまーす"の製塩工程を見学しながら訪れることができます。

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果報バンタ

住所 /
沖縄県うるま市与那城宮城2768 (株)ぬちまーす敷地内
Webサイト /
https://nuchima-su.co.jp/

6.アマミキヨが最初に足を降ろした海の中の聖地「ヤハラヅカサ」


ヤハラヅカサ

琉球開びゃく神アマミキヨが沖縄本島に上陸したとき、その第一歩を記した場所とされる「ヤハラヅカサ」は、斎場御嶽(せいふぁーうたき)の近く、久高島が望める百名(ひゃくな)ビーチ北端の海の中にあります。石碑は琉球石灰岩で作られ、香炉が置かれています。満潮時には水没、干潮時にしかその姿全体を見ることができませんが、とても神々しい雰囲気が漂っています。「斎場御嶽」を訪れたら、是非こちらにも足を運んでみてください。

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ヤハラヅカサ

住所 /
沖縄県南城市玉城百名

7.子宝祈願の力石 伊江島の「ニャティヤ洞」

 

「ニャティヤ洞」。別名「千人洞」

沖縄本島北部の本部港(もとぶこう)からフェリーで30分の伊江島(いえじま)には、「ニャティヤ洞(別名:千人洞)」という洞窟があります。戦争中は住民の防空壕として利用されていましたが、島の人にとっては古くから聖域とされてきました。洞窟内のいたるところに拝所があり、中は海とつながっていて、しずかな洞窟内には波の音が木霊しています。

子授けの神と崇められる「ビジル石」

洞窟内には子授けの神と崇められる「ビジル石」があり、石を持ち上げると願いが叶うという言い伝えがあります。ヒジル石を持ち上げた時、軽いと思えば女の子、重いと思えば男の子を授かるのだとか。

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ニャティヤ洞

住所 /
〒905-0503 沖縄県国頭郡伊江村

8.久米島「ミーフガー」は巨大な岩を裂く穴がパワースポット

 

風と潮の浸食によってできた奇岩「ミーフガー」

那覇空港から飛行機で約30分、フェリーで3時間ほどで行ける久米島(くめじま)にも有名なパワースポットがあります。久米島空港から車で10分ほど進むと現れるのが、風と潮の浸食によってできた奇岩「ミーフガー」。大きな岩が寄り添うところに空洞が空いており、古くから女性のシンボル「女岩」として崇められたパワースポットです。女性がここで拝むと、子宝に恵まれると伝えられています。

久米島、ミーフガーの岩の隙間からのぼる朝日

1年のうち、7月中旬から下旬くらいの1週間ほどだけ、その岩の隙間から朝日がのぼってくるのが見えます。神々しい光に包まれる神秘的な体験は感動すること間違いなし。より強いパワーをもらいたいなら、この時期を狙って久米島を訪れてもいいかもしれません。

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ミーフガー

住所 /
〒901-3135 沖縄県島尻郡久米島町仲村渠
交通 /
久米島空港から車で約15分

9.子宝や縁結びのパワーストーンがある宮古島「仲原鍾乳洞」

 

宮古島にあるパワースポットの観光鍾乳洞「仲原鍾乳洞」

宮古ブルーの海が美しい宮古島(みやこじま)にあるパワースポットは、島で唯一の観光鍾乳洞「仲原鍾乳洞」です。宮古島城辺仲原(ぐすくべなかはら)集落内の畑のなかにひっそりと佇む鍾乳洞は、長さ265m、幅8mほどの琉球石灰岩によって形成された洞窟で、幻想的な風景が見られます。

仲原鍾乳洞の中からの眺め

洞窟内には、巨大つらら石やシーサー石筍といった大小様々な鍾乳石がありますが、中には子宝や縁結びのパワーストーンと言われるものも存在。多くの観光鍾乳洞とは違い、「仲原鍾乳洞」は予約制です。見学希望の方は必ず電話で予約を入れてから訪れましょう。

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仲原鍾乳洞

住所 /
沖縄県宮古島市城辺字友利1114
TEL /
090-8291-3946
Webサイト /
https://www.ekiten.jp/shop_93498753/

10.自然の神様がいる島「大神島(おおがみじま)」


大神島

宮古島の北約4キロの海上に浮かぶ、周囲約3キロの小さな島「大神島(おおがみじま)」。大神島はその名の通り、島じゅうにたくさんの聖域があり、地元宮古島市の中でも“自然の神様がいる島”として崇め大切にされています。

御嶽

本土のように神社のような建物があるわけでもなく、御嶽(うたき)と称される聖域のほとんどが自然の石が置いてあるような、ふと見過ごしてしまいそうなスタイルです。宮古島の島尻(しまじり)港から定期船で約15分ほどで到着できますが、島ならではの伝統やルールもたくさんあるので、初めて島を訪れる際は、ガイドさんによるツアーがおすすめです。

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大神島観光協会

TEL /
0980-72-5350
Webサイト /
https://o-gamijima.com/

11.40箇所の拝所を有する世界最北端の熱帯カルスト地形「大石林山」


大石林山

やんばるの最北端・辺戸岬(へどみさき)から車で5分ほどで辿りつく巨大な岩山「大石林山」は、2億年前の石灰岩が長い歳月をかけ、自然の力でつくりあげられた世界最北端の熱帯カルスト地形です。40箇所に及ぶ拝所があり、神聖な地としても知られています。

スピリチュアルガイドツアー

4つのトレッキングコースを楽しめる他、事前予約すればスピリチュアルガイドツアーにも参加できます。琉球開びゃくの神話に記される大石林山の拝所や伝説が伝わるスポットをはじめ、通常コース以外のエリアも巡りながら、沖縄の自然崇拝を体感できます。

 

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沖縄国定公園 大石林山

住所 /
沖縄県国頭郡国頭村字宜名真1241番地
TEL /
0980-41-8117
Webサイト /
https://www.sekirinzan.com/ 
駐車場 /
あり

12.全国名水百選に選ばれた共同用水「垣花樋川(かきのはなひーじゃー)」


垣花樋川

垣花樋川(かきのはなひーじゃー)は、地元の人々に愛される癒しの場。樋川(ひーじゃー)とは水場のことで、昔から飲料水や生活用水、農業用水として近隣の人々が大切に守ってきました。全国名水百選にも選ばれた沖縄南部の名水スポットで、坂を降りるとそこに見えるのは、広い海と空、そして豊かに湧き出る冷たい水。自然のエネルギーが満ちていて、ただ居るだけで、不思議と心が癒される場所です。

垣花樋川
 

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垣花樋川

住所 /
沖縄県南城市玉城垣花182
TEL /
098-917-5374
沖縄には至るところにパワースポットがあり、自然そのものが聖地となっているところが多いのが特徴です。美しい大自然の中で神のパワーを感じると、自然とリラックスでき、心も身体も解きほぐれていくのを感じることでしょう。
 
なお、パワースポットになっている場所は、地域の人々の信仰の場、大切な聖地であるところも多いので、マナーを守ってお出かけください。
 
※それぞれのスポットの情報は取材当時のものです。
 最新の情報につきましては、公式サイト等でご確認ください。

沖縄CLIP編集部

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