首里駅から60m。「PICO食堂」の絶品タコライス
首里駅から60m。「PICO食堂」の絶品タコライス
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食べる
初回投稿日:2024.08.09
最終更新日:2024.07.12
最終更新日:2024.07.12
沖縄旅行中に味わいたいご当地グルメといえば、沖縄そばにハンバーガー、ポークたまごおにぎり、そして忘れてはいけないのがタコライス。メキシコ料理のタコスをアレンジした沖縄発祥のタコライスは、今や沖縄のみならず全国区になりつつあります。
知る人ぞ知る、首里の穴場
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沖縄リピーターの方は既にいろいろなお店のタコライスを食べ比べされているかもしれませんが、意外と知られていないのが、今回ご紹介する「PICO食堂」。ロケーションはゆいレール首里駅の目の前ですが、アパートの2階にひっそりと佇む“隠れ家的”なお店ということもあり、観光シーズンでもゆっくりと過ごすことができる“穴場”です。
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PICO食堂を営むのは、東京出身の宗形(むなかた)さんご夫妻。東京では間借りで飲食店を経営されていましたが「暖かいところで暮らしたい」という思いがあり、沖縄に移住。2019年4月にPICO食堂をオープンしました。
お肉がゴロゴロ!看板メニューのタコライス
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看板メニューの「ゴロゴロお肉のタコライス」は、東京時代から提供していた人気メニューのひとつです。
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タコライスは一般的にひき肉を使いますが、宗形さんは豚の肩ロースを塊で仕入れ、手作業で大きめのミンチ状に。「普通のひき肉でも試しましたが、求めていた仕上がりとは違ったんです」と宗形さん。あえて不揃いにカットすることで、ネーミングの通り“ゴロゴロ”とした歯応えが感じられ、牛肉にも負けない力強い旨みが口の中で広がるのです。
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カットした豚肉は、クミンやチリ、バジル、オレガノ、タイム、フェンネルなど10種類以上のスパイスと5種類のハーブで味付けをし、6時間かけて出汁をとった鶏ガラスープで炊いたごはんの上にたっぷりと盛り付けます。
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そこにスライス玉ねぎ、トマト、トレビス、シュレッドチーズ、トルティーヤチップスをトッピング。最後に、卵一筋30年、沖縄本島南部の八重瀬町(やえせちょう)でこだわり卵を育てる新屋(しんや)養鶏場の「新寿卵(しんじゅたまご)」で作った目玉焼きをのせて、完成です。
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全部を混ぜるのではなく少しずつ崩しながら味わうと、複数の食感や風味、口当たり…複雑な移ろいを感じられ、最後のひと口まで“おいしい”と“楽しい”が続きます。
シャリッ、フワッ。2種類の味が楽しめるかき氷
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食後のお楽しみは、かき氷(4月から11月頃まで提供)。「チャイ」「さつまいもキャラメル」「抹茶ミルク」「杏仁ミルク」「いちごミルク」があり、2種あいがけも可能です。
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こちらは、片方がカルダモンやシナモン、ブラックペッパー、ローリエ、ジンジャーを茶葉と一緒に煮出した自家製チャイシロップと、牛乳を煮詰めて作った自家製ミルクを氷の上にかける「チャイミルク」。もう片方が、さつまいもの自然な甘さを生かしたペーストと自家製キャラメルソースを贅沢に使用した「さつまいもキャラメル」。
シャリシャリッとフワッ。ふたつの食感が楽しめる、食後にぴったりのひんやりスイーツです。
食べている途中でもソースを無料で追加することもできるので「最後に氷だけが残ってしまって、残念」というような思いをすることがありません。
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テーブル席2つとカウンター席6席の小ぢんまりとした店内はひとりでも過ごしやすく、ゴロゴロお肉のタコライスとかき氷は、一度味わうと虜になってしまうこと間違いありません。

そして、宗形さんご夫妻の気さくな人柄も、PICO食堂に訪れたい理由のひとつです。
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観光客にまだあまり知られていないタコライスに出会いたい方は、沖縄滞在中にぜひ訪れてみてくださいね。
PICO食堂
- 住所 /
- 沖縄県那覇市首里汀良町3-17 新垣ビル2F
- TEL /
- 098-917-2725
- 営業時間 /
- 11:00〜18:00(L.O.17:00)
- 定休日 /
- 日曜・月曜
- Webサイト /
- https://picoshokudo.wordpress.com
- instagram. /
- https://www.instagram.com/picoshokudo/
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