竹富島の古民家で、のんびり「じーまみ豆腐」作り体験
竹富島の古民家で、のんびり「じーまみ豆腐」作り体験
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初回投稿日:2024.06.08
最終更新日:2024.09.06
最終更新日:2024.09.06
石垣島(いしがきじま)の「ユーグレナ石垣港離島ターミナル」から高速船で約10分というアクセスの良さからも人気を集める竹富島(たけとみじま)は、年間を通して多くの観光客が訪れる美しい島です。
今回は、竹富島西集落の静かな町並みの一角に、2023年秋にオープンしたじーまみ豆腐作りが体験できる「じーまみ家」を紹介します。
目次
食べ比べから始まった「じーまみ豆腐」作り
「じーまみ家」店主の岡野真幸(おかの まさき)さんは、自宅に友人や仕事仲間を呼んで時折ご飯会を開いていました。
ある日、沖縄の伝統郷土食であるピーナッツのエキスをベースに作られるじーまみ豆腐の食べ比べをしようということになり、市販のじーまみ豆腐をいくつか購入してきました。
そんなとき、岡野さんの前職場の料理長が、じーまみ豆腐を作っていたことを思い出し、自分でも作れるのではないかとレシピを調べて作り始めたのが、じーまみ豆腐作りにのめり込むきっかけでした。
岡野さんは、じーまみ豆腐が美味しくできると、仕事仲間や友人に配っていました。何度も繰り返し作るようになると、「本当に美味しいから販売すれば良いのに」と言われるようになります。
好きなこと、気になることは、とことん追求してしまう性格だと話す岡野さんは、来る日も来る日もじーまみ豆腐作りと向き合い、これ以上じーまみ豆腐を食べたらピーナッツアレルギーになるだろうと思うほどに自分の理想のじーまみ豆腐を求めて作り続けました。
ある日、沖縄の伝統郷土食であるピーナッツのエキスをベースに作られるじーまみ豆腐の食べ比べをしようということになり、市販のじーまみ豆腐をいくつか購入してきました。
そんなとき、岡野さんの前職場の料理長が、じーまみ豆腐を作っていたことを思い出し、自分でも作れるのではないかとレシピを調べて作り始めたのが、じーまみ豆腐作りにのめり込むきっかけでした。
岡野さんは、じーまみ豆腐が美味しくできると、仕事仲間や友人に配っていました。何度も繰り返し作るようになると、「本当に美味しいから販売すれば良いのに」と言われるようになります。
好きなこと、気になることは、とことん追求してしまう性格だと話す岡野さんは、来る日も来る日もじーまみ豆腐作りと向き合い、これ以上じーまみ豆腐を食べたらピーナッツアレルギーになるだろうと思うほどに自分の理想のじーまみ豆腐を求めて作り続けました。
竹富島で出会った歴史ある古民家
岡野さんがじーまみ豆腐のお店を開きたいと思い始めた頃、西集落の一角に佇む赤瓦屋根の古民家に、管理がてら住んでくれる人はいないかという話が舞い込んできました。
古民家は4年間ほど誰も住んでいなかったため、手入れが必要でした。岡野さんは、この大正11年(1922年)から続く歴史ある古民家をその味わいを損なわずに大切に再生させたいという思いから、自身で仕事の合間に草刈りや掃除をして整え、家の改造工事は、大正時代から昭和初期の建築などに詳しい業者、株式会社 南碧想庵に依頼しました。
室内の家具や装飾品は、どれも落ち着いた雰囲気で古民家にしっくりと馴染んでいます。「趣味で集めていた古道具などが、この場所に自然と溶け込んで良い感じなんです」と笑顔で話す岡野さん。
古民家は4年間ほど誰も住んでいなかったため、手入れが必要でした。岡野さんは、この大正11年(1922年)から続く歴史ある古民家をその味わいを損なわずに大切に再生させたいという思いから、自身で仕事の合間に草刈りや掃除をして整え、家の改造工事は、大正時代から昭和初期の建築などに詳しい業者、株式会社 南碧想庵に依頼しました。
室内の家具や装飾品は、どれも落ち着いた雰囲気で古民家にしっくりと馴染んでいます。「趣味で集めていた古道具などが、この場所に自然と溶け込んで良い感じなんです」と笑顔で話す岡野さん。
「じーまみ豆腐」を作る体験
ある日、岡野さんがじーまみ豆腐作りに試行錯誤していると、岡野さんのパートナーのあゆみさんが、「じーまみ豆腐って、作る過程で、これだけ形が変わっていくから体験にしたら面白いんじゃないかな」と提案をします。当時は商品として販売を考えていた岡野さんでしたが、この一言がきっかけとなり、お客さまにじーまみ豆腐を作る体験を提供することを決め「じーまみ家」をオープンさせました。
体験では岡野さんの丁寧なサポートのもと、誰でも気軽にじーまみ豆腐を作って食べることができます。
体験では岡野さんの丁寧なサポートのもと、誰でも気軽にじーまみ豆腐を作って食べることができます。
自分で選ぶことでワクワクする
「じーまみ家」では、棚に並んでいる数種類のお茶の中から、お好きなものを選び体験中に楽しむことができます。冷たいさんぴん茶などの他、暖かいお茶には、緑茶、ルイボスティー、黒豆茶などが並んでいました。
同じ棚には、岡野さんが集めた沖縄の陶器や琉球ガラスの器が並んでいて、好きなお茶を自分で選んだ器で飲むことができます。
作ったじーまみ豆腐をのせる器や、タレを入れる器も棚から自分で選びます。
棚に並んでいる色あざやかな琉球ガラスの器や、おおらかで優しい風合いの沖縄の陶器は、見ているだけでワクワクして楽しい気分になります。
同じ棚には、岡野さんが集めた沖縄の陶器や琉球ガラスの器が並んでいて、好きなお茶を自分で選んだ器で飲むことができます。
作ったじーまみ豆腐をのせる器や、タレを入れる器も棚から自分で選びます。
棚に並んでいる色あざやかな琉球ガラスの器や、おおらかで優しい風合いの沖縄の陶器は、見ているだけでワクワクして楽しい気分になります。
完成したじーまみ豆腐を食べよう!
一過程ごとに丁寧な説明とサポートをしてくれる岡野さんのおかげで、初めての体験でも安心して楽しくじーまみ豆腐を完成させることができました。
さあ、いよいよ出来立てのじーまみ豆腐の試食です。プルプルと弾力のあるじーまみ豆腐を、自身で選んだ器に盛り付けます。甘辛いタレをたっぷりかけていただきます!
ほんのりとピーナッツの香りが口の中に広がり、つるんとした滑らかなじーまみ豆腐の食感に感動します。
タレ以外にも、きな粉や黒蜜、わさびや生姜、オリーブオイルなどが用意されているので、お好みで味付けを変えながらじーまみ豆腐を楽しむことができます。
体験にかかる時間は、説明や試食などを含めると約2時間です。時間にゆとりを持って予約することをお勧めします。
さあ、いよいよ出来立てのじーまみ豆腐の試食です。プルプルと弾力のあるじーまみ豆腐を、自身で選んだ器に盛り付けます。甘辛いタレをたっぷりかけていただきます!
ほんのりとピーナッツの香りが口の中に広がり、つるんとした滑らかなじーまみ豆腐の食感に感動します。
タレ以外にも、きな粉や黒蜜、わさびや生姜、オリーブオイルなどが用意されているので、お好みで味付けを変えながらじーまみ豆腐を楽しむことができます。
体験にかかる時間は、説明や試食などを含めると約2時間です。時間にゆとりを持って予約することをお勧めします。
竹富島の「じーまみ家」で「且座喫茶」(しゃざきっさ)
岡野さんが「じーまみ家」にふさわしい言葉を考えていた時にふと思い出したのが、「且座喫茶」(しゃざきっさ)という言葉だったと話します。
「且座喫茶」とは、旅人にゆっくり座ってお茶でも飲んでいきませんかという「おもてなしの心」を意味し、自身のお店のコンセプト「竹富島の古民家で、のんびりお茶でも飲んでいきませんか」に近い言葉なのだそうです。
「お客さまには、竹富島の古民家で、じーまみ豆腐作りを体験し、ゆっくりとお茶を飲みながらユンタク(おしゃべり)を楽しんで欲しいです。現在、体験しないと食べられなかったじーまみ豆腐を、商品としてもお買い求めできるように段取りを進めているところです。ぜひ、『じーまみ家』のじーまみ豆腐に出会いに竹富島にいらしてください」(岡野さん)
「且座喫茶」とは、旅人にゆっくり座ってお茶でも飲んでいきませんかという「おもてなしの心」を意味し、自身のお店のコンセプト「竹富島の古民家で、のんびりお茶でも飲んでいきませんか」に近い言葉なのだそうです。
「お客さまには、竹富島の古民家で、じーまみ豆腐作りを体験し、ゆっくりとお茶を飲みながらユンタク(おしゃべり)を楽しんで欲しいです。現在、体験しないと食べられなかったじーまみ豆腐を、商品としてもお買い求めできるように段取りを進めているところです。ぜひ、『じーまみ家』のじーまみ豆腐に出会いに竹富島にいらしてください」(岡野さん)
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