自然と人にやさしい商品が並ぶセレクトショップ「集うと憩う」石垣島

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初回投稿日:2024.09.24
 最終更新日:2024.09.27

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自然と人にやさしい商品が並ぶセレクトショップ「集うと憩う」石垣島 クリップする

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人と人とが関わり合い、思いやりを持てる場所を目指して

 
集うと憩うの入口
 
石垣島(いしがきじま)の自然に寄り添い、島にも人にもやさしい商品が並ぶセレクトショップ兼、量り売りのお店「集うと憩う」は、2021年12月に石垣島の植物園内の小さな建物で始まり、2023年12月の閉園をきっかけに、石垣市登野城(とのしろ)に店舗を移し新たな挑戦に踏み出しました。
2021年12月に始めた当初、「集うと憩う」は、お店を立ち上げた石嶺蘭沙(いしみね らさ)さんと米盛早紀(よねもり さき)さんの子どもたちが通うシュタイナー園の隣にありました。
 
集うと憩うの外観
 
「植物園の中に『集うと憩う』のお店があり、隣は私たちの子どもたちが通うシュタイナー園でした。小規模な園で、どうしても園や子育てのことが中心になるお母さんたちが、社会と繋がれる一部になれたらいいな、園の存在がもっと世間的にも認知してもらえたらいいな、コロナ禍でも人と人とが関わり合いを持って思いやりを持てる、そんな場所が生まれたらいいなという想いを持ちながら始めました。当初はカフェをしながら量り売りに取り組んだり、イベントやワークショップを企画したり、知っている人がのんびり遊びにくる、そんな場所でした」(石嶺さん)

集うと憩うのイートインスペース 
店内でお買い求めいただいたものを食べられるイートインスペースがあり、スタッフや他のお客さまとのゆんたく(おしゃべり)が楽しめます。
 
2023年12月の植物園の閉園が急遽決まった際、石嶺さんと米盛さんは、まずこの場所以外でやる意味を考え一旦は閉店を考えましたが、同時にお店がお客さまにとって特別な場所になっていることも感じ、「みんなが応援してくれるなら移転をしよう」と決断しました。
 
店内に並ぶこだわりの商品
 
八重山の島々で丁寧に作られているこだわりの商品を購入することができます。
 
石垣島「若夏会の平飼い卵」
石垣島「若夏会の平飼い卵」
 
「新店舗では、みんなが立ち寄れる街の商店みたいな場所を目指しています。お客さん同士が繋がって、小売店だけどなんだかのんびりできる、そんなお店になっています。私たちが思う『暮らしにいいこと』を、商品やお話会などで発信し、伝えていきたいです」(石嶺さん)
 
自然派コスメブランドGOLEMのクレイパックについてのお話会より。

「集うと憩う」で取り扱いのある自然派コスメブランドGOLEMのクレイパックについてのお話会より。

スタッフそれぞれの想いが詰まったお店「集うと憩う」

「集うと憩う」代表の石嶺蘭沙さんは、Sunny Timeという島の素材を使った「人」にも「自然」にもやさしいアロマやスキンケアプロダクトを製造するブランドを運営しています。
 
石垣島月桃ボタニカルオイル
石垣島月桃ボタニカルオイル
 
石垣島月桃スティックディフューザー
石垣島月桃スティックディフューザー。「集うと憩う」で購入することができるSunny Timeの商品。
 
石嶺さんは主に、お店のコンセプトづくりや企画、内側のことを担当しています。
 
お店のコンセプトづくりや企画、内側のことを担当する石嶺蘭沙さん
 石嶺蘭沙さん

「SunnyTimeでは、ずっとひとりで仕事をしてきました。人との関わりの中で、お互いに影響し合うこと、尊重し合うこと、そんな感覚を知ることができた場所が『集うと憩う』でした。人との関わりから生まれる関係性を大切に、更にみんなに楽しんでもらえるお店づくりを目指しています」(石嶺さん)
 
石嶺さんと「集うと憩う」を共同で立ち上げた米盛早紀さんは、主に店舗での接客やイベントのサポートなどを担当しています。5人の母親でもある米盛さんは子育てを通して暮らしへの向き合い方を見直すようになったと話します。
 
「母親になってからは、自分の中の天使がもう少し考えな! これでいいの? と囁くようになりました。もう少し誠実に、子育てや暮らしと向き合いたいという思いから、自己練磨への願望を持つようになりました。メンバーの蘭沙は、全く自分とは違う感覚を持っていて、日々発見、混乱、勉強の毎日です。お互いに本当に成長した3年でした」(米盛さん)
 
「集うと憩う」を共同で立ち上げた米盛早紀さん
 米盛早紀さん

新店舗にて、2024年4月からスタッフに加わった大信田千尋(おおしだ ちひろ)さんは、石垣島に移り住む前は、東京でELEMINISTというサステナブルなサービスの立ち上げメンバーとして働いていました。 現在はエシカル協会の事務局をリモートで行いながら「集うと憩う」のメンバーとして活動しています。
 
「集うと憩う」新メンバーの大信田千尋さん
新メンバーの大信田千尋さん
 
「興味のあることは、ナチュラルなもの。昔から自然に近いものに惹かれていました。エシカル(※エシカルとは、人・地球環境・生きもの・社会・地域に配慮した考え方や行動のこと)という言葉にピンと来てからは、自分の心地いいエシカルライフを送りながら、周りにもエシカルな考え方が広まったらいいなと思い活動しています。なので、量り売りなど地球にやさしい取り組みをしているこのお店で働けることは、私にとってとても嬉しいことです」(大信田さん)
 
 

自然にやさしく、気持ち良い暮らしをサポートする商品の開発

「集うと憩う」では、新しい店舗でも引き続き作家さんのポップアップやワークショップなど、楽しい企画も続けつつ、生活に密着したキエーロ(コンポスト)や食についてのお話会などを開催しています。今後はオリジナル商品などの開発にも力を入れていこうと動いています。その中のひとつに、石垣島に暮らす人、島外に住む人にもに使ってもらいたい洗剤の開発があります。
 
量り売りで販売している環境にやさしい洗剤
量り売りで販売している環境にやさしい洗剤
 
「島の素材を使って、海や自然にやさしい、使う人も嬉しい、そんな洗剤です。個々が環境活動を主体的にできなくても、気持ちのいい暮らしをするだけで少し島に優しくなれる。私たちの気持ち良い、が自然との共存の第一歩になる、そんな仕掛けが必要なのかなと感じてこの取り組みを始めます。ぜひたくさんの方に応援してもらえると嬉しいです」(石嶺さん)

石垣島の自然から生まれた商品をお土産に

石垣島滞在中に必要な分だけ体にやさしい食品や自然にやさしい洗剤を購入したい、そんな時はぜひ「集うと憩う」の量り売りを体験してみてください。自然にも人にもやさしく、暮らすように旅をする感覚を楽しめます。
 
店内で吊るされた島バナナ
 
また石垣ならではの素材を使ったSunny Timeの商品は、お土産にもピッタリです。
 
石垣島月桃MIST ”air cologne”
石垣島月桃MIST ”air cologne”

石垣島月桃ボタニカル クレイバター
石垣島月桃ボタニカル クレイバター
  
「ぜひ私たちとゆんたく(お喋り)をしに遊びにいらして下さい。私たちは、この場所を憩いの場であって欲しいと思っています。『ただいま』と言いたくなる場所、『おかえり』と迎えられる場所であり続けたいと思っています」(「集うと憩う」スタッフ一同)
 
集うと憩うのメンバー 

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集うと憩う

住所 /
沖縄県石垣市字登野城927-33
営業時間 /
10:00-18:00
(時短営業の場合、インスタグラムストーリーでお知らせ)
定休日 /
不定休
(毎月インスタグラムのプロフィール欄に掲載)
インスタグラム /
https://www.instagram.com/tsudoutoikou/
お問い合わせはインスタグラムのDMへ

水野 暁子

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