那覇の魅力を再発見《那覇商工会議所青年部》
那覇の魅力を再発見《那覇商工会議所青年部》
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歴史文化
放送日:2025.01.20 ~2025.01.24
初回投稿日:2025.01.27
最終更新日:2025.01.27
最終更新日:2025.01.27
那覇を食で元気にしたい
2025年1月25(土)・26(日)、国際通りの那覇市てんぶす前広場で、那覇商工会議所青年部が主催する「わったー那覇めしフェスティバル」が開催されました。
もともとは、那覇の新しい名物メニューを生み出して、県内外の人に、那覇は食がおもしろいことを広く知ってもらい、商業を活性化させたいという目的で、2010年より奥武山公園でスタートした那覇めしグランプリが始まり。
これまで開催した11回の中で、グランプリメニューは大手コンビニエンスストアに採用されるなど、那覇市の経済を後押ししてきた実績があるイベントです。
このたび、地域と食、伝統文化のつながりをより体感してほしいとの思いから、会場を国際通りへと移し、第12回わったー那覇めしフェスティバルとして生まれ変わりました。
プロジェクトリーダーの嘉手苅尚さんがファシリテーターとなって、イベントへ向けた意見交換を行います
プロジェクトリーダーを務めるのは、那覇商工会議所青年部の嘉手苅尚さん。
メンバーと何度も会議を重ね、どうすれば地域とともにイベントを盛り上げていけるかを話し合いました。
わったー那覇めしフェスティバルの目的は大きく三つありました
一つ目は、那覇の食を広く周知してもらい、誰もが「那覇といえば◯◯だよね」と言ってもらえるようなメニューを開発すること
二つ目は、エリアを回遊できる仕組みを作り、イベント会場だけでなく、地域の商店にも人が流れ、街全体が盛り上がること
三つ目は、那覇を散策しながら回遊することで、観光資源だけでない地域の魅力が再発見されること
フードイベントというと、大人向けのイメージがありますが、わったー那覇めしフェスティバルでは、子ども向け無料チケットの配布や、子どもも食べられるようなメニュー、露店など、幅広い年齢層が楽しめる仕掛けも盛りだくさんです。
嘉手苅さんは「とにかく笑顔が溢れる楽しいイベントにしたい!」と話してくれました。
会場となる那覇市てんぶす前広場は、毎日多くの観光客で賑わいます
那覇のオリジナリティに溢れたメニュー開発
マグロといえば遠洋漁業を思い浮かべますが、近海でマグロを水揚げできる沖縄は、船上で冷凍保存することなく、通年、新鮮な「生鮮マグロ」を味わうことのできる恵まれた地域です。
中でも、那覇市はマグロが市魚になるほどの漁獲高。クロマグロ(本マグロ)をはじめ、キハダマグロ、メバチマグロ、ビンナガマグロの4種類が那覇市近海で獲れます。
沖縄鮮魚卸流通協同組合泊いゆまちにも、たくさんのマグロが並んでいます。なは近海のまぐろには「なはまぐろ」という目印があるので、ぜひ探してみてください。
その他、沖縄ならではのゴーヤーや紅芋、三枚肉、もずくなどを使ったメニューを9種類用意。
那覇の市魚、なはまぐろ
好きな給食の第1位に選ばれる子どもが大好きな揚げパンは沖縄らしい紅芋ときなこの2種類。きれいなピンク色を出すために、紅芋パウダーをふんだんに使いました
沖縄のゴーヤーとポークのたまごサンド。だしまき卵とポークをマヨであえて、コッペパンにサンド
嘉手苅さんが営む居酒屋で、試作を繰り返しました
歩いて見える街の魅力
メイン会場となる那覇市てんぶす前広場を中心に、桜坂エリアから壺屋やちむん通り、第一牧志公設市場周辺を回遊するスタンプラリーも開催しました。
那覇市てんぶす前広場から、第一牧志公設市場方面へ延びる市場本通りには、たくさんの土産品が軒を連ねます
新しい店も多いやちむん通りですが、一歩筋道に入ると、戦前からの道幅や石垣、魔除けの石敢當や屋根に鎮座するシーサーなどの原風景が残り、歴史を感じられるエリアです
地域のお店を回り、イベントへの理解を深めてもらいました。お店の方たちも、那覇の魅力を再発見してもらう良い機会だと協力的です
観光客や地元客で賑わった開催当日
当日は、オープン時間から、国際通りを散策する国内外の観光客、ラジオなどの事前告知でイベントを知った地元客など多くの人で賑わいました。
那覇めし会場と、第一牧志公設市場、壺屋やちむん通りでスタンプラリーを開催しました。2カ所のスタンプで抽選会に参加、3カ所集めると特典をもらえます。初日の一番人気のフードは鉄板ステーキガーリックバターライス丼でした
那覇商工会議所青年部所属で、わったー那覇めしフェスティバル実行委員会の濱元盛俊さんは
「お客さんが来てくれるのか、少し心配でしたが、国際通りということもあり、スタートから賑わって良かったです。てんぶす広場での初めての開催で、課題も見えましたね。
地域との連携をもっと深めたイベントにするためには、次回以降は、例えばブースを分散するなど、お客さんが目的を持って回遊を楽しめるように工夫したいと思います」と、早くも来年への意欲を話してくださいました。
壺屋やちむん通りのスタンプラリーブース、でお客さんを迎える那覇商工会議所青年部の皆さん
子どもからご高齢の方まで、幅広い方に立ち寄っていただけてるのがうれしいですね
会場の中を駆け回るプロジェクトリーダーの嘉手苅さん。飲食店を経営しているからこその目線で、オペレーションで気がついたところをスタッフに指摘したり、フライヤーを配ったり、来客の質問に答えたりと大忙し。
「まだまだ始まったばかりのイベントなので、至らないところもあると思いますが、軌道修正していきながら、地元の人も観光の皆さんも、誰もが楽しめるイベントとして長く続けていけたらと思います」
わったー那覇めしフェスティバル
TVアーカイブ配信中
放送日:2025.01.20 ~ 2025.01.24
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放送日:2025.01.20
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放送日:2025.01.24
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