沖縄歴史と伝統に触れる旅!読谷村やちむんの里で焼き物探し
沖縄歴史と伝統に触れる旅!読谷村やちむんの里で焼き物探し
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歴史文化
初回投稿日:2022.01.12
最終更新日:2024.11.12
最終更新日:2024.11.12
沖縄県読谷村に位置する「やちむんの里」は、沖縄の伝統的な焼き物である「やちむん」を作り続けている工房が集まる地域です。やちむんとは、沖縄の方言で「焼き物」を意味します。豊かな自然に囲まれたこの里では、数多くの陶芸家たちが技術を磨き、その美しさと実用性を兼ね備えた作品を生み出しています。
やちむんの里の歴史
やちむんの里の歴史は、17世紀に遡ります。当時、琉球王国は中国や東南アジアとの貿易が盛んであり、その中で陶芸技術も伝えられました。特に、中国から伝わった技術が沖縄の土壌と融合し、独自のやちむん文化が形成されました。
戦後、読谷村はそのほとんどを基地として占領されてしまいましたが、沖縄の本土復帰もあってその一部が返還。
基地の跡地の活用法として「やちむんの里プロジェクト」が実施され、壺屋焼きで有名な人間国宝の故 金城次郎さんがこの地に窯を移し、また、1980年には沖縄県立芸大の学長も務めた大嶺寶清さんをはじめ、山田真萬さん、玉元輝政さん、金城明光さんの4人が共同で「読谷山窯」を開窯するなど、多くの窯元が集まってきたのです。
やちむんの里のシンボルでもある伝統的な登り窯
国道58号線を逸れて読谷村のなかを進むと、赤瓦の登り窯が空に伸びるようにして堂々たる姿を見せてくれます。
登り窯とは、傾斜を利用して、階段状に焼成室を築いた窯の一種で、最前部で火を焚き、下から順に焼き上げていくもの。
奥に進むと、沖縄県内で最大とされる登り窯「北窯」が見えてきます。
こちらは、1992年に4人の陶芸家が立ち上げた13連房の大窯。
やちむんの里ではこの他にもたくさんの窯元が活動しています。
やちむんの里でお気に入りのやちむんを手に入れよう!
やちむんの里の中には工房だけでなくギャラリーを併設していたり、共同売店も設置されているので、たくさんのやちむんに直にふれあうことができます。
やちむんは、そのほとんどが沖縄の土で作られ釉薬は受け継がれてきた調合に作家それぞれの個性を加え、鉱石や、サトウキビ灰、サンゴ石灰など自然原料から作られます。
そのやわらかな雰囲気と、おおらかな絵柄や色合いは、沖縄の自然から生み出されているのかもしれません。
毎年秋から冬に開催される読谷山焼陶器市ではやちむんの里全体が鉢や蓋物、皿、シーサーや花器などたくさんの焼き物で溢れます。
たくさんの中から選べるだけでなく、通常よりも割安な価格でやちむんを手に入れるチャンスなので、ぜひ冬の沖縄にも足を運んでみて、沖縄の歴史や文化、職人の技に触れてみてください。
やちむんの里
- 住所 /
- 沖縄県読谷村座喜味2653-1
- Webサイト /
- https://www.yomitan-kankou.jp/tourist/watch/1611319504/
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