大好きになってしまった波照間島(桑村ヒロシの島フォトコラム[第10回目])

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歴史文化

初回投稿日:2015.09.23
 最終更新日:2024.03.27

大好きになってしまった波照間島(桑村ヒロシの島フォトコラム[第10回目])

ハテルマブルーの海!
 
沖縄には、有人離島が39島あります。そのうちの37島をこれまで取材撮影してきたのですが、ついに38島目の島に渡ることができました! その島の名は、『波照間島(はてるまじま)』。八重山諸島の一番南、つまり、日本で一番最南端の島です! 

波照間島星空観測タワーと天の川
波照間島星空観測タワーと天の川
 
日本最南端の波照間島は、88星座のうち84星座を観測することができるのですが、そのうち、本土では観ることができない『南十字星』を冬場に観測することができます。南十字星を観たくて、過去にも何度が波照間島に行こうとしたのですが、たまたま悪天候のために行けず、石垣港で足止めとなることも。だけど、あきらめませんでした。「いつか行けるはず」と信じて。
 波照間島の高那崎に押し寄せる高い波
高那崎に押し寄せる高い波
 
今年になってから、ようやく波照間島に行くことが実現。しかも、夏の間に2度の機会を頂きました! ひとつは、以前お話した“波照間島の半世紀前の神事を記録した写真の電子書籍版”を制作するためのプロジェクトで訪れました。その際は、島の豊年祭という厳かな神事の取材のための来島でしたので、島の名所を観光する余裕がまったくありませんでしたが、今回は沖縄CLIP&沖縄県観光コンベンションビューローでの観光の取材。どちらもミッションですのでとても緊張感がありました。なぜなら夏場は台風のシーズンでもありますし、無事予定通りのスケジュールで取材を成功させられるか、直前まで不安が無いわけではありませんでした…。
 高那崎で夜明けを迎えるカップル
高那崎で夜明けを迎えるカップル
 
そして今回、取材期間中は運良く毎日天候に恵まれました! 連日とも昼間から晴天で夜間の星空撮影もでき、無事に任務遂行完了できたのです。「こんなに毎日天候もよく、夜まで星空もばっちり撮れるなんて珍しいよ。昼間天候が良くても夜は曇ったり、夜が良くても昼間の海が荒れて泳げなかったりすることもあるけど、おにいさん、200点満点だったね!」と、島のかた。本当にとてもありがたく、島の神様にも御礼の御挨拶をしました。それがいつもの自分のやりかたですし、ウムイ(祈り)が通じると、万事がうまくいくことが多いのです。

波照間島のニシ浜の夕陽が神々しい
ニシ浜の夕陽が神々しい
 
ばっちり撮れた島の美しい風景は、記事にして読者の皆さまにご覧いただきたいと思っています! 沖縄でまたひとつ大好きな島が増え、38島になりました。「38島のうち、1番好きな島はどこですか?」と聞かれることもあるのですが、実はどの島も大好きです。それぞれに個性があって、ひとつとして同じ様な島はないところが魅力です。波照間島への旅の詳細は、近日中に沖縄CLIPの記事&リトハクの記事としてご紹介予定ですので、どうぞお楽しみに! 
 

桑村 ヒロシ(KUWA)

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