長寿を支える私たちのお店《わーけーまちや》

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歴史文化

放送日:2024.03.04 ~2024.03.08

初回投稿日:2024.03.27
 最終更新日:2024.04.05

長寿を支える私たちのお店《わーけーまちや》

海と山に囲まれた小さなお店

「わーけーまちや」は、長寿の里として知られる大宜味村の女性たちが手がける小さなお店です。2009年、前身であった大宜味農山漁村生活研究会の活動が終了する際に、「自分たちの手で大宜味を元気にしたい」という想いを受け継ぎ、現会長の山城初子さんが中心となって発足。2012年からは合同会社として法人化し、現在、60〜90代の15名の女性たちが運営しています。
目の前は青い海、背にはやんばるの緑、すぐ横には涼やかな滝が流れる、癒し度満点のロケーションにあるお店は、やんばるドライブの立ち寄りスポットとしても人気を集めています。

わーけーまちや 外観
会社名兼、店名の「わーけーまちや」は大宜味の方言で「私たちの店」という意味

大宜味村のシークヮーサーを生かしたい

「大宜味は昔から、シークヮーサーで生計を立てて、たくさん食べることで健康長寿を支えてきた村。私たちの世代はみんなシークヮーサーで育ったの。だから、なんとしても大宜味のシークヮーサーで村おこしをしたいし、日本一の長寿の村に返り咲いてほしい」という山城初子さん。
「わーけーまちや」の店内には、その想いを具現化した大宜味村産のシークヮーサーを使ったオリジナル商品や、お母さんたちの手作りの品々が並んでいます。こだわっているのは、家族に食べさせたい「安心、安全なもの」であること。そして、「どうやったら食べやすいか、おいしくなるか」と、子どもの頃からシークヮーサーを知り尽くしている地元のお母さんならではの知恵と工夫も、たくさん詰め込まれています。

店内
大宜味産のシークヮーサーを使ったオリジナル商品や、手作りの品々が並ぶ店内

山城初子さん
いつもパワフルな山城初子さん。ムードメーカーであり、人と人をつなぐ達人でもあります

黄金
大宜味特産のシークヮーサー。黄色く色づいたものは黄金(くがに)を呼ばれます

ユンタクするのが健康の秘訣

「わーけーまちや」のメンバーは、年代はもちろん、ハルサー(農家)や主婦、元公務員など経歴もさまざま。接客が得意な人もいれば、料理が得意な人、経理ができる人など、それぞれの特技を生かして、役割分担しながらお店と会社を経営しています。そんな皆さんの楽しみは、お店当番の日にお客様とユンタクすること。「家にこもっているよりも、誰かと話していた方が楽しいし、それが癒しにもエネルギーにもなる」んだそう。
大宜味村が掲げる長寿の秘訣は、「豊かな自然に囲まれた自然環境」「昔ながらの食生活」、「生涯現役で社会活動や地域とのつながりを持つこと」。そのすべてが当てはまるお母さんたちは、Well-beingな働き方、暮らし方を体現しています。

料理の様子
お料理が得意な人、接客が得意な人、それぞれの得意を生かして役割分担

ゆんたく
ユンタクしながら意見を交わすことで、新しいアイディアも生まれます

シークヮーサー大福
人気のシークヮーサー大福。香料も色素も未使用だけれど、とてもいい香り

シークヮーサードレッシング
現在開発中のシークヮーサードレッシング。お母さんの工夫が詰まっています

楽しみながらシークヮーサーをPR

代表の山城初子さんの特技はおしゃべり、ということで、いつもあちこちで積極的に大宜味村産のシークヮーサーをPR。「大宜味村産業祭り」の会場ではお店のテントを飛び出して、ステージ上に「わーけーまちやシークヮーサーガール」として登場。「シークヮサー音頭」を歌って踊って、会場を盛り上げていました。自分にできることで周りを楽しませ、村を盛り上げ、自分たちも元気になる。そんなお母さんたちとの何気ないユンタクを楽しみに、あなたも「わーけーまちや」に立ち寄ってみませんか?

シークヮーサー音頭
シークヮーサーガールズに扮したメンバーが「シークヮーサー音頭」を披露

大宜味村産業祭り
大宜味村産業祭りに出店した「わーけーまちや」。いつも以上に笑顔が溢れていました

わーけーまちや

住所 /
国頭郡大宜味村根路銘1373(大宜味村農村活性化センター内)
TEL /
0980-44-3131
営業時間 /
10:00〜17:00
定休日 /
火曜日

沖縄CLIP編集部

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放送日:2024.03.04 ~ 2024.03.08

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