家族で巡る、小浜島、西表島、竹富島(中編)

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初回投稿日:2020.11.28
 最終更新日:2024.03.27

家族で巡る、小浜島、西表島、竹富島(中編)

10月、ひさしぶりの離島旅へ。以前とは何か変わってしまっているだろうか。島の人たち に歓迎してもらえるだろうか。少し不安もあるけれど、うつくしい海と、島人との出会い を楽しみに。小浜島を旅した前編はこちら


星のリゾート 西表島ホテル


小浜島(こはまじま)から一度石垣島(いしがきじま)に戻り、フェリーを乗り換えて西表島(いりおもてじま)へ。向かう「星のリゾート 西表島ホテル」は上原港からバスで10分ほどの場所に位置し、県内最長で豊かな生態系を誇る「浦内川」のすぐそば。

ホテルに到着するとすでにアウトドアファッションに身を包んだひとがたくさんいて、ここは自然を楽しむ場所なんだ、ということが伝わってくる。我々もさっそく着替えて自然に触れに行こう。今回は6歳と4歳の子どもたちと一緒だったので、どれぐらい楽しめるのかちょっと不安だったけれど、子どもや初心者でも安心して楽しめるアクテビティも用意されていた。それに、ホテルのロビーに集合して、そのまま出発できる気軽さもありがたい。


「クーラの滝」へトレッキング

まずは「クーラの滝」へトレッキング。3歳から参加可能なこのアクティビティでは、古くは集落があったという山道を、キノボリトカゲなど生きものや植物を観察しながら歩き、クーラの滝に向かうというもの。時折足場の悪い岩場や斜面などもあるけれど、子どもたちがチャレンジするのにちょうど良い。辿り着いた滝のどこか神秘的な雰囲気にも癒された。この他にも秘境と言われるナーラの滝、県内一の落差を誇るピナイサーラの滝など、レベルもさまざまなトレッキングツアーがあるので、子どもたちの成長に合わせて挑戦してみたい。

トレッキングでの植物

西表島のクーラの滝

もうひとつ体験したのはカヤック。子どもも妻も未経験で、特に妻はきちんと漕げるか、 転覆しないかなどいろいろ不安だった様子。でも実際にカヤックに乗ってみると、乗った瞬間に「あ、大丈夫だな」と思える安定感、最初にレクチャーしてもらった漕ぎ方はすぐにマスターできるので、ほんの数分で最初の不安はどこへやら。川の水面の煌めき、マングローブが続く雄大な景色に魅せられ、「アミューズメントパークのアトラクションみたい!」と大喜びだった。子どもたちも一生懸命オールを動かして楽しそう。2人乗りができるので、「一緒に漕いでいる」という一体感も嬉しい。

カヤック体験

カヤック体験

カヤック体験


晩ご飯を食べ終えてロビーに出ると、「やまねこの学校」と題してスライドショーで島の 自然こと、イリオモテヤマネコの生態についてなどを紹介してくれていた。自然のこと、 環境のこと、離島の暮らしのこと、大人も子どももたくさんのことを興味を持って知ることができる。


ハロウィンのお面作り
(ハロウィンのお面作りのアクティビティ。ちょっと空いた時間を埋められるのでありがたい)

実際に自分の肌で触れる得られる情報量はとても多く、子どもちは言葉にならないような感覚も含めてたくさんのことを吸収したようで、好奇心で溢れんばかりに目を輝かせてい た。西表島ホテルには「知る」きっかけがいくつもちりばめられている。旅をした、という思い出以上の何かが、子どもたちの心に残ったのではないだろうか。

そうそう、旅の楽しみといえば「料理」のことも忘れちゃいけない。たとえば西表島ホテ ルの今夜のテーマは「八重山」。「黒糖カマイ(猪)すき焼き」、「ガザミ(蟹)汁」、「ヒージャー(ヤギ)のパエリア」など、島の食材を使いながら親しみやすい料理に仕上 げられていて、美味しく地の食材をいただくことができる。どのホテルでもここでしか食 べられない食材、料理、子どもたちも喜ぶデザートなどメニューが豊富。もちろんウイルス対策もしっかりされているから安心して「食事」という体験を楽しむことができた。

黒糖カマイ(猪)すき焼き
ガザミ(蟹)汁

ヒージャー(ヤギ)のパエリア


翌朝は「おめざめマングローブストレッチ」に参加。素足で川に入り、朝日を浴びながら のストレッチは本当に爽快で、心が洗われるよう。子どもたちはバシャバシャと水遊びに 興じてしまっていたけれど。

おめざめマングローブストレッチ

水遊び


さて、朝食を食べて部屋に戻り、一息ついたら出発だ。旅の最終目的地、竹富島へ。
後編へ続く。
 

星のリゾート 西表島ホテル

住所 /
沖縄県八重山郡竹富町上原2-2
電話 /
0570-073-022(西表島ホテル予約センター)
Webサイト /
https://iriomotehotel.com
その他 /
チェックイン15:00、チェックアウト11:00
客室数139室

セソコマサユキ

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