沖縄観光情報:亜熱帯の風香るやんばるスパイス

亜熱帯の風香る やんばるスパイス

post : 2014.05.06 12:00

沖縄には、原料の半分以上が県産素材でできたスパイスミックス

「やんばるスパイス」があります。

インドやバングラディッシュなどと同じ緯度にある南国沖縄ならではのお土産。

沖縄北部、通称'やんばる'の地で、赤土と亜熱帯気候に育てられた独特の香りと、

輸入ものにはないフレッシュさが特徴です。


 

"インドカレーなどのスパイス料理に多用される

ターメリックやチリペッパーに、沖縄の名産品ウコンや島唐辛子を使えば

沖縄印のスパイスミックスができるのではないか。"

 

この素敵な思いつきを現実にしたのは、

新しく農業を始めた農家と地域の食品加工業者、飲食店など、

やんばるの食に関わるプロが結集したチーム

「やんばる畑人プロジェクト」です。


 

やんばる畑人プロジェクトの代表であり、

「やんばるスパイス」の商品化を手がけた芳野幸雄さんは、

東京で有機農産物の宅配サービス会社に勤めた後、沖縄に移住。

かねてから憧れていたという農業の道に入りました。

 

「生活者に本当に美味しいものを届けるためには、つくっているだけじゃだめ。

農家が流通や付加価値づくりにも知恵とエネルギーを注ぐことで、

食と人の間にもっと幸せな関係をつくることができれば、

それが最後には『農家の所得向上』という結果になって返ってくると思っています」

と、これからの農業の姿を描くビジョナリーな農家さんです。

 

シマナー(マスタードリーフ)とコリアンダーの畑を管理している畑人 奈良幹さん 写真提供:やんばる畑人プロジェクト

 

スパイスミックスの商品化では、

ただ「つくれる」というだけでは魅力的な商品にならないと考え、

カレー&スパイス伝道師として知られる渡辺玲氏に協力を打診しました。

沖縄でスパイスの原料ができることに驚いたという渡辺さんはこの申し入れを快諾。

渡辺さんの手で調合され、「やんばる産のウコンや島唐辛子には、

インドの香辛料とは違う香りという魅力がある」という

お墨付きも得て、「やんばるスパイス」の発売にこぎ着けました。

 

2014年香-カバー-祭での一幕。写真提供:やんばる畑人プロジェクト

 

原料の生産や商品化と同じように、販売もチームで行うのがやんばる畑人プロジェクト流。

どこにでも置かれているわけではなく、「応援店」と呼ばれる28の飲食店でのみ、

手に入れることができます。

応援店では、小瓶入りのスパイスをお土産として購入できるほか、

やんばるスパイスを使ったオリジナル料理を味わうことも。

 

やんばるスパイスを追いかけて、ジャンルの異なるいろいろな応援店を食べ歩くのも、楽しそうですね。

また、一年に1度、応援店が集まってその日限りのオリジナル料理を提供する

フードフェスティバル「香-カバー-祭」でも、やんばるスパイスを入手可能。

応援店は、今後も那覇や県外にもエリアを拡げながら、少しずつ増えて行く予定で、

詳細はやんばる畑人プロジェクトの公式サイトでチェックできます。


2014年春の香-カバー-祭では、応援店のひとつ「Pain de Kaito」がやんばるスパイスとエリンギのパンを販売しました。

 

「今のところ、やんばる産はスパイスに配合されている9種類のうち、

『秋うこん』『黄金うこん』『島とうがらし』『新しょうが』で、率で言えば全体量の58%です。

今後はそれ以外の『クミン・シード』『コリアンダー』『カルダモン』

『シナモン』『クローブ』の生産に取り組み、やんばる産100%を達成します。」と芳野さん。

 

ほんの少量でキッチンいっぱいにエキゾチックな香りがひろがるやんばるスパイスには、

やんばるの自然とともに生きる人びとのロマンのエッセンスも含まれているようです。

 

やんばる畑人プロジェクト公式サイト http://haruser.jp/

facebookファンページ https://www.facebook.com/YanbaruHaruserPJ

 

 

沖縄CLIP フォトライター 浅倉彩

 

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