沖縄爬龍舟フェスティバル、ハーリー沖縄一を競う!

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歴史文化

初回投稿日:2014.09.10
 最終更新日:2024.03.27

沖縄爬龍舟フェスティバル、ハーリー沖縄一を競う!

この記事は、2014年に開催された「沖縄爬龍舟フェスティバル」のレポート記事です。

県内最大規模のハーリー大会である沖縄爬龍舟フェスティバルが

8月24日に糸満市の糸満漁港にて開催されました。


ハーリーとは、中国から伝わったとされる

爬竜船(はりゅうせん)で競漕する海の祭りのこと。

旧暦の5月4日に行われる糸満ハーレーを伝統行事として継承しつつ、

新たなスポーツ大会として定着させることを目的としたのが

沖縄爬龍舟フェスティバル。

 

6回目を迎える今大会は、去年までそれぞれの時期に行われていた

「糸満ふるさと祭り」「南部豊かな海づくり大会」と同時開催!

会場にはたくさんの人々が集まりました。

 

沖縄爬龍舟フェスティバル

 

通常のハーリー大会は、男子・女子の部に加えて

職場や地元の自治体対抗と部門をわけることが多いのですが、

沖縄爬龍舟フェスティバルは

沖縄一決定戦レース/下克上レース/レディースレース/プライドマッチ

というちょっと変わった部門構成で行われます。

 

 

 

伝統的なハーレー舟やウェーク(櫂)を用い

統一した条件の中で一位を決める沖縄一決定戦レースは、

県内のハーリー大会で好成績をおさめた実績のあるチームのみ

参加することのできる部門。

エントリーするには大会実行委員会の審査が必要とあって

息を飲む程に白熱したレース展開が見物です。

 

 

 

下克上レースは、優勝すると沖縄一決定戦の決勝に進出できる部門。

県内各地から集まったチームが競い合います。

 

 

レディースレースは舵取り以外女性で構成されたチームで、

外国人選手も数多く参加しています。

予選ではタイムが重要となるため、

男子チーム顔負けの成績をおさめるチームもいました。

 

 

プライドマッチは、職場や地元の仲間で構成されたチームが主となる部門。

初心者からベテランまで自由に参加することができます。

 

 

ハーリー会場横では、今年で20回目を迎える

「南部豊かな海づくり大会」が開催。

 

 

 

帆かけサバニ体験乗船、お魚つかみ取り、貝殻を使ったシーサー作りなど

子どもが喜ぶ体験教室から、

漁師のまち糸満自慢の鮮魚や、水産加工食品などの販売ブースが多く並び

親子連れでにぎわっていました。

 

 

 

 

第26回目を迎える「糸満ふるさと祭り」は、

ダンスバトル大会、ミュージックフェスタ、BMXショー、

糸満市内の全青年団によるエイサーの演武など

盛りだくさんのプログラム内容。

クライマックスは海上から1000発の花火が打ち上げられました。

 

 

沖縄爬龍舟フェスティバルの決勝では、

互角の戦いに観客の声援も勢いを増し、会場は熱気で包まれました。

 

 

 

終了後に互いの健闘を称え合い、抱き合う選手たち。

喜びや悔しさ、それぞれの胸の内は異なると思いますが

みんな良い顔をしています。

 

 

今年は並みいる強豪を押しのけて、チーム「はまゆう」が

沖縄一決定戦にて初優勝!

会場から大歓声があがりました。

 

 

「地域経済への波及効果と地域の活性化を図り、

イベントを通じて市内外各地域と交流を深めていくこと」

をテーマに掲げる沖縄爬龍舟フェスティバル。

年々外国人選手も増えているので、

海外に向けてもアピールできる大会になっていくといいですね。

沖縄爬龍舟フェスティバル

主催/OKINAWA EVENT FACTORY

開催時期/毎年9月〜10月頃

http://oef.jp/

 

また糸満市では、四季折々に多彩なイベントが開催されています。

こちらのサイトに情報が掲載されているので、

観光に役立ててみてはいかがでしょうか。
いとまん観光なび - 糸満市ホームページ (itoman.lg.jp)

沖縄CLIP編集部

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