沖縄観光情報:エメラルドブルーの海と濃密な緑に癒やされる「さちばるの庭」

エメラルドブルーの海と
濃密な緑に癒やされる「さちばるの庭」

post : 2015.03.27 21:00

沖縄本島の南部にある、美しい眺めと温かい雰囲気が魅力のカフェ、「山の茶屋」。山肌に建てられたこの店の上の斜面に、ぜひとも足をのばしてほしい場所があります。


 

それは山の茶屋からくるりと向きを変え、このアーチをくぐった先にある「さちばるの庭」。


 

庭といっても、平坦なものではありません。シーサーが迎える入口からゆっくり坂道をのぼり、絶景の海を望む展望台まで続く、まるで森を散策するかのような自然庭園。


 

一歩踏み入れると、南国ならではの濃密な緑が広がり、風のそよぎの中に鳥のさえずりが聞こえます。


 

途中、圧倒されるのが、さちばるの庭のシンボルツリー、樹齢200年の「うすくがじゅまる」です。

 

「うすく」とは石を抱くという意味で、石灰岩に根をはるのがこの木の特徴。写真にはおさまらないほど、大空に向かって力強く枝をのばしています。

 

この木の前に立つと神聖なエネルギーが降りそそぎ、心の霧がすーっと晴れるような気がするから不思議です。さらに進むと、ふいに視界が広がる場所に!


 

そこは庭園の中腹にある見晴らし台。満潮には何色もの青を重ねたグラデーションの海が広がり、干潮には円環状のサンゴ礁を見られる場所。振り返るとこの場にも樹齢150年の立派なガジュマルが! ここでひと息ついて展望台へ進みます。


 

その道中、ばったりお会いしたのは、オーナーの稲福信吉(いなふくのぶよし)さん。「いい日に来たねぇ。今日は海も緑も最高だよ」とにっこり。実は数日前まで寒い日が続き、雨もぱらぱら。この日は久々に晴れたので、植物たちが光を浴びて気持ちよさそうに葉を広げているよと教えてくれたのです。

 

毎朝「どうねぇ(調子はどう?)」と、木々や草花に声をかけるという信吉さん。目を輝かせて話す様子に、どれほど慈しんで庭を世話しているかがわかります。

 

というのもこの庭は、約20年前に信吉さんが惚れ込んだ土地。がじゅまるや巨岩に出合い、高台から眺める海に感激し、ありのままの沖縄の自然を多くの人に見せたくて18年かけて買い足し、土地を広げてきた場所。散歩できるように少しずつ整備して、今ではオープンガーデンになりました。


 

そんな稲福さんの後ろについて展望台まで行くことになりました。けっこうな坂道が続くのですが、その足取りの軽いこと! はぁはぁと背中を追いかけてようやく展望台に到着。ゆっくり中央へ進むと……


 

眼下に広がるのは、何度訪れても息をのむ絶景! 見晴らし台よりさらに高い場所から見る海に、またまた感動です。ここに座ってぼうっと過ごす時間が大好き。


 

展望台のすぐそばには、イベントなどで開放する天空の茶屋が。


 

坂道が続く庭園のあちこちには椅子が置いてあり、ひと休みしたり、その場から海や木々を眺めたり。思い思いに過ごせます。

 

 

色鮮やかな季節の花も咲くさちばるの庭。山の茶屋まで足を運んだなら、ぜひそのまま散歩に出かけて下さい。

 

大空のもと、澄んだ海と色濃い緑を目に焼きつけて庭を出るときには、自然のエネルギーをたっぷり浴びて、心も体もふわり軽やかになっているはずですから。

 

 

さちばるの庭

住所/沖縄県南城市玉城字玉城19‐1

電話/098‐948‐1227

時間/11:00~18:00(最終受付17時)

定休日/木曜日

入園料/大人300円(高校生以下無料)

*山の茶屋、浜辺の茶屋をご利用の方には無料チケットを差し上げます

 

沖縄CLIPフォトライター 小野暁子

 

 

 

「さちばるの庭」と同じ稲福信吉さんがオーナーをつとめる2つの茶屋はこちら

 

潮風香る喫茶店、「浜辺の茶屋

緑に抱かれ、海を眺めながら食べる、沖縄料理と石窯ピザ「山の茶屋 楽水

 

 

 

 

まだまだ知られていないあなただけが知る沖縄の魅力を是非教えてください。沖縄の旅行情報のご投稿はこちらから。

Information

沖縄県南城市玉城字玉城19‐1