第22回2014おきなわマラソン。世界遺産や米軍基地を走り抜ける!

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歴史文化

初回投稿日:2014.02.27
 最終更新日:2024.04.18

第22回2014おきなわマラソン。世界遺産や米軍基地を走り抜ける!

この記事は、2014年に開催された「おきなわマラソン」のイベントレポートです。今年は2024年2月18日(日)に開催されました。詳しくは、主催者のWebサイト等をご確認ください。

 

 

2月16日、今では沖縄県本島中部の冬のイベントとして

すっかり定着した第22回おきなわマラソンが開催された。

スタート時午前9時の天候は薄曇り、気温は摂氏気温16.6度と

マラソン日和の爽やかな天気。

「きっと出会える人・夢・愛」をキャッチフレーズに、

今年は沖縄県内はもちろん、県外、国外からフルマラソン部門11,326人、

10キロ部門2,858人の計14,184人が出走した。



 

コースは中部の2市1村にまたがる。

県内の他のマラソン大会と比べてかなり高低差が激しい道のりを通るので、

体力的に少々辛い場面もあるものの、

ときおり覗く坂の向こうに見える海や緑など変化に富んだ景色が楽しめる。

 

コース最初の難関である急な上り坂を登りきると

世界遺産である勝連城跡がそびえ、

その長い歴史を感じる石造りの堂々たる姿に圧倒される。



 

そして公式の給水所にもほどんど途切れない沿道での応援や、

配られるバナナ、オレンジ、黒糖など思わず

食べ過ぎてしまうのではないかというほどの補給があるのも嬉しい。

子どもたちのチアリーディングやブラスバンド、

エイサーの披露など、住民達の沖縄ならではの応援も

ランナーたちの気持ちを癒していた。


 

そして普段入ることの出来ない嘉手納基地の一部がコースのひとつであることも

おきなわマラソンの醍醐味。

 

米兵や基地内で暮らす人々もスピーカーで音を鳴らしたり、

ハイタッチや旗を振ったりしてランナー達をテンション高く応援する。


 

配られるお菓子やジュースは、

日本のスーパーでは普段目にする事のできないような

made in U.S.Aのものだった。


 

そして後半の長い坂を登り終えると、がんばったランナーへのご褒美は

素晴らしい中城湾の水平線が目の前に広がる見渡せる下り坂!

心地良い潮風とともに、ここまで来たらゴールはあと少し。



 

走り終えたランナーたちはその達成感と心地よい疲労感とともに

スタート、ゴール地点である沖縄県総合運動公園の芝生で

笑顔で仲間たちとまどろんでいた。

 

フルマラソンは制限時間(6時間15分)内に8,363人がゴールし、

完走率は73.84%。10キロの完走者は2,786人。

 

来年は少し暖かくなってきた沖縄で、

中部ならではのバラエティに富んだ景色と文化を、

走りながら体験してみては?


 

名称/第22回2014おきなわマラソン

開催期日/2014年2月16日(日) ~第3日曜日/雨天決行~

コース/フルマラソン:沖縄県総合運動公園(泡瀬)スタート・フィニッシュ

   高校・一般10kmロードレース:マラソン5km付近折り返しコース

主催/中部広域市町村圏事務組合、(株)琉球新報社、沖縄陸上競技協会、沖縄県総合運動公園指定管理者(株)トラステック、沖縄テレビ放送(株)

 

 

 

■ 編集部追記

2024年の開催日程は以下の通りです。

<第29回2024おきなわマラソン>

日時/2024年2月18日(日)

場所/沖縄県総合運動公園

Webサイト/第29回おきなわマラソン【公式】 (okinawa-marathon.com)

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沖縄CLIP編集部

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