スポーツ大国沖縄！思わずエントリーしたくなる、沖縄感たっぷりの個性的なスポーツ大会 3選

おきなわマラソンは、毎年2月に開催されるマラソン大会。沖縄本島中部地区を大勢のランナーが走り抜けます。高低差が激しいコースながらも、バラエティに富んだコース内容ということもあり、沖縄県内外からも人気の高いマラソン大会です。

おきなわマラソンは中部での開催という事もあり、近くに基地が多いので、外国人の姿も多く見られるのが特徴です。沿道にはほとんど途切れることなく、地域の人達の応援や、バナナやオレンジ黒糖などの補給食、そして、チアリーディングや、エイサー披露など、個性的な応援にも癒やされる大会です。

おきなわマラソンの魅力の1つは、世界遺産の勝連城跡のすぐ側を走る事です。 美しい城跡の雄大な風景を見ながら走ると、高低差のある激しいコースも、楽しで走る事ができます。

そしてもう一つのおきなわマラソンの醍醐味は、普段は許可書がないと入れない嘉手納基地の中を走る抜ける事です。米兵や基地内で暮らす人達も沿道で、スピーカーで音を流したり補給食を配るなど、一緒に地域のマラソン大会を盛り上げます。おきなわマラソンは、フルマラソン、10キロ部門とコースを選べるので、手始めに10キロから参加してみるのはいかがでしょうか？

沖縄伝統の船、サバニ。そのサバニに、「帆をかけ、漕ぐ」という昔ながらのスタイルで競うレースが「サバニ帆漕（はんそう）レース」。毎年夏の初め、夏至南風（カーチベー）が吹く梅雨明け頃に沖縄本島の那覇泊港から西へ約35kmの距離にある座間味島（ざまみじま）で開催されます。

昔座間味島では、サバニ船は漁や物資の運搬に使われたり、海を渡り行商していたそうです。 このレースは、そんなサバニの姿を現代に蘇らせ、風に乗って船を帆走させる技術の継承をしているともいえるのです。

サバニ帆漕レースの初日朝、神人（かみんちゅ）により安全祈願のセレモニーもあり、それを見るために、観光客も増えているのだとか。サバニ帆漕レースは、チームを組んでの出場となり、専門的な知識も必要なので、気軽に参加する事は難しいですが、帆のついたサバニが海を走る姿を観るだけでも、きっと海のロマンを感じる事でしょう。大会ホームページには、詳しくお申込に関する情報もあるので、興味のある方は仲間を募ってエントリーしてみてはいかがでしょうか？

トレイルランニングとは、山野など道無き道を走る、自然を身近に感じられる、全国的でも注目のランニングスタイルです。国頭トレイルランニングは、沖縄本島の一番北にある豊かな自然環境を持つ国頭村で、やんばる（沖縄北部地域）の道無き道を駆け抜ける、沖縄で唯一のトレイルランニング大会です。

大会は、国頭森林公園内の遊歩道や森林セラピーコースや、クロスカントリーコースなどが舞台です。

大会運営には、県内の高校生が多くボランティアに関わったり、終了後には後夜祭も開催され、琉球舞踊や民謡ライブ、エイサーなども披露され、地域をあげて成功させようという、あたたかい雰囲気に包まれた大会です。

やんばるの山は沖縄独自の植物も多く、面白く感じる事まちがいなしです。何より、自然を感じながら走るのは思っている以上に気持ちがいいものですよね。今年の冬も開催予定の国頭トレイルランニング、小学生からエントリーできます。ぜひ皆さんも挑戦してみてはいかがでしょうか？

スポーツ大会といえども、沖縄の自然や風景を活かして、楽しめる大会ばかりをご紹介しました。観るだけでも見応えのありそうだけれど、できるならばエントリーして、沖縄の景色や空気を違う角度から体験したくなってきたのではないでしょうか。体を動かして、沖縄をもっと満喫できれば、きっと忘れられない旅になること間違いなしです。