沖縄の木で生活を彩る「沖縄手作り木工家具 まっくる屋工房」

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歴史文化

初回投稿日:2014.05.16
 最終更新日:2024.04.10

沖縄の木で生活を彩る「沖縄手作り木工家具 まっくる屋工房」

沖縄の県木「琉球松」や、沖縄の県花「デイゴ」の木、センダン、クスノキなど県産の木材を使って

木の姿をそのままに魅力的な家具を作り出す「沖縄手作り木工家具 まっくる屋工房」をご紹介します。

 

 

人里離れ、緑にかこまれた場所にまっくる屋工房はあります。


 

家具と言えば直線的で、どこに置いても綺麗にはまるのが僕の持つ家具のイメージ。

まっくる屋工房の家具はどれも独創的。


 

「木を見れば大体イメージが決まっている。木の本来の姿からあまり手を入れないよ。」

 

まっくる屋工房の家具の魅力は、素材を生かした形と、美しい曲線。

特に、面白いのは「琉球松」を使った家具。

強度があり、しっかりとしている琉球松は、県木にも認定された沖縄を代表する木の一つ。

元々は、台風の多い沖縄で防風林や、塩害対策として植えはじめられた木で、

台風や、海風ににさらされることでクネクネとまがった琉球松からは、独特なラインと美しい木目が生まれます。

 

 

家具として使っていくうちに、木は少し色を変え、木目は濃く浮かび上がってくる。

その経年変化の美しさは、使い手を飽きさせない琉球松の魅力の一つ。

自然が生み出した芸術を自然なまま家具に変えるのがまっくる屋工房の技術。

その姿は、家具と言うよりアートに近い。

木のラインを生かしつつ全体的に丸みを帯びた家具からは、木と作り手の優しさが感じとれます。

そして、「赤ちゃんの肌さわり」を目指していると言うクセになる触り心地。

机や、椅子に触れると、キメの細かいスベスベとした優しい肌触りは、ずっと触れていたくなる気持ち良さです。

 

 

木の形、木目はもちろん木に開いた穴もすべてが木の魅力。

まっくる屋工房の作る家具は、木の面影と歴史が見える素敵な家具ばかりです。

 

 

もちろん、見た目だけではなく使い心地も日々1ミリ単位で追及され進化していく。

ずっとその場にいたくなる、居心地のいい空間を作り出す家具。

自然の物を自然な形で作る事で、違和感なく家具と生活が調和しているように感じました。

 

 

まっくる屋工房は、兄・聡さんと、弟・範雄さんの兄弟で営むテーブルとイスを主体に制作する工房。

気さくな兄弟で、お客さんが訪ねてくると

まずはお茶を飲みなが世間話をはじめるのがこの工房のスタイル。

僕が訪ねると、作業を止め、やっぱりお茶とお菓子でもてなしてくれました。

お客さんと話す事で見えてくる人柄、おりてくるインスピレーション、二人の独特な流れがあるようです。

長い時は何時間もじっくりお話しする時もあるようです。

それからお客さんと一緒に材料を選ぶ。実は、世間話から制作は始まっているようです。


 

注文は最低でも3か月待ち。

残業はせず、バックオーダーで注文からいつできあがるかは予約状況次第。

一つの制作にじっくり時間と材料を贅沢に使っていいものを作る。


 

いいものはずっと使ってもらい、

その家族や、子供が大きくなって、また家具を買いにくる。

決して安い家具ではないし、

でも、手間や、こだわりぬいた材料を考えると高い買い物でもない。

ちょっと奮発して、家庭をまっくる屋の家具で彩る。

毎日が少しだけワクワクする日常に。

それが、僕のおすすめするまっくる屋工房の家具です。


 

 

 

(配達で外出する場合があるので、ご来店の際はご連絡ください。)

 

沖縄手作り木工家具 まっくる屋工房

住所 /
沖縄県南城市玉城前川419-1
電話 /
098-948-3379
営業時間 /
10:00~17:00
(配達で外出する場合があるので、ご来店の際はご連絡ください。)
定休日 /
不定休
駐車場 /
有り
Webサイト /
http://maccuruya.ti-da.net/

沖縄CLIP編集部

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