一番人気は、サーターアンダギー!「今帰仁の駅そ~れ」

一番人気は、サーターアンダギー!「今帰仁の駅そ~れ」

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初回投稿日:2014.12.15
 最終更新日:2024.08.29

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本島北部に位置する今帰仁村(なきじんそん)。

そこに、地元の元気な女性たちが運営する道の駅、

「今帰仁の駅そ~れ」があります。


今帰仁の駅そ~れ

 

『そ~れ』とは、沖縄で人をもてなすときに語尾につく言葉。

「めんそ~れ(いらっしゃいませ)」

「ゆくいみそ~れ(休んでください)」

「うさがみそ~れ(めしあがってください)」

 

加えて「ソーレ!ソーレ!」という、はやし言葉にもかけ、

村の活性化を勢いづける気持ちも込められています。


 

「今でこそ農産物直売所はよく知られているけれど、16年前に『そ~れ』を始めた頃は、

とても珍しいものだったのよ」と、現代表を務める鈴木江美子(すずきえみこ)さん。


 

家庭料理を作ることが好きな婦人グループが立ち上がり、

初めは行政からの補助金をもらってスタートさせた道の駅。

 

地元のおじぃやおばぁが作る旬の野菜やフルーツを並べ、

経営ノウハウも何も知らないなかで、

「弁当を作ったらどうだろう」「お惣菜もいいね」と

あれこれアイディアを出し合い、支え合って、

多くの人に愛される場所になっていきました。

 

「農家さんあってのウチだから、いただいた自然の恵みを

たくさんの人においしく届けたくてねえ」


 

店内には野菜のほかに、黒糖やジャム、もずく、工芸品など、

今帰仁産が中心の、さまざまなメイドイン沖縄が並びます。


 

BEAMSのfennicaでも取り上げられた

わらび細工のかごも人気の逸品。

昔はこのかごに、洗った器を入れておいたのだそう。


 

そんななかで不動の人気を誇るのが

揚げたてあちこうこう(アツアツ)のサーターアンダギー!

 

食堂と加工販売所(厨房)が併設されているこちらでは、

ひとつひとつ手作りされ、できたてが並びます。


 

一般的なサイズより、ちょっと小ぶりで食べやすく、

黒糖、紅いも、ドラゴンフルーツやゴーヤなど

沖縄ならではの食材が生地に練り込まれているのが特徴。

 

外側がカリッとして、まだほわっとあたたかくて。

思い出すだけで食べたくなる優しい味です。


 

のんびりとした空気が流れるレストランには、

お昼時ともなると、地元のお客さんがひっきりなしに。


 

人気のそ~れ定食は、旬の野菜がたっぷり。

水を使わずに、だしで炊くジューシーが自慢の逸品。

他に、てびち(豚足)そばや、軟骨ソーキそばなどもありますよ。


 

こちらが「そ~れ」を支える元気なねぇねぇ(お姉さん)たち。

交替しながら17名で切り盛りしています。

 

こじんまりとしながら

どこかほっとする雰囲気が漂っていて

沖縄のぬくもりを感じるのは、

このねぇねぇたちの笑顔に支えられているから。

 

今帰仁村に行ったら、ぜひ立ち寄ってみて下さいね。

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今帰仁の駅そ~れ

住所 /
沖縄県今帰仁村字玉城157
TEL /
0980‐56‐4940
営業時間 /
9時00分~17時00分
定休日 /
月曜日
Webサイト /
https://satomono.jp/restaurant/47306/11510/

沖縄CLIP編集部

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