「泊まる」、にアート&カルチャーをプラスした新しい沖縄のリゾートステイ。【ホテルアンテルーム 那覇】

「泊まる」、にアート&カルチャーをプラスした新しい沖縄のリゾートステイ。【ホテルアンテルーム 那覇】

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泊まる

初回投稿日:2020.11.06
 最終更新日:2024.04.25

最終更新日:2024.04.25

「泊まる」、にアート&カルチャーをプラスした新しい沖縄のリゾートステイ。【ホテルアンテルーム 那覇】 クリップする

那覇市(なはし)の泊ふ頭(とまりふとう)旅客ターミナルから離島へと船が行き交う港のそばに、2020年2月にアート作品を鑑賞しながら宿泊できる「ホテルアンテルーム 那覇」が誕生しました。

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新しい沖縄のリゾートステイ

那覇市(なはし)の泊ふ頭(とまりふとう)旅客ターミナルから離島へと船が行き交う港のそばに、2020年2月にアート作品を鑑賞しながら宿泊できる「ホテルアンテルーム 那覇」が誕生しました。

ホテルアンテルーム 那覇
作品:やんツー Untitled Drawing #4 (by a Device for “Graffiti”)
 
正面入口の扉が開くと、沖縄の強い日差しとは対照的な青い涼やかなライトで照らされたアート作品がお出迎え。一歩足を踏み入れるとそこはもう別世界。移動疲れが一瞬で消え、ここでの滞在が更に楽しみになるはずです。


ホテルアンテルーム 那覇のエントランス
作品:大和美緒 RED DOT(BIO)
 
次の扉を抜けてエントランスへ。高さ約6メートルの壁全面に描かれたアート作品に圧倒されつつ、2階フロントを目指します。

ホテルアンテルーム 那覇
作品:品川美香 Traveler

「ANTEROOM MEALS(アンテルーム ミールズ)」でランチ

ランチ
 
どこからともなく漂うおいしい匂いに誘われて、チェックイン前にフロントの奥にある「ANTEROOM MEALS(アンテルーム ミールズ)」でランチを頂くことに。メニューは季節の前菜盛り合わせから始まり、パスタやリゾット、自家製フォカッチャの食べ放題コース。ハーバービューのロケーションで頂くランチはとても贅沢でありながら1,680円とリーズナブル。

おすすめのサンセットの時間

ホテルアンテルーム 那覇の部屋 
お腹も満たされて、無事チェックイン完了。部屋の扉を開くと、タイミング良く離島から戻ってきたフェリーが部屋の窓を通り過ぎるころ、急いでカメラを構え写真を撮りました。

 

ホテルアンテルーム 那覇の部屋から眺め
 
その後、港に出入りするフェリーの汽笛の合図が、ほんの数分の休憩を知らせる合図。自然に視線が海に引っ張られ、なんとなく心も落ち着きます。

 

コーヒー
 
しばらくしてバーラウンジへコーヒーを飲みに向かうことに。海が見えるテラスカウンターに座り、海を跨ぐようにかかる橋を眺めていました。

 

テラスカンターからの眺め
 
ここからの風景は、真っ白な砂浜に青い海と空が広がる沖縄の風景とは異なります。でも、橋の上の車の音や、漁港で働く人たちの存在を感じることができる風景がとても魅力的。

 

崎原さん 
コーヒーを提供してくれたのは崎原さん。実は、半年前に一度だけ滞在したことがあり、彼女のことは記憶にありました。彼女も僕のことを覚えてくれていて、話しかけてくれました。その暖かい心遣いがとても嬉しかったです。
 
彼女のこれからの夢の話や、おすすめの場所などの会話の中で「毎日楽しく、皆さんにも楽しんで頂ける接客」を心がけている様子を伺い知れ、そのホスピタリティの高いサービスも魅力のひとつです。

 

那覇クルーズターミナル越しに綺麗なサンセット
 
その崎原さんおすすめのサンセットの時間。世界各国からの豪華客船が着船する那覇クルーズターミナル越しに綺麗なサンセットを見ることができます。今は新型コロナウイルスの影響でその様子を見る事はできませんが、きっとまた豪華客船が着船し、かっこいい夕焼けの風景を演出してくれるはずです。

 


 
夕焼けを見るために観光客、住民、近くで仕事をしていた作業着の方もどこからか集まり、軽く挨拶を交わした後、一緒に沈む太陽を見ました。ここで暮らす人の生活に混ぜて頂けたような気がして、なんだかほっこりしてしまいました。沖縄には「イチャリバチョーデー」という言葉があり、それは「一度会ったら兄弟」という意味。そんな沖縄らしい体験もでき、改めて沖縄が好きになりました。

最後の一滴まで楽しめるとても贅沢な一皿

シーフード料理「Zuppa di pesce=ズッパディペッシェ」 
夕食はふたたびレストラン「ANTEROOM MEALS(アンテルーム ミールズ)」へ。近隣の漁港から仕入れた新鮮な魚が並んだカウンターから好きな魚と調理法を選ぶことができます。今回はイタリアンベースのシーフード料理「Zuppa di pesce=ズッパディペッシェ」。具材はもちろんのこと、トマトと魚介類の旨味が閉じ込められたスープも、最後の一滴まで楽しめるとても贅沢な一皿でした。

 

ルーフトップテラスの眺め 
食後は、屋上階のルーフトップテラスへ向かいました。そこで待っていたのは海に反射した街の灯りが綺麗な夜景。時折、吹き抜ける潮風が心地よく、ぼんやり眺めていると「いつか真下の工場タンクにもアート作品を仕掛けたい」という崎原さんが話してくれた夢を思い出しました。確かにこれが作品になれば素敵な雰囲気になりそう。「ホテルアンテルーム 那覇」がこの街全体を巻き込んでアート作品を手がけることができれば、もっと面白い街になり、沖縄の新しい魅力が生まれる。そんな事を考えながら早めに就寝しました。

朝日を眺める屋上階ルーフトップテラス

ルーフトップテラスの眺め 
翌朝6時。朝日を眺めるためまた屋上階ルーフトップテラスへ。太陽が顔を出したグッドタイミング。少し肌寒かったけど、太陽の光が暖かく、清々しい気持ちで朝を迎えました。

 

テラスカウンターでモーニング 
テラスカウンターでモーニング
 
フロントでモーニングセットを受け取り、テラスカウンターで頂くことにしました。朝日を浴び、海を眺めながらの朝食はとても贅沢な時間。今回は選べる3種類から自家製ローストポークサンドをセレクト。サラダ、コーヒー、スープ、スムージーがセットになっていて栄養面もボリュームも大満足です。これから始まる1日に向け、こころとからだの準備をしっかりと整えることができました。

ギャラリースペース「GALLERY 9.5 NAHA」

ギャラリースペース「GALLERY 9.5 NAHA」
作品:小林絵里佳 Coexistence

さて、次の目的地までの準備を整えた後、チェックアウト前のまだ人気の少ないギャラリースペース「GALLERY 9.5 NAHA」でアート作品を鑑賞することにしました。差し込む光の影響で、立体感が増した立体アート作品。太陽の位置で様々な表情を楽しむことができ、その度に新しい発見がきっとあるはずです。ぜひ、ここでは一日を通してゆっくりと自分のペースで繰り返し鑑賞しください。

 

終日滞在して感じたのは、ここだからこそできる体験と新しい風景がたくさんあるということ。ただのホテルではなく、美術館でもない。今までの沖縄のリゾートホテルとは違った魅力で溢れた「ホテルアンテルーム 那覇」。ぜひ沖縄での滞在にセレクトしてみてはいかがでしょうか?

 

ホテルアンテルーム 那覇

ホテルアンテルーム 那覇

最後にもうひとつ。エレベーター前に彫刻家、名和晃平(なわこうへい)さんの「Direction#265」という斜線が描かれた作品が展示されています。「ホテルアンテルーム 那覇」の外観もその作品を取り入れられたもの。その他にも斜線が描かれた「隠れダイレクション」がホテル敷地内に仕掛けられています。こちらぜひ探してみてくださいね。

 

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ホテルアンテルーム 那覇

住所 /
沖縄県那覇市前島3丁目27番地11
TEL /
098-860-5151
Webサイト /
https://okinawa-uds.co.jp/hotels/anteroom-naha/
instagram /
https://www.instagram.com/anteroom_naha/

(株)村上佑写真事務所

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