心地良い暮らしを提案する「nan*ne」【那覇市壺屋】
心地良い暮らしを提案する「nan*ne」【那覇市壺屋】
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食べる
初回投稿日:2023.11.18
最終更新日:2024.08.30
最終更新日:2024.08.30
店名の由来は「これ、なんね?(これは何?)」から。
衣食住の心地良さを提案
沖縄の伝統的な焼き物「やちむん」を扱うショップや窯元が立ち並ぶ「壺屋やちむん通り」を一本入ったところにある「nan*ne(なんね)」は、壺屋焼窯元育陶園(いくとうえん)が“暮らしを提案する場所”として2023年1月にオープンしたセレクトショップです。
日々の暮らしを豊かにしてくれる衣食住のモノ・道具を扱うnan*ne。店内には、毎日を心地良く過ごすためのアイテムが並んでいます。
「日常生活の中で『何だか心地良いな』と感じる瞬間ってありますよね?例えば台所仕事をする時に、おしゃれで使い勝手の良い道具があるだけでその時間が楽しくなったり、身にまとうウェアが素敵で着心地が良いと、その日1日ご機嫌で過ごせたり。今まで県内外、いろんな作家さんたちに出会ってきたのですが、作り手さんの背景やこだわりを知ることで、私自身が、より愛着を持ってそのアイテムを使うことができたので、nan*neではただモノを販売するだけでなく、そういうことも伝えていけたら…と思っています」
“お気に入り”を身近に置くことで、何気ない毎日が幸せになるコツを教えてくださったのは、店主の高江洲 若菜(たかえすわかな)さん。
日用品や衣類、器、民具、アクセサリー、食品など“長く使える良いモノ”を県内外から厳選し、集めたそうです。
民具を身近に
こちらは、探し求めて購入される方も多いという「種水土花(しゅみどか)」のクバカゴ。沖縄で“神聖な植物”として昔から大切にされてきたクバの葉でできたカゴは、もともと水汲みの道具として使われてきたものですが、「伝統的な民具をしっかり後世に残したい」と種水土花は、伝統を継承しながらも現代的なデザインを取り入れて製作。フルーツや小物を入れるだけでなく、インテリアの一部にするのも良さそうですね。
揺らぎと香りに癒される時間
「1日の疲れを癒したい」時におすすめしたいのは「Zypressen(ツプレッセン)」のアロマキャンドル。オーガニックソイワックスを、芯は100%コットンを使用した環境にやさしいキャンドルです。
香りは、サイプレス・ひのきなどウッドベースの精油で配合された「TAKIBI」と、ゼラニウム・シークワサー(沖縄県大宜味村産)・パチュリがベースの「SHINKAI」の2種類。やさしい香りに包まれながら、ゆらゆら揺れる炎をただ見つめる時間…心を穏やかに保つためにも、取り入れたい習慣ですね。
石膏型に泥漿(でいしょう)と呼ばれる泥を流し込んで成形する泥漿鋳込み(いこみ)という技法や、押し型成形という技法をメインに作られた器「Nシリーズ」は、nan*neのオリジナル。他では手に入らない器なので、ぜひ手に取って見てみてください。
おいしい沖縄そばとソフトクリームでちょっと休憩
店内の一角には飲食スペースもあり、月曜から水曜は冷やしつけそばが、金曜から土曜には沖縄そばがいただけます。
沖縄を代表する製麺所のひとつ「照喜名(てるきな)製麺所」の生麺に、塩麹に漬けて炙った自家製の鶏ハムを添えた「冷やしつけそば」。
鰹と昆布をふんだんに使用した麺つゆにつけていただくと、生麺特有のツルッ、モチッとした食感と、気持ちの良い喉越しが楽しめます。
(画像提供:nan*ne)
「ここで休んでもらうひとつのきっかけになれば、と思って」と最近メニューに加わったのが、EM玉城牧場のソフトクリーム。餌にこだわり、放牧でストレスフリーに育った牛から搾った生乳から作るソフトクリームは、コクがあるのに後味さっぱり。濃厚ながらもしつこくなく、食後でもサラッといただけてしまいます。
「壺屋の裏道は自然が多くて、戦前からの景色が残っています。メイン通りでお買い物をするだけでなく、壺屋の裏側を知っていただく1歩目として、nan*neにも遊びにきてください」と高江洲さん。
今と昔を感じられる壺屋エリアを散策する際は、ぜひ裏道も楽しんでみてください。
nan*ne
- 住所 /
- 沖縄県那覇市壺屋1-22-37
- TEL /
- 080-3944-5083
- Webサイト /
- https://www.instagram.com/nanne_tsuboya/
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