サボテン畑のとなりの「珈琲バルepl(イプル)」【南城市】
サボテン畑のとなりの「珈琲バルepl(イプル)」【南城市】
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食べる
初回投稿日:2023.11.23
最終更新日:2024.08.15
最終更新日:2024.08.15
沖縄本島の南部をはしる県道48号。
そこから畑に向かう道へと入っていくと、サボテン畑のとなりにコンテナのような白くて小さなお店が現れます。
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
「こんなところにお店が!」と、見つけただけでもわくわくしてしまう、そのお店の名前は「珈琲バルepl(イプル)」。南城市(なんじょうし)に2023年3月にオープンしたコーヒースタンドです。
ウッドデッキのカフェスペースでは、畑を通りすぎる風を感じながらコーヒーや軽食をたのしむことができ、小屋の横にある窓から直接商品を受け取れば、車に乗ったままドライブスルーで利用することもできます。
“あったらいいな”を詰め込んで

お店を切り盛りするのは、比嘉利加さんと親川和音(カズネ)さんのふたり。イプルはふたりの「こんなお店があったらいいな」を詰め込んでできたお店です。
例えばそれは、営業スタイル。
飲食店は日曜日休みが多いですが、イプルは日曜日も営業しています。「みんながお休みの日曜日、お出掛け前にコーヒーが飲める場所がほしいなって思って」と、親川さん。
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また、朝7時30分からと早めのオープンも「朝おいしいコーヒーを飲んで、早い時間から活動できたら、1日が充実するのでは」という想いから。出勤前のひととき、朝の送迎の後のちょっとした時間。コーヒーでひと息ついて1日をスタートしてほしいと、考えられたスタイルです。
“あったらいいな”の想いはドリンクや軽食のメニューにも
イプルには、種類豊富なドリンクメニューがあります。特に力を入れているのはカフェラテシリーズ。カフェラテ用のミルクに合うコーヒー豆は、南城市にあるcafe collaboさんに焙煎してもらったもの。
![イプルのカフェラテ2つ]()
![イプルのホットカフェラテ]()
オーソドックスなカフェラテのほか、何度も足を運んでくれるお客さんに色々な味を楽しんでもらいたいと、黒糖を使った「黒糖ラテ」、ココナッツシロップを使った「ココラテ」や「ストロベリーラテ」などの定番に加えて、期間限定で登場するメニューもあるのだそう。ホットのカフェラテにはかわいらしいラテアートが添えられていました。
![イプルの焼菓子]()
そして、コーヒーと一緒に楽しみたい焼き菓子や軽食の用意も。
中でも気になるのが、南城市で育てられた「さし草」をごはんに混ぜ込んだ「さし草入りおにぎり」。コーヒーとおにぎり、ちょっと意外な組み合わせですが「ドライブスルーの人も手軽に食べられるように」と考えられた一品です。
![イプルのさし草入りおにぎり]()
「さし草(和名:アワユキセンダングサ)」はひっつき草とも言われ、元々沖縄のあらゆる地域に自生
しているハーブの一種。食物繊維やカルシウム、マグネシウム、ケイ素、亜鉛などその栄養価の高さから近年注目度が上がっているのだそう。地元のおじいさん、おばあさんたちは昔、新芽をお茶にしたり、天ぷらにして食べていたのだとか。
この日のさし草おにぎりはもずくの佃煮が添えられていて、さし草のふわっとやさしい風味と相まってパクパクと食がすすむ味でした。さし草を使ったドリンクメニューも今後追加していく予定とのことなので、そちらもたのしみなところ。
他にも、日替りのスープや気まぐれで登場するスパイスカレーには、南城市で丁寧に育てられた季節の野菜が使われています。
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オーソドックスなカフェラテのほか、何度も足を運んでくれるお客さんに色々な味を楽しんでもらいたいと、黒糖を使った「黒糖ラテ」、ココナッツシロップを使った「ココラテ」や「ストロベリーラテ」などの定番に加えて、期間限定で登場するメニューもあるのだそう。ホットのカフェラテにはかわいらしいラテアートが添えられていました。
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そして、コーヒーと一緒に楽しみたい焼き菓子や軽食の用意も。
中でも気になるのが、南城市で育てられた「さし草」をごはんに混ぜ込んだ「さし草入りおにぎり」。コーヒーとおにぎり、ちょっと意外な組み合わせですが「ドライブスルーの人も手軽に食べられるように」と考えられた一品です。
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「さし草(和名:アワユキセンダングサ)」はひっつき草とも言われ、元々沖縄のあらゆる地域に自生
しているハーブの一種。食物繊維やカルシウム、マグネシウム、ケイ素、亜鉛などその栄養価の高さから近年注目度が上がっているのだそう。地元のおじいさん、おばあさんたちは昔、新芽をお茶にしたり、天ぷらにして食べていたのだとか。
この日のさし草おにぎりはもずくの佃煮が添えられていて、さし草のふわっとやさしい風味と相まってパクパクと食がすすむ味でした。さし草を使ったドリンクメニューも今後追加していく予定とのことなので、そちらもたのしみなところ。
他にも、日替りのスープや気まぐれで登場するスパイスカレーには、南城市で丁寧に育てられた季節の野菜が使われています。
「だれもが気軽に来てほしい」
店名のepl(イプル)は、experience(経験・体験)・play(遊び)・local(地元)の頭文字。
![イプルの看板]()
比嘉さんが以前からお父さんと一緒に切り盛りしていた畑の一角にお店を構えたのは、仲間が集まることの多かった畑にみんなが気軽に楽しく憩える場所を作りたかったから。
畑の真ん中で、地元の人や農家さんとのつながりを大切にしながらはじまったお店は、今では近所の人が集い、毎週同じ曜日に来てくれる常連さんや、お散歩の途中に立ち寄ってくれるおばあさんがいたりと「みんなの休憩所」になっています。いずれは畑体験など、この場所だからこその体験もできたらと考えているそう。
![イプルの店舗]()
いつのまにかゆんたく(おしゃべり)がはじまったり、楽器の演奏がはじまったり、知らない人同士がイプルを通じて仲良くなっていたり。はじめて訪れたはずなのに、いつの間にか仲良くなれてしまうのは、きっとふたりの「だれでも歓迎するよ」というウェルカムな人柄のせい。
![イプルのアイスカフェラテ]()
ドライブスルーで気軽に、椅子に座ってのんびりと。
畑に吹く風を感じながら、ひと息ついてみませんか。
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比嘉さんが以前からお父さんと一緒に切り盛りしていた畑の一角にお店を構えたのは、仲間が集まることの多かった畑にみんなが気軽に楽しく憩える場所を作りたかったから。
畑の真ん中で、地元の人や農家さんとのつながりを大切にしながらはじまったお店は、今では近所の人が集い、毎週同じ曜日に来てくれる常連さんや、お散歩の途中に立ち寄ってくれるおばあさんがいたりと「みんなの休憩所」になっています。いずれは畑体験など、この場所だからこその体験もできたらと考えているそう。
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いつのまにかゆんたく(おしゃべり)がはじまったり、楽器の演奏がはじまったり、知らない人同士がイプルを通じて仲良くなっていたり。はじめて訪れたはずなのに、いつの間にか仲良くなれてしまうのは、きっとふたりの「だれでも歓迎するよ」というウェルカムな人柄のせい。
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ドライブスルーで気軽に、椅子に座ってのんびりと。
畑に吹く風を感じながら、ひと息ついてみませんか。
珈琲バルepl (イプル)
- 住所 /
- 沖縄県南城市玉城船越1031 まっくーるファーム内
- 営業時間 /
- 7:30〜17:00
- 定休日 /
- 金曜・土曜
- Webサイト /
- https://instagram.com/epl___coffee_bar
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