笑顔をつなぐ石垣島のモリンガ料理「Garden café YEEP」

Reading Material

食べる

初回投稿日：2023.12.08
　最終更新日：2024.11.18

最終更新日：2024.11.18

クリップする

Garden café YEEP
スーパーフード「モリンガ」
社会の中にある壁や境界線を消していく
「モリンガ」を使ったカフェメニュー
ドリンクメニュー
スイーツメニュー

Garden café YEEP

石垣島空港から車で約10分、宮良川（みやらがわ）のすぐ近くに位置し、美しいやらぶ並木が望める「Garden café YEEP」（株式会社イープ）は、栄養素が豊富なことで知られる「モリンガ」を使ったお料理やドリンクが楽しめる穏やかで心地の良いオープンカフェです。

スーパーフード「モリンガ」

モリンガとは、北インド産（学名：Moringa oleifera Lamrck）ワサビ科の植物です。

石垣島モリンガには、90種類以上の栄養素と46の抗酸化物質が含まれていると言われており、ビタミンも豊富に含まれています。石垣島モリンガに豊富に含まれるビタミンは、ビタミンA（βカロテン）、ビタミンC、葉酸、鉄、カリウム等などです。

中でもビタミンAはにんじんの2倍も含まれていると言われています。ビタミンAの中でも、βカロテンが多く含まれていることから、体内の活性酸素を減らし、動脈硬化など生活習慣病の予防に役立つことが期待されます。

ビタミンCには、抗酸化力があります。また美容効果や貧血予防、デトックス効果などがあり、ストレス社会の現代には、ストレス抑制という意味でも、重要なビタミンです。

葉酸には、赤血球の造血作用や皮膚や粘膜を強くする働きがあります。

完全無農薬による自然農法にて大切に育てられた石垣島モリンガは、特に栄養価の高い葉のみを手作業で選別しています。

石垣島モリンガには、他にもビオチンやパントテン酸、ビタミンEなど３大栄養素の働きを助けるビタミンが豊富に含まれているそうです。

食事バランスがくずれがちな忙しい日々を送る現代人にとっては、嬉しい栄養素がいっぱいのスーパーフードです。

社会の中にある壁や境界線を消していく

実は、この穏やかで心地よい「Garden café YEEP」は、就労継続支援A型事業所でもあります。カフェで使われるモリンガの収穫、お料理やデザートなどの下準備のほか、カフェで使うコースター作りまで、幅広い仕事の範囲を利用者が行っています。運営者や調理師は、福祉支援者でもあり、利用者のサポートを行っています。

与那国島（よなぐにじま）出身で責任者の西泊しのぶ（にしどまり　しのぶ）さんは、利用者が誇りを持って自慢できる職場を作っていきたいと話します。

「カフェを訪れるお客さんと利用者さんの間に境界線がない、オープンで心地の良い場所を作っていきたいです。利用者のみなさんには、率先して自分でできる仕事は何でもやってもらっています。利用者さんが、ここに仕事に来て、『今日も１日楽しかったな、来てよかったな』と笑顔になって帰れるような楽しい雰囲気作りとサポートをしています。そしてカフェを訪れるお客さまにも素敵なカフェだな、また来たいなと思ってもらえたら嬉しいです」（西泊さん）