「これって何?」楽しく歩きながら沖縄通になれる〈那覇まちま~い〉

「これって何?」楽しく歩きながら沖縄通になれる〈那覇まちま~い〉

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あそぶ

初回投稿日:2021.01.22
 最終更新日:2024.08.08

最終更新日:2024.08.08

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まちま~いとは、しまくとぅば(沖縄の言葉)で街巡りのこと。那覇の歴史や文化に詳しい地元のガイドが、地元ネタを交えながら楽しくガイドをしてくれます。所要時間は1時間から。料金も一人1,000円(小学生は500円、就学前のお子さんは無料)からと手軽に参加できるにもかかわらず、けっこう深く学べるプログラムです。

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やちむんの欠片

今回ご紹介するコースは、2018年に全国観光まちづくり大賞の特別賞を受賞したことがある人気コース、「これ、何ですか? 沖縄の不思議と謎25連発」です。沖縄の街を歩いていて目にするものには、「これって何だろう?」と知りたくなるものって多いですよね。そういう「?」を面白おかしく学ぶことで、きっとあなたも沖縄通になれるはずのコースです。

集合場所は国際通りにある牧志(まきし)駅改札前。そうそうこのコースは、国際通りの路地裏をすすすーっと歩くコースなんです。クイズ形式で案内してくれるので、ついつい前のめりに参加してしまいます。数名のガイドさんが案内してくれるこのコース、本日のガイドは笑顔が素敵な平良鈴子さんでした。平良さんはこのコースのほか、「那覇の市場(マチグヮー)迷宮巡り」、「壺屋のツボ ~やちむん通りとすーじぐゎーめぐり~」など5つのコースを担当しています。


壼屋の井戸

参加者には手頃なサイズのガイドマップと、希望者にはポイントカードが配布されます。1コース参加するごとに1ポイントもらえ、5ポイントで500円割引、10ポイントで1,000円の割引を受けられます。このポイントカードはリピーターに人気だそう。もちろん特典のおかげもあるでしょうが、実はこのカードの色に秘密があるんです。最初のカードは青、2枚目は赤、3枚目は黄、4名目は紫、そして5枚目は金・赤・黄の浮彫りという具合に、リピートレベルによって色が変わるんです。これは琉球王朝時代の位階制度を模したもの。ちなみに現在数名の方が、最高位のカードを所持されているそうです。


花ブロック

さて、肝心の中身の紹介ですが、ネタバレになるとこれから参加してみたいと考えている人にまずいかなーと。でも、紹介しないと記事の意味がないよなーと。気持ちが正直揺れ動きますが、25連発の謎のうち、ほんの少しだけ紹介させていただくことでバランスを取らせていただきますね。


牧志駅前にあるシーサー

まずはこちら。沖縄に来たことがある人ならすでにお分かりのはず。というか、来たことがない人でも、知ってるはず。コースで実際に遭遇することになるこのシーサーは、ウフシーサーという名前です。ウフってよく耳にする言葉ですが、沖縄の言葉ではちょっと違った意味になります。ちなみに、シーサーはペアですが、もう一つは、壺屋にいます。


那覇市民憲章
続いてこちら。街のあちこちに掲示されている那覇市民憲章です。別に間違い探しじゃないですよ。でも、なんか違和感を感じるところはありませんか?


琉球ガラス

はい、沖縄に来た人がお土産に買おうかなーと迷う伝統工芸品はなんでしょう? そして、この工芸品は、実は歴史が浅いのに伝統工芸品として指定されています。それほど沖縄がくぐり抜けてきた歴史を象徴するものでもあるんです。


祠

この記事で最後に紹介するのはこちら。沖縄は数百年前までは独立した王国でした。その頃の沖縄は琉球王国と呼ばれていましたが、二つの国の文化の影響を大きく受けてきたことは、沖縄リピーターならばきっとご存知のはずですよね。でもね、この祠がどこからやってきたか?どんな神様を祀っているか?そして、この祠につけられている格子はいったい何のためにあるのか?以上すべてに答えられる人は、かなりの沖縄通、いや、沖縄に生まれ育った人でさえ、なかなかできないことでしょう。


石敢當

それくらい沖縄の歴史って奥深いんですよね。来るたびに違う表情を見せてくれ、そのどれもに魅せられる。そんな沖縄をこれからもぜひゆたしくお願いいたします。最後まで読んでくれて、いっぺーにふぇーでびたん!ちゃーがんじゅーでちばりよー!!!

 

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(一社)那覇市観光協会 那覇まちま~い

住所 /
沖縄県那覇市牧志3-2-10 てんぶす那覇1F
電話 /
098-860-5780
問い合わせ時間は、9:00~17:00
サイト /
https://book.naha-navi.or.jp/

沖縄CLIP編集部

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