中城湾を見下ろしながらジャンボアメリカンステーキが味わえる沖縄の老舗レストラン「エメラルド」
中城湾を見下ろしながらジャンボアメリカンステーキが味わえる沖縄の老舗レストラン「エメラルド」
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初回投稿日:2014.11.03
最終更新日:2024.08.16
最終更新日:2024.08.16
まだ沖縄に移住して間もない頃、沖縄移住の先輩に「沖縄名物のご飯が食べたい」と言って連れて来られたのがアメリカンステーキで有名な「パブラウンジ エメラルド」だった。
ゴーヤチャンプルやタコライスなどが沖縄名物の有名どころだが、アメリカンステーキも古くから愛されている食文化の一つだ。ともとは戦後進駐した米兵向け料理として沖縄の飲食店で出されたのが始まり。
アメリカ占領時代は牛肉に関税がかけられておらず本土復帰後も価格が低く抑えられたことから徐々に地元にも浸透し、今ではすっかり沖縄の料理として定着した。
ハンバーグやサイコロステーキなど肉料理のメニューは沢山あるが、ここのおすすめはなんといってもジャンボステーキ!
定番の350gのステーキはもちろん、おすすめしたいのは450gのジャンボプレミアムリブステーキだ。
オーストラリアとアメリカから輸入している歯ごたえたっぷりの肉々しいステーキは肉を一日寝かせ、味をまろやかにした上で特製のタレに一日つけ込んでから焼き上げる。
特にプレミアムリブステーキは上位ランクの肉の中でも脂身と赤みのバランスがいいものを厳選している。国産のものに比べ脂身が多く無いので重くならず「こんなに沢山食べれない!」なんて言っていた女性が、ペロリと平らげてしまうことも多いという。
ところでなぜ店名がパブラウンジなのだろう?
実はもうすぐ創業35年になるエメラルドはかつてはお酒中心のパブとして営業していた。沖縄の一部ではお酒を飲んだ〆にステーキを食べるという文化があり、試しにメニューに出してみたら大好評。
「昔はステーキも食べれるパブだったんですけど今はステーキ屋にパブが付いている感じで、すっかり逆転してしまいましたね(笑)」
ステーキ屋として訪れると店内を入ってすぐのバースペースの少し妖艶な雰囲気に驚くかもしれないが、あくまでパブラウンジとしてスタートしたのでここのスペースも守って行きたい、ということ。
夜になると創業以来からの常連さんが、お酒だけを飲みに来るという風景も見る事ができる。このちゃんぷるーで不思議な雰囲気が、また移住したての頃の自分にはとても沖縄らしく思えた。
先代のオーナーが惚れ込んだという窓から見降ろせる中城湾(なかぐすくわん)の景色も、開放感に溢れていて気持ちいい。プチリゾート感が味わえると観光客にも好評だ。
また最近増築したというクラシックアメリカンを思わせるスペースは、パーティとして貸し切る事もできる。カジュアルすぎず、少し背伸びをしたような雰囲気なのでデートなどにもおすすめだ。
ところで取材中にいただいた450gのプレミアムリブステーキは、私も「こんなに食べれない!」と最初に言ったくクチだったが、あまりの美味しさと食べやすさに気がついたらペロリと全部平らげてしまった。
ダイエットは明日から…。
パブラウンジエメラルド
- 住所 /
- 沖縄県北中城村字島袋311
- 電話 /
- 098-932-4263
- Webサイト /
- https://emerald1979.stores.jp/
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