あの、路上販売アイスの総本山!?『アイスクリンカフェ アーク』

あの、路上販売アイスの総本山!?『アイスクリンカフェ アーク』

Reading Material

食べる

初回投稿日:2015.05.29
 最終更新日:2024.07.25

最終更新日:2024.07.25

あの、路上販売アイスの総本山!?『アイスクリンカフェ アーク』 クリップする

琉球歴文化体験モニタープログラム

かつて沖縄CLIPでも紹介した、路上のアイス販売「ビックアイス」、通称“アイスクリン”。夏期には、そこかしこで見かける日常の風景です。この、今年で40周年を迎えるアイスクリンに、総本山があるのをご存知でしょうか? 本部町の高台に、ひっそりと建つ怪しげ?な建物『アイスクリンカフェ アーク』は、2011年にオープンしました。

アイスクリンカフェ アーク 外観
 
ところで、過去記事では『Ice Crean Cafe 夕覧舟(アイスクリンカフェ ゆうらんせん)』と旧名でリンクされていますが、「『遊覧船』と間違って問い合わせされることが多い」との理由で、今年1月より「アーク」と屋号を変更したばかりです。
 
さて。何と言っても、異彩を放つこの佇まい…。遠目にも分かる不思議な存在感にドギマギしつつ、敷地内はさらにその個性的な造形に圧倒されます。

 
4階建ての店内は、総席数は80というかなりの広さが特徴です。イートインスペースは、2階にメインが2つと、静けさが漂う3階の個室はグループの貸し切りなどに最適です。

 
窓際はもちろん、人気のテラス席もオーシャンビューが素晴らしい。天気が良ければ数km先の伊江島“タッチュー”も姿を見せてくれます。

 
標高20~30mくらいでしょうか。屋上から広がるパノラマビューはまさに絶景! 特に、夏場は、サンセットも格別だそう。

 
もちろん主役は14種類程度(季節によって変動あり)のアイスクリンですが、せっかくなので、路上ではいただけないオリジナルメニューをご紹介。

 
イチオシは、アイスクリン3種類に、ホワイトクリームや色とりどり数種類の季節のフルーツをふんだんに散りばめた「虹色パフェ」(800円)。ザクザクしたホームメイドのワッフルコーンや、一番上に乗った朱色のざくろゼリーのニャクニャク食感も楽しめます。オレンジ、ピンク、イエロー、グリーン、etc… 7色以上からなる見た目も鮮やか、贅沢な一品です。

 
お食事は3つのランチセットから選べます。看板メニューの「アークスペシャル」(1,200円~)は、4~5種類からなる季節の生野菜をふんだんにON! その下は何も見えないですが、チーズ、ポークが大盛りご飯の上に、バッチリちりばめられています。バルサミコ、バジル、シーザーといった重奏的な味付けも食欲をそそります。さまざまな味で飽きることのない一皿。一番人気も頷けます。

 
ところで、建物をよく見ると全体が「舟」の形状をしています。独特すぎるこの世界観、よくよく聞くと、オーナーの上間さんが、元は建築家だということで全て納得です。「海も山も、洋も和も、何もかも全部ミックス」という、強烈なコンセプト。さらに、「サンゴなどの琉球石灰岩や琉球ガラス、庭にはブーゲンビリアやハイビスカスなど、沖縄で考えられる素材を、全部集めている」(!)とか。あたかも、あらゆる生物を詰め込んだ“ノアの方舟(=ark)”を彷彿させる壮大さ…。構想30年、「10年程かけて手作りしてきた」というオンリーワンの存在は、まさに“作品”と呼ぶにふさわしいものです。

 
全体感はもちろん、ディテールにも目一杯こだわりが詰まり、1つの記事では到底紹介できないほど多彩な見所やポイント…。取材を進めるほどにディープさが深まる、沖縄でも唯一無二のワンダーなスポットなのでした。

 

関連する記事

アイスクリンカフェ アーク

住所 /
沖縄県国頭郡本部町浜元950-1
電話 /
0980-51-6565
営業時間 /
13時00分~18時00分
サイト /
https://bicice.com/71074
インスタグラム /
https://www.instagram.com/icecrean_cafe_ark/

沖縄CLIP編集部

同じカテゴリーの記事

琉球歴文化体験モニタープログラム