「地元の人と触れ合って欲しい」オーナーが毎夜思いを叶える宮古島のゲストハウス「癒しの宿UmiOto」
「地元の人と触れ合って欲しい」オーナーが毎夜思いを叶える宮古島のゲストハウス「癒しの宿UmiOto」
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泊まる
初回投稿日:2015.09.05
最終更新日:2024.07.31
最終更新日:2024.07.31
オリオン印のビールジョッキが冷凍庫で凍らせてあり、屋上にはハンモックがある。かゆいところに手が届くゲストハウス。
「癒しの宿UmiOto」は、宮古島市街地の中心部からほど近い農村エリアに2015年5月にオープンしました。お部屋は全室が個室。ホテル派の人でも安心して泊まれる清潔感と、他のゲストや訪れる地元の人びととのほどよい交流が両方味わえるゲストハウスです。
「ゲストどうしが自然に交流できるように」とオープンなつくりの共有スペース。
オーナーの山本さん夫妻は、旅人として宮古島を訪れた7年前、あるゲストハウスに泊まりオーナーの人柄と生き様に惚れ込んでしまったのだそう。すぐさま「宮古島でゲストハウスをする」という目標を立てて足掛け7年。夫婦二人三脚で、夢を実現させました。
宿泊した日の夕焼け空。
UmiOtoの中心は、ゲストが集えるリビングとリビングから直接出られるテラス。そして、屋上に設えたルーフバルコニーです。夕暮れ時、ビール片手に屋上に登れば、ハンモックやデッキチェアでくつろぎながら夕日を眺めることができます。そのまま誰かとおしゃべりしていると、いつしか頭上は満点の星空に。
リビングから直接出られるデッキで"おと~り"
取材に訪れたこの日は27歳の島んちゅ「かずくん」が、お父さんがつくったというカツオのお刺身とぐるくんの唐揚げを携えてやってきました。生まれ育った宮古島が大好きなかずくんの宮古島トークを聞いているうちに、ひとり、またひとりとゲストが加わり、おと~りが始まりました。
かずくんが手土産に持ってきた家庭料理「ぐるくんの唐揚げ」
宮古独特のお酒の飲み方「おと~り」では、”親”が”口上”を述べ、それからひとりひとりにお酌。一周したら次の人に”親”をバトンタッチして、また口上を述べお酌をする、ということを繰り返します。
ルーフバルコニーからの朝焼け
かずくんによれば、「おと~り」は、シャイな宮古島人でも全員が発言をし、それを全員が聞けるように、という心遣いから生まれた文化なのだとか。「気持ちを酌み交わすのがおと~りなんです」という島んちゅの言葉からは、宮古島の人情の厚さを感じずにはいられません。
お部屋は全室個室で、冷房完備。快適です。
最寄りの穴場ビーチまで徒歩5分。山本さんが所有する船で沖合までシュノーケルに出かけることもあるといい、海遊びにもぴったり。中心市街地からはタクシーで1000円程度なのに、目の前にはサトウキビ畑が広がり、素朴な宮古島らしい風情が楽しめる「癒しの宿UmiOto」は、”いいとこどり”という言葉が似合う、何度でも帰りたくなる宿です。
癒しの宿UmiOto
- 住所 /
- 沖縄県宮古島市平良字荷川取1234-1
- 電話 /
- 0980-79-5011
- Webサイト /
- https://www.umioto.com/
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