幻の桜・クメノサクラが沖縄本島で観賞できる!
幻の桜・クメノサクラが沖縄本島で観賞できる!
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あそぶ
初回投稿日:2015.03.25
最終更新日:2024.04.22
最終更新日:2024.04.22
日本の桜の代表格ソメイヨシノが、本土ではそろそろ開花の時期を迎えますが、
沖縄にソメイヨシノはないのでしょうか???
沖縄の気候ではソメイヨシノは育たないといわれていますが、
実は、ソメイヨシノのようなタイプの桜が、沖縄にもあるのです!
一般的に沖縄の桜といえば、1~2月頃にピンク色に花咲く寒緋桜(カンヒザクラ)で、
花びらが散るときは、がくごとボトッと落ちる種類のもの。
それとは別に、3月頃に白い花びらで咲く桜が、
久米島に自生する『クメノサクラ』といわれる桜です。
クメノサクラは、桜の花の色が沖縄では珍しく白色。
花びらが散るときも、まるでソメイヨシノのように1枚1枚ひらひらと舞うのです。
沖縄で桜吹雪が観られる場所があるなんて!
そのほか、クメノサクラの特徴は、
はじめは白い花が、中心部が徐々にピンク色に変化していくところもポイントで、
香りもあります。
久米島に行かなければ観ることができないものでしたが、
実は、沖縄本島北部の本部町伊豆味(もとぶちょういずみ)にも
クメノサクラが栽培されているとのこと!
「幻の桜」ともいわれているクメノサクラが、無料で観賞することができるのです。
観賞できる場所は、本部町伊豆味の伊豆味駐車場すぐ横の参道。
その一帯に、約1000本ものクメノサクラが植えられているのです。
クメノサクラが「幻の桜」ともいわれる由縁は、
今から約60年前、久米島に生えていた白い桜に感動し、
伊豆味に持ち帰ってきたのがはじまりでしたが、
当時は衣食住も事欠く時代で、クメノサクラに肥料代をかける余裕がなく、
消滅寸前の状態となってしまっていました…。
2009年、寒緋桜にクメノ桜の穂木を接ぎ木して増やしていき、
昨年にようやく1回目のクメノサクラ花見会をできるようになったのだそうです。
本部町伊豆味といえば、タンカン(沖縄のみかん)の里。
会場では地元のおかあさんたちが、タンカンなど特産品を販売しているコーナーがあり、
なかでも、完熟タンカンを10個分しぼった生ジュースが、1杯150円でおすすめです!
伊豆味はタンカンでも有名ですが、寒緋桜も観賞できるエリアでもあります。
そして今では、クメノサクラも観賞を楽しめます。
「1~2月の寒緋桜に続いて、3月にはクメノサクラが開花するので、
ここは1年に2回も桜が観賞できるんですよ」と、
地元のかたも自慢の桜なのです。
今、ちょうど沖縄も桜(クメノサクラ)が満開の時期を迎えています!
観賞時期は今週いっぱいの予定ですよ!
伊豆味駐車場
- 場所 /
- 伊豆味駐車場すぐ横の参道とその周辺
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