読谷村はこだわりたっぷりの名店揃い！美味しいおすすめのお店6選

沖縄県内でも、特に個性的で、移住者にも人気の高い、読谷村（よみたんそん）には、強いこだわりを持つお店が多く、それぞれのお店にファンが多いのも特徴です。今回は、街の喧噪から少し離れて、自然を感じながら、こだわりのおいしい味を楽しめる、読谷村のお店を8つご紹介。どれも、わざわざ足を運びたくなる名店です。

「CLAY Coffee&Gallery」は、陶芸家 松田共司（まつだ きょうし）氏がプロデュースした器好きにはたまらない「やちむんの里」内にあるカフェ。沖縄の伝統的な本瓦屋根とモダンなコンクリート打ちっぱなしの空間で落ち着いた時間が流れています。料理を盛り付ける器は、すべて松田共司氏が手がけたやちむん。料理をより美味しく見せる器で、特別感が味わえます。



ランチタイムのおすすめはタルティーヌ。同じ読谷村内にある「おとなりや」のフォカッチャに自家製のバジルソースをたっぷりとのせ、その上に茄子、トマト、低温調理したチキンを敷き詰めたオープンサンドです。茄子とトマトはトロトロ、チキンはしっとり。1皿で満足のボリューム。カフェタイムにいただける大人味のティラミスも絶品です。

読谷村の人気のパン屋がこちらの「おとなりや」。お客さんが3人も入ると満杯になってしまうほど小ぢんまりとした店内には、70～80種類のパンが所狭しと並べられています。クロワッサンやメロンパン、クリームパンなどの馴染み深いものから、県産素材をふんだんに使用したお食事系パン、全粒粉を使用した健康志向のパン、動物性食品を使用しないベジタリアン対応のパン、グルテンフリーパンなど、目移りしてしまうほど。



小麦粉は北海道・九州・沖縄産の無農薬のものを、ライ麦はドイツ産とアメリカ産を、牛乳とバターは北海道のもの、塩と黒糖は沖縄県産。さらに卵は“健康で美味しい”と評判のEM卵を使うなど、出来る限り安心安全な食材を選ぶなど素材にとことんこだわっています。１番人気は、黒糖味のフレンチトースト「琉球松」。外はカリッ、中はプルッ♪ ２つの異なる食感が同時に楽しめます。

読谷村の人気観光スポットでもある「やちむんの里」近くにある「まいにち食堂」は、まるでカフェのようなオシャレな外観と内装の沖縄そば屋さん。お子様づれの女性でも気軽に来ていただけるくつろげる空間になっています。沖縄そばは６種類ですが、トッピング具材の追加で自分好みにアレンジ可能。あっさりが好きな女性も、ボリュームがほしい男性も、少食のお子様も楽しめるのが嬉しいですね。



こちらの沖縄そばは、化学調味料不使用。スープは昆布、豚、かつお、鶏、野菜などの天然素材を長時間煮込み、塩分濃度を人間の身体の血中濃度に合わせるといったこだわりが。スーチカー（塩漬けの三枚肉）と志林川（シリンカー）豆腐のゆし豆腐、かまぼこ、生アーサ（あおさ）がトッピングされた「生あーさそば」は観光客からも大人気。生アーサを使った一杯が味わえるのは「まいにち食堂」だけ。ヘルシーで珍しい沖縄そばをお探しの方にもおすすめです。

読谷村座喜味（ざきみ）にある壺屋焼（つぼややき）の伝統工芸士 相馬正和（そうま まさかず）氏が窯主の「陶眞窯（とうしんがま）」。330年の歴史を誇る壺屋焼ならではの、多彩な技巧を駆使した作品で全国のファンを魅了しています。その工房のすぐ隣にある「やちむん＆カフェ 群青（ぐんじょう）」では、陶眞窯の各種やちむんを販売しつつ、その器で本格イタリアンを提供しています。



ピッツァは常時8種類以上をラインナップしており、一番人気は、写真の「窯焼き島野菜（オルトナーラ）」。新鮮な季節の島野菜5種が、見た目も楽しく鮮やかに広がります。香ばしく焼きあがったふっくら生地と、トロトロのモッツァレラチーズの濃厚な香りが混ざり合うその味は、ピッツァの王道を感じさせてくれます。ニンジンポタージュスープ、完熟バナナ黒糖スムージーなどのサイドメニューも人気。可愛い器と一緒に楽しんでくださいね。

読谷村にある人気の洋菓子店「Joie Joie」。那覇市出身で、38歳まで沖縄県外の名店で洋菓子の修行をし、約７年間県内の高級リゾートホテルを舞台に洋菓子作りを続けていましたが、子どもが産まれた事を機に「子どもを身近に感じながら仕事がしたい」と独立を決意したオーナーがオープンさせたお店です。



「自分の子どもに安心して食べさせられるお菓子を」と、食材ひとつひとつにもこだわりのストーリーを感じます。例えば卵は、読谷村で放し飼いされた鶏のもの、そしてお砂糖は、ミネラルが豊富で自然に近いきび糖を使い、読谷村のオーガニックレモンや、地元のおばあちゃんの作る味噌なども使ったお菓子が並びます。読谷の美味しさと笑顔をつなぐ、「Joie Joie」のケーキは絶品です。

お店の雰囲気もどことなく外国のパン屋さんを思わせる雰囲気のベーカリーカフェ、「水円（スイエン）」は、天然酵母パンを作って販売しています。入り口を開けると、高い天井に異国情緒溢れる内装とインテリアで、裏庭にはロバがおり、まるで絵本の世界にいるような雰囲気のあるお店です。



「水円」は、宜野湾市（ぎのわんし）にある有名店、宗像堂（むなかたどう）で修行したオーナー森下さん夫婦が、読谷村にオープンしました。石臼でゆっくりひいて甘みを出した小麦粉を使用し、手作りのレンガの窯で、またゆっくりと時間をかけて焼き上げる、ずっしりもちもちとしたパンは噛みごたえがあり、病みつきになってしまいます。おススメの時間帯はパンが出そろい、プレートも注文できる11時頃だそうです。