外国の童話に出てきそうな天然酵母のパン屋さん「水円」

Reading Material

食べる

初回投稿日:2013.11.05
 最終更新日:2024.04.25

外国の童話に出てきそうな天然酵母のパン屋さん「水円」

緑に囲まれた古民家の目の前には大きながじゅまるの木、
裏庭にはロバ。
ここは天然酵母のパン屋さん「水円」。

天然酵母のパン屋さん「水円」外観


入り口を開けると、高い天井に異国情緒溢れる内装とインテリア。
扉を開くと店内に漂う香ばしいパンの香りは
まるで童話や映画に出て来る、小さい頃憧れていた外国のパン屋さん。

天然酵母のパン屋さん「水円」店内


どこを切り取っても絵になりそうな味のあるベーカリーカフェ水円は、
宜野湾(ぎのわん)にあるパン屋•宗像堂(むなかたどう)で修行したオーナー森下さん夫婦が、読谷村(よみたんそん)に3年前にオープンした。

天然酵母のパン屋さん「水円」店内


ずっしりもちもちとしたパンは噛みごたえがあり
天然酵母特有の酸味に慣れると病みつきになってしまう。
石臼でゆっくりひいて甘みを出した小麦粉を使用し
これまた童話に出てくる様な手作りのレンガの窯で、またゆっくりと時間をかけて焼き上げる。

「水円」の天然酵母のパン

水円のかまど


バター、卵を使わず県産の野菜にこだわっているので
ベジタリアンの方も安心だ。

木のぬくもりを感じる店内の内装は、奥さんのカオルさんが旅した
インドやネパールの山奥にある食堂のイメージだという。
トタン屋根に長椅子に長机、店先にかまどがあって
お客さん達が談笑しながらお料理を楽しむ…。
そこに実家の縁側から出入りしてい内装のイメージを、
ご夫婦と友人で、1年かけて自分たちの手で仕上げていった。

水円の店内


パンを買うだけでなく、この雰囲気を存分に楽しむ為に
ランチプレートなどのメニューもあり、カフェとしての利用も出来る。

水円のランチプレート


混んでいる日は2〜3時にはパンが売り切れてしまう事もあるとか。
おススメはパンが出そろい、プレートも注文できる11時頃だそう。

「じつは裏庭にいるロバで周るパン屋さんにしたかったんですよ。今でもその計画はあるんですけどね。」

水円の裏庭にいるロバ


そんなユニークな夢を笑顔で語る森下さんだからこそ
アットホームなのに異次元を感じる、不思議であたたかい空間がつくれたのかもしれない。

新しい読谷村の風景として、そんな素敵な夢をいつか実現させてもらいたい。
 

関連する記事

水円(スイエン)

住所 /
沖縄県読谷村字座喜味367
TEL /
098-958-3239
営業時間 /
10:30~日暮れまで(パンは売り切れ次第終了)
定休日 /
月〜水
Webサイト /
Instagram/https://www.instagram.com/suienmoon/
HP:http://www.suienmoon.com
blog:http://suienmoon.exblog.jp

沖縄CLIP編集部

同じカテゴリーの記事